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画像生成AIは生命を奪わない銃である

はじめに

Xでは毎日のように画像生成AI関連のトラブルを見かけるようになりました。ヘイトと殺害予告が飛び交うX.comヤバいです。

私は法律の専門家とかではないので、このページを根拠として話すのはやめてください。また、私は画像生成AI技術そのものは肯定する立場で記事を作成しています。

以下のツイートを見かけたのでこの記事を作ろうと思いました。


裏方さんが今回受けた被害一覧

LoRA(LyCORIS)を公開、収益化される(収益の詳細は不明)

R-18画像を大量に生成される

殺害予告

暴言などは省くとして、おおむねこの3つになるかと思います。
次は順番に説明します。



法律的にどうなの

LoRAの公開

LoRAの公開そのものは著作権法上で追及するのは厳しいように思います。
なぜなら、著作権法で守ってもらえるのはアイデア(画風)ではなく表現(イラストそのもの)だからです。
その為、著作権法で追及したいならお前の作った絵はこの絵と似てるだろという明確な1枚を持ってこないと厳しいであろうと思われます。
なので、不正競争防止法から攻めたほうがいいんではないでしょうか。

二 自己の商品等表示として他人の著名な商品等表示と同一若しくは類似のものを使用し、又はその商品等表示を使用した商品を譲渡し、引き渡し、譲渡若しくは引渡しのために展示し、輸出し、輸入し、若しくは電気通信回線を通じて提供する行為

不正競争防止法 二条一項二号

以下のものを見ると、モロに名前を出しています。

正直なところ、画風が似てるだけだとそれに関してどうこう言うのは難しいですが、名前とセットで売り出すのはヤバいでしょ。
重要になるのは、他人の著名な表示に似たものを使用し、それによって混同を生じさせたり、その人の名声を利用したりする行為です。



R-18画像を大量に生成される

正直、こっちに関してはなんとも言い難い気がします。

わいせつ物頒布等の罪、業務妨害罪あたりが該当するのかなぁ…

絵に併せて裏方風とかつけてたら問題になりそう。


殺害予告

生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。

刑法222条

逮捕されてください。


結論

対応

正直、殺害予告は完全にアウトなのでこれはどうあってもダメでしょ。
ぶっちゃけ弁護士に相談するのが一番いいと思います。

……やってたわ!


画像生成AIは生命を奪わない銃である

画像生成AIは、アメリカなどでの銃とよく似ている気がします。
銃を持つと強くなった気がして(実際強い)気が大きくなる人がいます。
この原因は、コンプレックスに起因している一面があると考えています。
「弱い自分を払拭したい」という思いがこじれまくって暴力的な言動に繋がっているのではないでしょうか。

生成AIが生命を奪う事ありませんが、人を傷つける事は起こり得ます。
私はAI、テクノロジーが好きですが、人が傷つけられるのは好みません。
法律によってAIが全面禁止となる未来が来ないことを祈っています。



おまけ

私は瑞島フェレリという人物は全く知らなかったんですが、界隈ではかなり有名な人物だったようです。

有名なマジでやべーやつじゃん。

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