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ノーリグに関する意外な発見

偶然中国のサブスクである「QQ音楽」というところに、Spotifyにはないノーリグの曲が揃っていることを発見しました。

中国のインターネットは他の国との間に壁があり、いわゆる無法地帯で、ここには著作権も原盤権も一切通用しなく、誰でも音楽をサブスクにアップロードできるのです。

印税がミュージシャンに還元できないというのは確かによくないこと。収入にならなければ、次にいい作品を作るのに繋がれないから。

ですが、権利のトラブルのせいで、グローバルなサブスクにアップロードできない曲もいっぱいあります。ノーリグの一部の曲もそうでしょう。廃盤になった今、どこにも買えないし、Spotifyにも載せてない。和奏さんが書かれた大事な曲はまだ知らない人のところに届かないのはどれほど悲しいことか、想像もしたくないです。

利益の問題よりもちゃんと受け継がれるかの方が切実だと思いますから、海の向こう側にいるリスナーに届き、認められ、爪痕を残せたというのは実際に利益が発生しなくても、心の糧になるのでしょう。QQ音楽のノーリグの紹介するページをご覧ください。説明する文字は丁寧に書かれています。

翻訳: NO REGRET LIFEは日本のロックバンドである。ボーカルの小田和奏さんの少しがさついた歌声はこの世にまだ本物の音楽が存在していることを思わせてくれた。感染力抜群な楽曲を聞いたら不可解な衝動が湧いてきそうで、一人でいる時に聞くとかなり効く。
以前「失くした言葉」という曲はナルトのエンディング曲に抜擢されたことがあり、独特な魅力で魅了してくれました。

ノーリグの曲中期から後期まで全部揃ってある宝箱なのです。円盤の紹介も日本語のまま載せてあります。



翻訳:「ハローグッバイ」という曲は本当に穏やかで優しい雰囲気に満ちている。 ミディアム・テンポだが、没入感がある。 この曲は感情的にエネルギーが高く、心に響く。 歌詞は、人と人との別れと出会いという深いテーマを表現している。特別で大切な思い出がよみがえり、古き良き時代への郷愁をかきたてるからではないだろうか。 この曲の背景には、小田和奏さんが思い出深い別れや出会いを経験したからこそ、このような真摯な歌詞や感情が生まれたのかもしれない。 静かな夜に聴くと、心に安らぎと癒しを与えてくれる。 この曲をマークしている人たちは、このような心に響く楽曲を評価できるセンスの持ち主なのだろう。
翻訳:僕もノーリグの曲のような力強い曲を書きたい。それまでは頑張ろう
「private work 01」の「会いに行く」に対するコメント

面白いコメントを見つけたので、翻訳してみました。他の中国のサブスクにも、このようなコメントいっぱい書かれています。

文化の違いのため、中国では著作権や原盤権という概念はあまり一般人の中に叩き込まれてないから、本能のままに海賊版を楽しみ、拡散する連中ですが、上記説明やコメントの文字から愛を感じるのではないでしょうか。

日本のロックバンドの曲は星の数だけあり、歴史の埃に埋もれた優秀な曲も少なくないと、友達から言われました。好きだから少しでも励ましになれたらと思って頑張って熱い思いを海の向こう側へ届けたいのです。ちゃんとここに残っているよって。


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