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優しい船

恋人ができました。

まさかの社内恋愛で、会社の主任。 

主任といえども私より年下で、バリバリ仕事ができて、優しくて、身長が高くて、いつも全力で笑わせてくれる、子供みたいにはしゃいだり 

そんな優しいひと。

社内恋愛は禁止故にバレたらかなり面倒なことになってしまうので、バレないように慎重に慎重にしているつもり。 

広末と周作に感化されて、交換日記まで始めてしまった。

毎日びっしりと、くだらないことや、私への気持ちを綴ってくれる。

まだひと月しか経ってないけど、
もう既に2.3年一緒に居たような感覚になる。 

彼と仲を深めて気付いたことが、とにかく波長がぴったり合うこと。
何かをするタイミングも被ったり、考えていることが同じことだったり、何だか不思議だなって思うところがたくさんリンクする時がある。 

彼曰くツインレイってやつじゃないの?? 

ってよく話をする。

もしかしたら、そうなのかもしれない。
顔は全然タイプじゃないのに、面食いの私が心を許してしまった。 

結局、自分のタイプの人って幸せにしてくれなくて、タイプじゃない人に限って幸せにしてくれるものなのかもしれない。 

何より、プラトニックな関係を築いてること。 

ただただ、手を繋いで、別れ際にぎゅっと抱きしめてくれる 

そんな関係が不思議なぐらい心地よくて
このご縁に驚いてる。 

ちゃんと現実を見て生きていかなきゃって
心に決めたんだ。

いつまでも手に入らない夢ばかり見てちゃダメだよね。。。

昨日は会社で、ちょっとしたミスを起こしてしまって、精一杯庇ってくれて、夜は精一杯慰めてくれた。
色んな言葉を並べてくれる中に、私がお腹を抱えて笑いだしそうなフレーズを選んでくれたり、自分のダメさに泣きだしてしまったけど、涙を拭いてくれたり。。

「じゃあ、クビになったら結婚しよう」
って少年のあどけなさが残る表情で、
ニコニコした顔で話してくる彼。



私のことを、そこまで受け入れてくれる人は、
この先もう現れないんじゃないかと思う。



今、ものすごく暖かい現実に支えられているんだ。