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3ヶ月連続リリース&MV公開


ども、西山晃世です。


まずは3ヶ月連続リリース、本当にたくさんの応援をありがとうございました。皆さんの言葉に救われ、なんとか制作を終えることができました。

昨年11月にリリースしたミニアルバムが初のチャートインを果たし、そこから西山晃世として加速するべく、すぐに取り掛かったのがこの連続リリースです。

スタッフ陣と話し合い、せっかく連続でリリースするのであれば、全曲ストーリーが繋がっていた方がファンの皆様に喜んでもらえるのでは?という話になり、3曲で1つの作品を作ることになりました。

別れ、迷い、旅立ちの3つを各月のテーマとし、「恋してるビーバー」「DAN」「ブルーベリーウルフカット」の3曲を添えました。


この3曲のストーリー。
皆様には、失恋の物語に見えていたと思います。

ですが、この連続リリースには裏テーマがあります。

それは、「コロナ禍で死別した男女」というテーマです。

共に暮らし、愛し合った2人。
しかし、突如女性がコロナに感染し、帰らぬ人となってしまいます。

コロナ感染者は、死後もビニールで隔たれ、手を握ることも別れを言うこともできない。


それが恋してるビーバーでのワンシーンに繋がります。

赤いガーベラを持った女性がビニールに包まれ、冷たく孤独なコンクリートの部屋で横たわる姿。


最後に会うこともできず、伝えられなかった思いを語りかける姿。


悲しみ、寂しさ、孤独、幸せ、感謝。
さまざまな感情が混ざり合い、溶け合い、流れていく。その心を表現したのが絵の具シーンです。


そして残された男性は、未だ現実を受け入れることができずにいます。それを描いたのがDANです。


前へ進むために赤いガーベラを供えに行こうとしますが、どうしても行くことができません。


自暴自棄、無気力、狂気、怒り、疑念。
さまざまな感情の中で迷い苦しみ、何度も同じ日常をループしています。

冒頭のカフェシーン。
1回目は普通のカフェですが、2回目にはお客さん全員が倒れており、3回目には誰もいなくなっています。


幻覚が見えるほどの錯乱状態にある男性、その精神面を映像で表現しました。


そして4回目のループ、男性の手から花束がなくなっています。


これは男性が現実を受け入れ、今は亡き恋人に会いに行ったことを意味しています。


ラストシーンでは、花束を拾い上げる女性の影。最終作で2人の道が交差することを暗示しました。


どんなにつらくても変わらず朝日はのぼり、なんとなく日常は流れていきます。


2人が暮らしていた家には、今も2人が愛し合っていた毎日が映ります。

ひとりでは広すぎる部屋。


2つのソファー、2つのクッション。


ダブルサイズベッド。


ペアリング。


女性の服、好きだったドライフラワー。


湯気が出るほど暖かなコーヒー。
そして冷たくなってしまったコーヒー。

2人の境遇や心を映しました。


シーンが変わり、非現実的な空間をひとりふらつきながら歩く男性。


そして、今まで一度も同じ画面に収まることのなかった2人が初めて見つめ合い、男性を強く抱きしめます。


このシーンはどういう意味なのか。


最後に、寄り添う2本の赤いガーベラが映り、この作品が完結します。


これが3ヶ月連続リリースとMVで描いていた本当のストーリーです。

コロナ禍の異様な光景に慣れた自分たちへの忠告、その先にある微かな希望。それを表現するために、音楽と映像を使い作品にしました。

この文章を見てからMVを見ると、また見え方が変わってくるかと思います。
このシーンにはこんな意味があったんだなど、色々なことを考えながらもう一度見ていただきたい作品です。

改めて、3ヶ月間見てくださり本当にありがとうございました!

これからもたくさん聞いてあげてください。

今後とも西山晃世をよろしくお願いします🫐🐺💇🏻‍♀️

では!

西山晃世

↓3ヶ月連続リリース Music Video URL

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