18「突」

 あの子は僕のせいで死んでしまった。未だにそう強い自責の念に駆られる時がある。何年経ってもこれは時間が解決することはできないだろう。解決するべき時は過ぎ去ったのだから。
こんな話をするのも君に「あなたのせいではないから、安心して」と言われたいから、なのかもしれない。きっとその言葉は強く突き放してしまうだろう。自ら、不幸になろうとしている。この悩み病んだ感情が気持ちいいのか。

おやすみなさい

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