自カプ経歴書

先日友人と「自カプの経歴書作ってオタクと名刺交換のノリで紹介し合いてえ」という話題で盛り上がり、世間はすっかり自粛ムードだしいっちょやってみるか、俺はオタクと真実の話がしてえと思い立ち書いてみました。

2010年以前~

●涼宮ハルヒの憂鬱(古キョン)
やはり原点であり私が男二人に求める根底がここにあるなという感じがします。今でも俄然萌えており、気づけば10年の月日が経っていた。
丁度10数年前でニコニコ動画が流行っていた時期で、フィクションにおける同性愛が大分ネタ扱いされてた事もあり古泉も「顔が近い」の名称でガチ的な扱いを受けていたのですが(これは今思い返してもcvを担当した小野大輔の相乗効果と共に公式側も乗っかった部分がまあ、あったな…時代だなぁ…と思います)
原作ではあくまで仄めかす程度でありながら古泉一樹のバックボーンに触れており、「中学生の時ハルヒの願望により突然超能力者として選ばれ能力に目覚め、神人と戦う事になった」「当時は自殺も考えた」旨がうっすら語られており、古泉、古泉お前…お前…。となってしまった。齢15歳の子が…。
古キョン、当時も相当フューチャーされていた覚えはあるのですが、私はどうにかして古泉に報われて欲しくて、キョンに古泉を救って欲しくて、そういった傾向の古キョンサイトやMADを発掘しては摂取していました。片両想いみたいな概念を死ぬ程好んでいた。当時の私は自覚してからはキョンが先に腹を括るのだが古泉が僕ではあなたを幸せに出来ませんあなたは涼宮さんと云々…と逃げ腰の所に「ウダウダ言うな、俺はお前を選んだんだよ!!」と一喝するみたいなのが好きでした。今でも好きです。
3年前の七夕の日、中学生古泉にキョンが会いに行く話を今でも待ちわびています。驚愕は恐ろしくて未だ読了出来ていないのですが、10年前の私はよもや未だ原作が完結したのかもよく分からない状態で今でも俄然古キョンに萌えているとは思ってもいませんでしたね…

●ヘタリア
言わずも知れた…。同年代のオタクは濃度の差こそあれ通って来たであろう道だと個人的に思っています。ここで同人誌の存在を知り購入していた。皆こぞってキャラソンCDを購入しカラオケで歌っていた覚えがあります。ていうか私のキャラソン知識はハルヒ、ヘタリアで止まっているのですが…。
私は島国同盟(イギリスと日本)の組み合わせが好きでした。イギリスの正式名称を覚え世界史のテスト等の際多少役立った覚えがあります。今思うと、「ツンデレは攻めに置きたい」という趣向はここで生まれた気がします。

●純情ロマンチカ
丁度商業BLを開拓していた初期に読んでた事もあり…王道を取り揃えている、BLの離乳食の様な立ち位置で…。アニメ化も確か3期やっていて(すごいね)二次創作を扱ったサイトも結構な数あった覚えがある。当時からエゴイストが断トツの人気だったと肌で感じていたのですが、私はテロリストが好きだった…年齢差が結構えぐい(17歳差、元嫁の弟)のと受けの子が登場時高校生だった事もあり、今読むともしかして受け入れられないかもしれない(倫理観を得てしまったので…)という危うさも含めて魅力的というか…
作中既に故人となった初恋の相手に囚われ、その思い出の中で生きていくつもりだった男が巨大なエネルギーを持った相手に押され、巻き込まれ、故人に囚われていた自分自身と折り合いをつけ、最終的にその相手と幸せになってしまうという、今書き出すと本当に私が好きになるであろう設定だな…と思います。

2012年~

●マギ
シンジャが覇権だったな…という覚えがあります。皆大好き主従関係です。当時(10巻辺り)シンドバット黒幕説とかあって好きだった覚えがあります。
あと私はカシムが好きだった…生まれた環境がこの子をそうさせた…みたいなキャラクターが好きでな…本当に…(好みが何ひとつ変わっていない…)

2014年~

●銀魂
昔から好きではあったのですが、たまたま歯医者で手に取ったジャンプで因縁の高杉との対決、及び銀時の過去が明かされていてそこから再読し出しました。実写化映画もね、観に行ったよ…賛否ありましたが、やっぱビジュアルの再現度は凄かったよなという印象でした。あとこのタイミングではらださんを知った。完全に余談ですがはらだ作品は「にいちゃん」が一番好きです。

2015年~

●おそ松さん(一カラ)
今思うと一松に一番共感していた事もあり、カラ松に対して一方的な執着と愛憎を抱いてる一松という解釈でやっていた。永遠に一松の片想いであって欲しかった…。こうやって解体していくと本当に己の癖というか核が暴かれていくな。心の露出狂だわこんなん。攻めに信仰心を抱かせがち。

https://twitter.com/koshihire29/status/1225383695198015491

こういう解釈でやっていた。
重い。ギャグアニメやぞ。

2016年~

●ユーリオンアイス(勇ヴィク)(オタユリ)
こちらの作品もまた当時ビックウェーブが起こっていましたね…この作品に関しては各キャラクターの関係性もさる事ながら、同性2人が何も咎められる事なく周囲に普通に祝福される展開が良すぎて泣いてしまったのであった。お揃いの指輪…。師弟関係でも友人でも恋人でも何だって良いんだよ、それは2人が決める事であって周囲が決めつける事では決してないんだよという主旨が一貫してた作品だったなぁと思います。名前のない関係という名称、概念をここで知った。
あと初めて公式イベントなるものに参加する体験をした。劇場版についての続報は近く発表されるのでしょうか…

2019~

●メサイア(月詠の刻)
Twitter の好きな人がハマってるのをきっかけに知り、その時たまたま黄昏の荒野が公演中だった事もあり観に行き衝撃を受け、シリーズ通して観るに至った。公式の名称が魂の伴侶だもの…。あと全編通してアクションが凄かった。その中でも特に刺さったのが宗教団体の元信者と元御神体の組み合わせ(前者は後者の正体を知らない)及びその二人のメインである月詠の刻で、改めて書くと本当に今まで私が刺さったカプの集大成の様な…物語の結末に触れてしまうので詳しく書けないのですが、信仰カプ(そんな名称は無い)を愛しがちな人は取り敢えず観て…そして感想を教えて……。骨は拾うから…。私は初めて月詠を鑑賞してから1年と少し、メサイア本編の完結を観届けてから半年以上が経とうとしていますが未だに事あるごとに傷口が開き血を流しています。助けてください。

〜まとめ〜

ざっとですがこんな感じです。書き出していくと予想以上に己の癖及び核に触れざるを得なくなるな…と思いました。やっぱり刺さりやすい型ってある程度は決まってるんだな…友人にもやって貰ったのですが、これ色んな人の見てみたいなと改めて思いました。

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