天才を殺す凡人

「天才を殺す凡人」は、組織で働くすべての人にオススメできる良書だった

1/18に発売した「天才を殺す凡人」が、組織で働くすべての人にオススメできる良書だったので、ちょっとだけ紹介させて欲しい。

はじめに断っておくと、僕は著者の北野唯我氏とは友人である。
正確にいうと、けっこう友人に近いファンだ。
古くからの友人ではないが、僕があまりに熱心なファンだったので、前作の「転職の思考法」からプロモーションに参加させてもらったり、書籍に名前を載せてもらったりしている。
なので、友人の本が売れて欲しいという気持ちから無意識に高く評価している可能性もなくはないが、それでも信じて欲しい。

良いものは良い。
読めばわかる。
きっと後悔させない。

転職の思考法」も素晴らしかったけど、「天才を殺す凡人」も同じくらい素晴らしかった。

北野唯我の本には、いくつか素晴らしい共通点がある。

◆優しい
北野唯我の本は優しい。
なるべく誰も傷付けずに、なるべく多くの人を救おうとしている。
天才を殺す凡人」も、天才を持ち上げて凡人を非難する内容ではまったくない。
むしろ、自分が「凡人」であると思っている多くの人にとって救いのある内容になっている。
一冊を通じて、「天才」も「秀才」も「凡人」も、世の中を前に進めるために等しく重要な存在で、そこに上も下もないという想いで作られている。
凡人をバカにする視点は一切ない。
僕は自分を「凡人」だと認識しているけど、そんな僕から見てもとても勇気が湧く内容だった。

◆実践的
北野唯我の本は実践的だ。
前作の「転職の思考法」がそうだったように、今すぐに使えるノウハウがたくさん詰まっている。
ノウハウ本というわけではなく、世の中にある難しい問いに応える本なのに、めちゃめちゃたくさんのノウハウが詰まっている。
思想とノウハウ両方が一度に手に入る。
こういう本は少ないので、端的に言って貴重だ。

◆読みやすい
北野唯我の本は読みやすい。
転職の思考法」も「天才を殺す凡人」も、物語形式になっていて、読みやすい。
天才を殺す凡人」は、2時間かからずサクサク読めた。
本は買った瞬間が一番読みたい状態なので、一度閉じてしまうとなかなか続きを読む機会がない。
天才を殺す凡人」は、読み始めたら一気に最後まで読めるので、忙しいビジネスマンにもオススメだ。
これが北野唯我の筆力によるものか、物語形式というフォーマットによるものか、あるいはその両方なのかは分からないけど、北野唯我の本を読むと、「これからのビジネス書は、ぜんぶ物語形式になるんじゃないか」と思ってしまう。
そう思わせられるほど、「天才を殺す凡人」は読みやすい。

◆気付きが多い
北野唯我の本は、気付きが多い。
これこそが北野本の真骨頂だと思ってるんだけど、北野本は、読みやすいうえに気付きが多い。
普通、気付きの多さと読みやすさは両立しないんだけど、北野本は、本当に読みやすくて本当に気付きが多い。
他にも読みやすい本はある。
ただ、サクサク読める本では、一冊の本を通して伝えたいメッセージは一つというパターンも多い。
でも、北野本については、2ページに1個くらいドッグイヤーができて、途中からドッグイヤーの意味がなくなる。それくらい気付きが多い。
率直に言って、この文字数でどうやってこんなに人に気付きを与えられるのか、僕には理解できない。
北野本を読んだ人は、みんな
「著者の頭の中はどうなってるんだろう。いったい彼にはどういう風に世界が見えているのだろう。」
という感想を抱くとおもう。

(本当は本の中身にも触れたかったんですが、長くなってしまったので、一旦ここで終わりにします。)

僕は、この本はなるべく多くの人に届けるべき本だと(勝手に)思っている。
この本を読むことで、救われる人が絶対にいるはずだと思っている。
僕にもっと文才があれば、僕にもっと影響力があれば、この素晴らしい本を世に広める後押しができるのに。。。
もどかしくて仕方ないけど、もしこのnoteを読んで興味をもってくれた人がいたら、ぜひ買って欲しい。
できれば感想とかも教えて欲しい。
この本を読んだ人達と酒飲んで語り合いたい。

天才を殺す凡人
https://www.amazon.co.jp/dp/4532322537/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_76avCbR1PVS7D

転職の思考法
https://www.amazon.co.jp/dp/4478105553/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_UubvCbJ15D1HP


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