創作のための検索術1:基本の基本。Wikipediaを信じるな!
・「コピペダメ、絶対」。
文章をコピペするとどれほど恐ろしいことになるかはSTAP細胞騒ぎなどでもうおわかりだろう。
最悪、「パクリ騒動」が大好きなネットの有志に晒し上げられてしまう。
給料が出るわけでもないのに、奴らものすごく熱心だぜ……
甘く見てはいけない。
そこまで行かなくても、ミステリ業界では校閲がものすごく厳しいので、アホは一発でバレる。
「●月の夜空に上弦の月が」とか書こうものなら、「この季節にこの位置に月は見えません。しかも日付的に満月です」とか容赦なく突っ込んでくるのがミステリの校閲だ。
(※個人の感想です。出版社によります)
時にトリックの穴まで指摘されることがあるという。
出版1カ月前にトリックの穴を指摘される恐ろしさ……いや、よそう。
当然、コピペなんかしたらまずここでバレる。
1番恥ずかしいバレ方:「この記述、間違ってますよ?
てかWikipediaにしか載ってないですよ? コピペですね?」
怖いぞ!? 恐ろしいぞ!?
しかしここでバレなくて後でバレたらもっと恐ろしいんだぞ!?
・Wikipediaを信じるな!
皆さんご承知とは思うが、Wikipediaは誰が書いているかわからない。
その辺の中学生が又聞きで「ネットの噂」とかを書いてるだけかもしれないのだ。
頭のおかしい人が自分の妄想を書いてはまともな人に修正され、それをまた自分の妄想で上書きし、毎日記述が変わってるなんてことすらある。マジに。
またWikipediaでなくても「1人の人が考えたデマをいろんな人が真に受けてコピペして、いつの間にかそれが定説になっている」なんてことがある。
検索して違うサイトなのに同じ文章ばっかり出てくる場合、このパターンがとても多い。
・ではどうするか。
これを避ける方法は1つ。
「もう1回検索する」
検索結果を読んで重要そうなキーワードを拾って、それをもう1回検索する。
たとえば「織田信長の弟の名前がわからん」となれば、まず「織田信長」「弟」で検索。
信行とか長益とか出てくる。
「逆らって殺されたのが信行」「千利休に弟子入りして長生きしたのが長益」くらいはざっくりわかる。
そこでもう1回「織田信行」で検索。
「稲生の戦い」という重要そうなキーワードが出てくる。
これでもう1回検索。
さあここまで来たら、どれがゴミ情報でどれがそうでないのか篩い分けられるはずだぞ!
くれぐれも1個の記事だけ読んで満足しないように!
どれを信用するかはまた別の話だ!
「歴史ネタや民俗ネタはネット知識だけで済ませないでちゃんと文献にも当たれよ」というのもまた別の話だ!
ここではただ
「1個の記事だけアテにするととんでもない目に遭う」
「関連キーワードを拾って何回も検索すれば精度が上がる」
ことだけ主張しておく!
というわけでこんな感じです。
次回はもちっと金を取れる情報を書こうと思います。
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