BE:1の売上結果

お久しぶりのBE:FIRSTの話です。
ファーストアルバムの「BE:1」が先週8/31に発売になりましたね〜。円盤で売ったのは「Gifted.」「Bye-Good-Bye」に続いて三枚目となります。
今回のアルバムですが「とにかく数字出したいんで特典商法フェス開催します」みたいな売り方だったんですよ。

①アルバムの基本情報

タイトル:BE: 1
発売日:8月31日(水)
形態数:7形態(5形態+BMSG MUSIC SHOP限定版2種)

値段は一番安いもので3,300円、DVDが2枚つくと8,800円、1枚つくと4,400円。なので全形態買うと47,300円になります。約5万円。国内旅行ができる。内容だけで言えば3種類なので、ランダム特典狙うとかヨントンやリハツアー狙いたいとかカフェ行きたいとかの特典狙いをせずに収録内容だけ網羅したい場合は16,500円かな〜。でもこれもジャニーズの3形態買いと比べると5,000〜6,000円くらい高い印象ですね。BMSGなんでも高いんですよ。

②店舗別特典

セブンネット:収納ボックスにランダムで紙製のメンバー写真全8種
HMV:ランダム全8種クリアしおり
BMSG MUSIC SHOP:ランダム全8種フォトカード入りパスケース
Mu-mo:LIVE映像付きはミニアクスタ、MV付きはランダム全8種ミニアクスタ
Amazon:ロゴ入りポーチ
楽天ブックス:ランダム全8種アクリルコースター
タワレコ:ランダム全7種ブロマイド
TSUTAYA:ランダム全7種ICカードステッカー
WonderGOO・新星堂:A4クリアファイル
neowing:ランダム全7種クリアトレカ
Joshinディスクピア:缶バッジ
コーチャンフォーグループ:ポストカード
その他:A3クリアポスター

ランダム多すぎ!グッズ売りたいのは構わないんだけど、アクスタもブロマイドも何でメンバー指定で買わせてくれないのか。

SKY-HI、インタビューで「CDをグッズとして出している。全ショップの特典が事務所に揃っているが僕自身も集めたいなと思った」みたいな話してるんですけど、全部集めようと思ったらファン、相当な金額をつぎ込まないと無理です。専業主婦の人だとかなりの生活費を投入することになるしお金が自由になる独身社会人でもきついんじゃないかな。ジャニーズだとあなたがランダムで出してるグッズ、全部メンバー指定で買えますけど。

まぁわかるんですよ。金ですよね!O・KA・NE!複数買いしてもらわないときついもんな。

ランダム特典つけてもセカンドシングルはファーストに比べて55,000枚売り上げ減ったもんね…。ちなみに映像系も売上枚数下がってまして、「"FIRST" One Man Show -We All Gifted.-」はDVD、Blu-ray合わせて5.6万枚の初動でしたが、6月に出た「THE FIRST FINAL」は4.7万枚でした。9千枚売上下がってます。以前ファンの実数を見るには映像特典の売上を見るといいというのを聞いたことがありまして、私なるほどと思ったんですよね。というのは映像作品ってCDと違って単価が高いので複数買いする人が少ないんですよ。特典も映像作品で同時購入とかそういうのあまりないし。そういう意味では実質ファン5万人弱なのかな。

多分BE:1の予約数が少なかったんだと思うんですよね。だって各レコード店の予約ランキング見ても全然上の方にBE:1なかったので。それでついに驚きの特典祭りでノイズである積みを積極的に推奨する売り方を(一枚目からそうだったんですけど)より露骨にやり出したんですよね。

③シリアルコード特典

ヨントンです!これは「ファンのみなさん積んでください」という明確な意思表示です。
そしてリハ観覧ですね。リハ観覧は正直いいな〜!これ、自分の推しがやってくれたら嬉しいですよね。でも絶対馬鹿なファンがキャーとか指ハートしてとかいうからなぁ〜。メンバーが集中できるような形での観覧だといいですね。というのはですね、過去のライブで全然ファンサするような曲じゃない時にファンがしつこくファンサを求めて、それにメンバーも、慣れてないから仕方ないんですが、ファンサで応えてしまっていたらしいんです。リハ中にテンション上がったファンに「きゃ〜!お手振りして〜」とか言われてお手振りしてリハが気もそぞろ、とかにならないといいですね。あるいは推しがガチのダメ出し食らってるのを見ちゃって、メンバーもファンも凹むっていうのもあったらかわいそう。頼むからファンの見てる前ではメンバーをキツく叱ったりしないでくださいね。ファン凹むから。

④TSUTAYAカフェ先行予約権

BE:FIRSTはアルバムの販促でTSUTAYAカフェでコラボやりまして、メンバー考案オリジナルメニューとかやったんですけど、②と③の特典情報出して一通り予約が終わった後に出したんですよね、これ。コラボカフェに確実に行きたければ新たにTSUTAYAで予約してくださいね、っていう仕様。わりと鬼畜!これでさらに追加してる人も結構いましたし、一方で流石にもう無理だよ〜っていう人もいました。

⑤収録曲の大半毎週一曲ずつ先行配信してフラゲ日1日前は全曲配信

これは「もうたくさん予約してるけど待ちきれない!先に配信してくれるなら買う!」っていうファンから搾り取るためですね〜。二重三重に同じ曲を買わせよう、一曲を何回も買わせようっていう作戦。

さて、それでは結果を見ていきましょう。

⑥売上結果

CD売上

CD販売枚数は上記の結果になりました。ちなみにオリコンベースです。これで私が思ったのは
「15万枚超えたね!おめでとう!」
「Giftedは越えれなかったけど何とかBGBは超えられた」
「ランダムグッズ、リハ観覧、ヨントンと特典あれだけつけて、後出し特典もつけてこれか。数字リアルだなぁ」
「フラゲ日売上の割合がどんどん高くなっていってるなぁ」
ということです。

ここでちょっとフラゲ日についてご説明しましょう。
まず、フラゲ日というのは発売日の前日のことです。
大抵の場合日本のCDは水曜日発売なことが多いです。でもCD屋さんでは(お店にもよりますが)火曜日の午後くらいから水曜発売のCDを入荷して店頭に並べるので火曜日に買えるんですね。例外的になにわ男子のデビュー曲のように金曜発売です、ということがありますが、その場合はフラゲ日は木曜日になります。火曜日が祝日の場合は月曜日から店頭に並び始めるので、月曜日と火曜日がフラゲ日になります。要は発売日の前に購入出来る日をフラゲ日といいます。

フラゲ日売上にカウントされるのは火曜日に店頭で販売された分と通販予約分になります。ただし、通販予約分でも代金引換とか受け取り時にお金を払うようになっているものは入らないそうです。クレジットカードなどで事前に払った分は入ります。ファンクラブ限定盤もこのフラゲ日売上に入ります。たまに「届いた日です」とか言ってる人がいますが、通販で事前に決済されたものということですので配送業者の配送状況にかかわらずフラゲ日でカウントされます。


発売週のトータル売上におけるフラゲ日売上の割合が高いことから言えることっていくつかありまして、まず「予約して買っている人が多い」ということ。その楽曲、CDの発売を楽しみにして、絶対買い逃しのないように予約を入れている熱心なファンの割合が高いということですね。それから「追い○○をしている人が少ない」ということ。最近のファンによくあることですが、オリコンのデイリーの数字を見て売上がヤバそうだから追加で買います!という動きがあることあるんですね。この数字がやばそうだから追加で買わなくちゃ、の「追い○○」が多いとそうでない場合と比べて週の後半の売上が伸びるので結果フラゲ日の割合が下がります。あとは滅多にないことではありますが、発売週に音楽番組に出てパフォーマンスを披露した結果、ファンでない人が「いいじゃん」とか言って一枚買ってくれる、そういう人が多い、というパターン。この場合も後半の売り上げが伸びてトータルが増えるので、結果フラゲ日のトータルにおける割合が下がります。
ただ、この3番目のパターンの場合はトータルの売上も過去作に比べて上がるはずなんですね。なので週間合計の数字は過去作に比べてそれほど伸びていないのにフラゲ日売上の割合が過去の実績に比べて低い場合は「やばい!追わなくちゃ」という熱心なファンの活動によるものということになります。
BE:1はどうかというと、発売週の合計数値がさほど高くなく、さらにフラゲ日割合が週間合計のほぼ8割ということで、熱心なファンの予約がほとんどということですね。デイリーの結果が出たあと、「いい数字だから20万枚行きたいね!」という声がちょっと出たんですが、既にこれまでに相当積んでますし、単価の高いアルバムなので追いBE:1はあまりできなかったようです。

ダウンロード数

こちらはダウンロード販売のデータです。デイリー、ウィークリーでオリコンが出しています。
黄色くハイライトしてあるのはシングル曲やアルバムリード曲、その他気合が入っている曲(プレデビュー曲、海外有名アーティストコラボ曲)などです。この辺をアルバムの中の一曲と同じに考えるのはよろしくないので。
最初の方の曲の週間合計は数字を取れていませんでした〜。そして探しても載せている人がいなかった。
このDL開始日のDL数から見て取れるのは「楽曲のリリースを楽しみしていて初日に買う人」の移り変わりですね。Shining Oneは流石にプレデビューだしみんなの期待値も興奮も高くて最高の数字、次がCD販売の二ヶ月前に先行でDLやストリーミングで販売開始したBGB。この辺は妥当ですが、3位がデビューシングル前に出したKick Startなんですよね。これは意外。デビューシングルのGiftedは4位です。
そして「Shining One(Re-recorded)」の販売数少ないですね〜。初めに出した「Shining One」の10分の1。まぁわからないでもないです。何しろ前回録音が1年しか経ってない。これがデビュー10年目に10年前のデビュー曲を再録音!とかだったら激エモのエモですけど、1年じゃなぁ。進化って言ったって限度がある。アルバム積まされた後だし買う気にならないよね、数百円であったとしても。

さてストリーミングの回数です。
これ私あんまりちゃんと記録を取れてないんですよ。だからあまりにもデータの少ない表なんですがご参考程度に。

ストリーミング数

これは単位が千回にしているので後ろに0を三つくっつけてください。これはデイリーの数字が出なくてウィークリーです。あまりにも数字が揃ってなさすぎてろくなことが言えませんが、リード曲のScreamのストリーミング再生数がちょっとBGBに比べると落ちてるかな。

⑦ファン、ちょっと減ってません?
BE:FIRSTはデビュー以来精力的にあちらこちらの外部フェスに出演しています。特に今年は3月のスペシャから始まって10個は出てます。
ただそれで劇的にファンが増えたのかって言われるとちょっとそうでもないと思うんですよね。多少は増えてるんだと思うんですけど、それにしてはストリーミングもダウンロード数もCDの売上も、特典の割には増えていない。というかちょっと減っている?各種SNSのTikTokもYouTubeもインスタも、登録者数はそれほど増えていない。微増ではあるんですけどね。

大きくSNS上でペン卒宣言、担降り宣言を見ないので(一部あったんですがその話はまた別の機会にします)、多分静かにそっと去っていく人がいたのかな〜。後でペンライト論争の話しますね。