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初めての野菜づくり⑨ 夏の農園での奮闘(1021文字)

初めての野菜づくり、たくさんの方に指導いただき、夏野菜がたくさん採れた。期待以上の種類と毎日の収穫。思い切ってチャレンジして良かったと実感している。

夏の収穫、特にきゅうりはたくさん採れる。毎朝、毎夕、きゅうりを採っては冷蔵庫の野菜室に入れる。あっという間に野菜室はきゅうりだらかになった。知人友人にもせっせと配るけれど、なかなか減っていかない。隣の区画の大先輩も「もう毎日毎日きゅうりで…」と嬉しい悲鳴をあげていた。最近は、小腹が空いたらおやつにきゅうり…という健康的過ぎる生活。

ピーマンもよく取れる。ただ、きゅうりはタイムリーに収穫しないとすぐに巨大化してしまうけれど、ピーマンは収穫せずにおいておけばパプリカみたいに色がついてくるはず。ピーマンは適度に収穫して、一部は赤ピーマンにしてみようと挑戦中。

兎にも角にも夏野菜づくりは楽しい。ただ、この連日の暑さと蚊には閉口する。

日中の暑さは熱中症になりかねない。水撒きだけならともかく、ちょっと草取りをしたり植え替え作業などしようものなら、身体中の水分が汗となって滴り落ちて目眩がしてくる。だから平日は朝のジョギングの行き先を畑にして、早朝6時には畑に行く。考えることは皆同じのようで、その時間でも畑には何人もいる。真夏の日差し対策にはそれが一番である。

蚊対策としては、おそらく多くの人が虫除けスプレーを使っているのではないかと思うが、個人的にスプレーを肌にかけたくないので、長袖長ズボンで挑む。暑さ対策の観点から見れば無謀な行為ではあるが、スプレーなしの半袖作業はもっと恐ろしい結果を招くであろうから仕方ない。しかし、長ズボンを履いても蚊はズボンの上から容赦なく刺してくる。恐るべき食欲だ。ズボン2枚重ねにして、やっと足を守ることが出来た。指先や顔もターゲットになるから、園芸用手袋をして、マスクも着用する。もう身体中から湯気が出そうだ。

倒れる前になんとかしなければ…と考えて、ズボンも長袖も1枚だけにして、その上から虫除けスプレーをかけてみた。これは大成功。蚊に刺されなかった。厳密に言えば、手袋をしていない隙に手の甲に刺されたけれど、いつもに比べればだいぶマシである。しかも肌にかけるわけではないので抵抗もない。

もうすぐ8月とは言え猛暑はまだまだ続く。凶器のような暑さを多少なりとも避けられる早朝の時間帯に、長袖長ズボン+虫除けで乗り切る。そして、春夏から秋冬シーズンへと歩を進めていく。

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