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ディミトリとドゥドゥーに関するツイートまとめ

twitterでツイートしたやつをコピペしようと思います。(随時更新)


青獅子1周目

ディミトリとドゥドゥーの支援Bさ、ディミトリはダスカーの悲劇で多くの人が死んでいくのを見届けるしかなかったけど、唯一ドゥドゥーだけは助けられたんよね。やっと自分の手で救えた友人に、周りがそれを許さないから友人であっては駄目なんですとか言われるのは確かに寂しいやろうなって思う。
ディミトリの声色も相まって、すごい切ない会話やねんな......
まあ、結末知ってるからニコニコで聞いてましたが


黒鷲1周目

主従が好きだな..................


黒鷲2周目

今際の際でディミトリは戦争が始まってから言葉通り仲間も故郷も全て帝国軍に奪われて、王として何も守り切れなかったと言おうとしたわけだが、かけがえのない大切な唯一の家族であるドゥドゥーからディミトリと共にあれたことが誇りであり、何にも代えがたい幸福だったと伝えられ、最後に従者として家族として労わりの言葉をかけられたから、ディミトリは安心して息を引き取れたんだな。

ディミトリとドゥドゥーは地獄の底で互いに救い合っていた


金鹿2周目

 士官学校編最後の散策で、今回初めてドゥドゥーの3択で「なぜディミトリは......」を選んだけど、同盟ルートって闇蠢との戦闘は主に金鹿が行ってたから、ディミトリはダスカーの悲劇を引き起こしたのはアランデル公ではっていう曖昧な予想をしながら1人で戦うことしか出来ないんだな。
 青獅子では事あるごとに先生とダスカーの悲劇やそれ以降抱えている復讐心について話し合い、遂にはタレス炎帝クロニエが立ち話してるところを目撃し、闇蠢がダスカーの悲劇を引き起こしたっていう確証を得た。でも、先生が金鹿の担任を受け持つと、ディミトリは1人でそれと向き合わないといけない。青獅子の担任になることで、共通の敵により身内を亡くしたっていう経験をした者同士で突き進む復讐の道があったのだけれど、それができたのは担任の教師でありながら歳の近い、そして英雄の遺産を扱えるほど強い力を持った先生がいたからだ。
 ディミトリにとってドゥドゥーは守るべき者の1人であり、唯一の大切な家族。ディミトリはドゥドゥーを自分の復讐に巻き込んで死ぬようなことがあったら耐えられないと思ったから、敢えて何も語らなかったんだろう。ドゥドゥーが生きているということは、ダスカーで生き残ってしまった自分にも救えた者がいるのだという誇りそのもの。だから5年後のグロンダースで、ディミトリはドゥドゥーにお前は生きろと言い残した。自分で自分を満たすことが出来ないディミトリが、正気を保ちながら狂いそうになりつつも、満たされる人生を送ってくれと、どうか幸せになってくれと願った相手がドゥドゥーなんだよな
 ドゥドゥーはというと、ディミトリの傍だけが人として生を全う出来る場で、そこから離れたらダスカー人であることを理由に差別を受け、人としての尊厳を傷つけられてしまう。ダスカーの地で擦り切った尊厳と風前の灯だった命を救ったディミトリは、やっぱりドゥドゥーにとって形の無い救いを与えてくれたかけがえのない大切な人。争いと差別が絶えない世で生きるのに1番必要な尊厳、誇り、生き甲斐をディミトリはドゥドゥーに与え続けた。それが結局ドゥドゥーをディミトリ亡き世に生かすわけだが、そうなるとダスカー人であるドゥドゥーにとって安息の地はディミトリの墓前以外になくなってしまうんだな。だから同盟ルートのディミトリとドゥドゥーって救いのような余韻を残したまま、どことなく虚ろな雰囲気を感じさせる。

前回金鹿やった時はまじでこんなに悲しい結末なら担任受け持つんじゃなかったと、先生はこのルートでクロードと紡ぐであろう幸福な未来を生きる権利なんてないだろと思ったが、これまでの経験からそれでも同盟ルートのディミトリとドゥドゥーだって悲しいものばかりではなかったのではと思い至った

モブ兵士の台詞が刺さる。ドゥドゥーはどうなるんだ本当に

エーデルガルトの死を見届けたとしてディミトリはもう死んでしまっているから、ディミトリと過ごしてきた思い出と喪失感を噛み締めることしかできないよな。結局「お前は生きろ」という言葉を全うするのだろうが、それにしても残された時間はドゥドゥーにとって長過ぎるだろう。

ドゥドゥーにとっての、本当に大切な人は皆死んでしまった。死者に報いるとか今を生きる者のためにとか言うが、全てを失った生者はそんなもの望んでないんだよな。


青獅子4周目

ディミトリ支援Cを改めて見てると、ダスカーの悲劇以降王城にドゥドゥー以外に味方が殆どいなかったって、言葉にするとそれまでだが、背中に受けた傷とダスカーで見た光景から回復するために必要であろう信頼を置ける人間がドゥドゥー以外いなかったということだろうから、かなり心細かっただろうな。

ドゥドゥーとの支援Cでダスカー産の花について聞き、「世話が難しそうだ」と言ったら「......そこがいい」と返事されて、デから始まる名前の次期国王の姿が思い浮かんだ先生です

ディミトリとドゥドゥーの草むしり会話久しぶりに聞いたけど、やっぱり可愛いな。ディミトリってたまに"17歳"を前面に出してくるところがいいし、それに対するドゥドゥーの過保護ムーブもまた良い。

 ディミトリとドゥドゥーは主従である以前に、社会問題へと発展する歴史的事件が発端になってるから、エーデルガルトとヒューベルトとはまた雰囲気が違うなーって思う。この2人は友人関係や主従関係を意識する以前に、ダスカー人への差別の視線を意識せざるを得なくて、それが2人の関係性にかなり食い込んでいる。
 青獅子1周目をした時の下書きツイートだ。もし、ディミトリとドゥドゥーが互いに単なる友達だと言い張っても、周囲はそれに黙っていることなどできないし、最悪命まで奪おうとするだろうなと。わざわざ言葉にするまでもなく、人種差別はそれくらい暴力的で無慈悲なものだから。王の息子とかも関係ない。
 その場合、ドゥドゥーの立場は弱すぎるし、ディミトリの立場だって相対的に低く見えてしまう。ディミトリが舐められるとドゥドゥーの命が危険に晒されてしまうから、ドゥドゥーが従者の役割を全うすることで、身の安全を確保できるわけなんだな。

 鷲獅子戦前にディミトリが「それに、俺も今節は調子が良いからな。」って言ったのを聞いて、ドゥドゥーがディミトリに向けて微笑んでいるが、その表情が本当に嬉しそうでいいですね。
 ディミトリが心底から食事を楽しんでるように見えないことに気付いていたり、夜更けまで鍛錬していて心配になっていたりと、ドゥドゥーはディミトリが抱えている不調を本人から直接は教えてもらえていない。どれだけドゥドゥーがディミトリを心配しようと、ディミトリは味覚がないことをフレンに、悪夢で眠れないことを先生にしか伝えない(無双前の感想)。周回して数々の情報を得た今だからこそ、ドゥドゥーはただただディミトリの言葉を信じるしかないんだろうなと受け取れる。でも、その隠し事は余計な迷惑・心配をかけてしまうという思いからだけではなく、ドゥドゥーへの純粋で拙い思い遣りからでもあると思う。
 まあそれでも早よドゥドゥーには言うときやって思う。

 ディミトリとドゥドゥーの後日談を改めて読んでいると、本当に全文素晴らしいと思う。まず、「玉座のそばには、常に従者ドゥドゥーの姿があった」、これについて。ディミトリとドゥドゥーが一緒にいるのは言うまでもないかもしれないが、事実5年間離れ離れになってしまったこともある。
 ディミトリをフェルディアの牢から救出するために、ドゥドゥーは命がけで王国兵と戦い、ディミトリを救い出した。要はドゥドゥーは相当無茶な戦いをしたとうことだ。また、ディミトリはというと、ギルベルトの投書でも明らかなように自ら進んで前線に立ち、命を捨てるような戦い方ばかりしている。ドゥドゥーはディミトリを守るためなら命を捨てるし、ディミトリは常に希死念慮のようなものがある。だからこの2人の戦い方はある意味無茶苦茶なのだが、そんな2人が常に共にあったということは、そういう戦い方はもうしなくなったのか、あるいは武器を取らずとも良いようにディミトリ達が平和的解決をもって争いを沈めたのかもしれない。後者であって欲しいが、どちらかというと前者かなと感じる。時にディミトリはドゥドゥーを頼り、ドゥドゥーはディミトリに助力を乞うたのだろう。
 次に、ダスカーの民との融和っていうのが本当に凄い。国であれば何かしらをして国王同士が書面にサインして微笑んで握手して終了だが、ここに記されたのは国を滅ぼされたダスカーの民。各地に散らばったダスカーの民から2人が、そしてファーガスの民が信頼を得たというのが素晴らしい。それは文字通り並大抵の努力では成し遂げられないことだと感じる。この現代でも国や民同士の衝突が絶えないところもある中、一代で人種差別を内包した融和を達成できたのは、人間性というものと常に向き合って生きてきたディミトリだからだ。ディミトリが人が正道を選べる生き物だと信じているからだ。
 余人の前では主従を貫いたっていう書き方をするということは、2人の時は友人あるいは家族のように接していたのだろう。ディミトリは支援Cで「俺に対する礼儀を弁えさせるために読み書きを教えてやったわけではない」と言ったが、2人の時はドゥドゥーも出会った頃のように素の話し方をしていたのかもしれない。ドゥドゥーがディミトリに対して礼儀を重んじるのは、ディミトリが周囲から軽んじられないようにするためであり、(これは自分の勝手な解釈だが)結局それが回り回って自分を守ることにも繋がるからだ。だが、ファーガスの民とダスカーの民という垣根を特にドゥドゥーは超える必要があっただろう。その姿が他の誰にも見られることがなくても、それを果たさねばドゥドゥーは自分に嘘をつき続けることになる。ディミトリと友人になりたいという望みに蓋をすることになる。それでは融和にも意味がなくなる。何より、ディミトリが成し遂げたい"民同士の融和"においては、民の視線が2人の内面と私情を厳しく評価し解釈するだろうから、これは避けて通れない壁だ。だから、ドゥドゥーも少しずつではあると思うが、ディミトリと2人の時は友人あるいは家族のように話していたのだろうと考えられる。ドゥドゥーにとってそれはかなりの勇気と緊張を伴っただろうが、そうであって欲しいし、対してディミトリはドゥドゥーがそのように接すると心の底から喜んだと思う。
 ディミトリの傍らにドゥドゥーが葬られたというのも、2人の人生の象徴であり集大成のようでもあり、本当に感慨深い。ファーガス王の隣にかつて差別と迫害を受けていた民の亡骸が埋葬される、2人がそこへ至るまでにどれだけの血を流してきたことか、どれだけ人としての尊厳を傷つけられてきたことか。他のルートを選んでしまうと絶対に到達できない民同士の融和の軌跡と象徴が、言葉を失うほど美しく描かれている。ディミトリとドゥドゥーの後日談はこれがまさに平和の歴史のようで、初めて読んだ時はあまりの良さに何も言えず、感動の余韻が凄まじかった。

ミルディンでディミトリはドゥドゥーに「……もう二度と、自分の命を捨てるような真似はするな。」と言ったし、グロンダーズ後に「俺の命は俺のものだ。誰のためでもない、俺の信念のためにある」「俺には俺の……命を懸けてでも成し遂げたいことがあるのだから」と皆へ言った。2人はそれを守ったのだ(前述「あるいは武器を取らずとも良いようにディミトリ達が平和的解決をもって争いを沈めたのかもしれない。後者であって欲しいが、どちらかというと前者かなと感じる。時にディミトリはドゥドゥーを頼り、ドゥドゥーはディミトリに助力を乞うたのだろう。」に対する引用RT)


青燐1周目

ドゥドゥーがずっとディミトリを心配してていい。従者は主を心配してこそだからな。

士官学校へ来る前はずっとリュファスの監視下にあったって、そりゃディミトリもこんな奴の味方をする義理はないよな。4年もそんな生活を強いられてたなんて。「王城に、俺の味方はほとんどいなかった」ってこういうことだったのか。それに、従者をしているドゥドゥーも同じ様な目に遭ってたんだろうな。

無双で新たに得たディミトリの情報があまりにもつらすぎて、ずっとそれに引き摺られている。それに、改めてドゥドゥーのプロフィールを見てみると、「嫌いなもの:ディミトリに害をなす者」の重みが凄い。だからこれでもかというくらいドゥドゥーはディミトリの身を案じているのだろうと思う。

過保護だって、そりゃ過保護になるわ!!!!!深夜に1人で出歩くなって言うわ!!!!!!昼間でも1人でどっか行くならせめて行先と誰と会うかは告げろって言うわ!!!!やれやれみたいな顔してんじゃねえぞ!!!!!!

仲間が次々と死んでいくような状況でもドゥドゥーだけには生きろと伝えるくらいドゥドゥーを大事に思っているのだから、4年間2人ぼっちの時を共に過ごしたドゥドゥーもディミトリに対して生きてくれと望んでいないわけがないというのに、この堅物鈍感自己肯定感激低男は......もっと命を大事に......

自分できりの良いところで休むって言っておきながら、ドゥドゥーから空が白むまで働いてたくせにって指摘されると、「……昔から、こういう時のお前は何を言おうと絶対に譲らないんだよな」とか言ってんのめちゃくちゃ面白いな。小さな約束を次から次へと破っていくから心配されるんだよ。

前に本編の方でディミトリは悪夢を見ることを先生にしか話さない、だからドゥドゥーはそれについて知らないとツイートしたけど、やっぱりドゥドゥーはその事を知ってたし、むしろ悪夢で寝つきが悪いディミトリの話相手になってあげてたんだな。自分もこうであって欲しいと思ってたけど、本当にそうだったのか。

締めの台詞も良かった。良い支援会話だったな。

遂にディミトリドゥドゥーの支援Aが解放された......めちゃくちゃ良いらしいのは知っているが、緊張するな......

見るぞ

す、すごかった........................

自分というものがあるようでないディミトリだから、他人の憎悪に感化され過ぎて、自他の復讐に手を染めてしまうんだろうな。でも、そんなディミトリが、もしもの適当に思いついた話であっても、自分の傍にはドゥドゥーがいることが自然だと認識しているようで良かった。それこそ紛うことなきディミトリ自身の望みだろう。

ディミトリはドゥドゥーに対して心配性だと言うが、無双で明らかにされたディミトリの情報も含めて改めて考えると、ドゥドゥーがディミトリを心配しまくるのは当然だと思う。ディミトリについて考える時は、死と病を切り離すことが出来ないと感じるが、それはドゥドゥーにとっても同じなんだろうな。

「ドゥドゥー、お前がいてくれて良かった。お前は俺にとって最高の......従者だ。」

ふ~~~~~~ん............


教会2周目

鷲獅子戦で砦を先に奪ったら、ディミトリが「好機か......!ドゥドゥー、金鹿の学級に切り込め!」って言ったんやけど、これ初めて聞いたな。右側(ディミトリ側)から左側に突っ込んでいくパターンも初めて見た。

 蒼月の散策で「あの方を失えば、(...)おれも、生きてはゆけない」と言っていたことを踏まえると、ディミトリの死を後から知り、グロンダーズで本来告げられたであろう「お前は生きろ、ドゥドゥー」という言葉すら聞けなかった銀雪ドゥドゥーは、エルの死を確認後、ディミトリの後を追うのだと思う。
 故郷も、主も、生きる理由も失ったドゥドゥーには、よすがなどないだろうから。ディミトリの憎悪がドゥドゥーの憎悪でもあるのなら、その痛みと絶望もドゥドゥーのものになるだろう。ドゥドゥーは2度死の苦しみを味わったディミトリと同じような苦しみをなぞるのだと思う。


青獅子5周目

ディミトリの前髪が謎なのはパッと見で分かるが、ドゥドゥーの前髪もよく見ると???ってなる。刈り上げに見えるけど、前髪だけ立ち上がってるから、もしかするとワックスかなんかで固めてる可能性もある......?あと、サイドに流してる束もあるから、これって毎朝セットしてるんかな。

ディミトリ支援Cを見てて、こんな言い方するのはアレだけど、ディミトリはダスカーでドゥドゥーを庇って良かったよね。もし、1人で王城に帰ることになってたら、味方が殆どいない中、1人でリュファスからの殺意を躱し続けることになってただろうから。

「必要以上におれに近寄るのは勧めない。」と言われ、今回も「ディミトリはいいのに?」を選んだが、そりゃディミトリは別だよなと。2人は先生の知らない過去で、互いに守り合ってきただろうし、むしろドゥドゥーはディミトリの従者だから側を離れることが許される身ではない。毎度変な事聞いて申し訳ない。

 ディミトリが王城の者たちからドゥドゥーを遠ざけるという名目でドゥドゥーを部屋に呼んでいたということは、就寝時ディミトリはドゥドゥーを部屋に帰さなかったのだと思う。そして当然ディミトリの部屋にはベッドが1台、ディミトリがドゥドゥーに椅子やソファーで寝ろとは言わないと思うから、導き出される答えは1つ。
 あの年頃の子供なんて同い年くらいの友達にくだらない話をしながら寝るのが、この上なく楽しい娯楽の1つだと思う。例えるなら、友達の家に泊まりに行った時の夜とか、修学旅行の夜とか。ドゥドゥーはディミトリのくだらない話を聞くためにも、フォドラの言葉を勉強したのかもしれない。
 可愛らしさが残るディミトリから部屋に来いと言われて、ドゥドゥーはどういう気持ちになったんだろう。ドゥドゥーはディミトリの容姿について語ったことがないから、これは本当にただの妄想に過ぎないが。ディミトリのそんな姿を見て、妹との思い出が蘇ったりしていたのだろうか。
 さて、ドゥドゥーが見回りをしていたイベントで、先生がドゥドゥーに「もう寝なさい」って言うと、支援値が上がるのが謎だったが、その理由の一端がこれにありそうだと感じる。疲れて寝落ちするまで話し続けるのもいいが、そこで「もう寝なさい」と言ってくれる人が現れると安心出来ていいものな。
 2人はダスカーの悲劇で親を失った。それはつまり庇護してくれる者がいなくなったということ。部屋の外へ出ると2人には味方がいなかった。だから、先生の「もう寝なさい」という言葉が、ドゥドゥーに今では自分達を庇護してくれる者がいるという安心感を与えたんだろうなと思った。
 無双の支援C、蒼月や銀雪のディミトリの様子、そして上記したドゥドゥーの様子を見て、改めて考えられる。2人はずっと「もう寝なさい」と言ってくれるような人が近くにいてほしかったんじゃないか。そしてそれは自分達を導ける身近で頼もしい人でなければならない。先生でないとその役は務まらない。

「もう寝なさい」っていう何気ない穏やかな日常の延長線上にある言葉でドゥドゥーが安心できたのは、それだけこれまでの王城での生活が死に近かったからなんだろうなと思った。士官学校に入学したの、色んな意味で良かったよね。

ディミトリが「俺が、その程度の雑言を気にかけるとでも思っているのか。」とは言っているものの、ダスカー人を恨む者から罵倒された時の記憶を夢に見ているのが無双で明らかになったが、あれは......。

ドゥドゥーが帰ってきてからのディミトリは下を向いてフラフラすることがなくなったから、ドゥドゥーは帰ってくるなりディミトリの世話を焼いたんだろうなと思う。だから、ディミトリの健康はドゥドゥーにかかってるよね。先生はディミトリを導くことはできるが、衣服に手をかけることはできないからな。


青燐2周目

ディミトリとドゥドゥーに武具の手入れを手伝ってもらって、PERFECT報酬でアネモネを入手したが、作業の途中で3人がアネモネ見つけたから摘んで帰るかとか話してたのかと思うと可愛らしいな。

ドゥドゥーとシェズの支援会話を見てると、ドゥドゥーが他者との交流で重視しているのは、相手がディミトリの味方であるかどうかなんだなと改めて考えさせられる。無双でそれに紐づいた過去が多く語られるし、当然ではあるが、命の恩人を害そうとする人間との共同生活にかなり辟易しているんだろうな。

モブ王国将の話聞いて思った憶測だが、本編でドゥドゥーはフェルディアの地下牢からディミトリを救うために、もしかしたら王都市街の地下水路から地下牢へ侵入してたのかもしれない。脱出もそこを辿ってさ。

ディミトリとドゥドゥーの支援会話、色々通り越して恐怖。オタクに都合の良い妄想の余地を与えないでくれ。

「......昔から、こういう時のお前は何を言おうと絶対に譲らないんだよな。」徹夜して更に寝ようとする素振りすら見せない相手に譲るものなんて何もないし、そのやれやれみたいな態度マジで何

「ならば尚更、早くお休みになって英気を養われるべきかと。」っていう台詞に対して「机の上の書類を片付けたら、だ。それから西部の査問記録にも目を通しておきたい。」って返事するの、全くドゥドゥーの言ったことが響いてなくて草。ドゥドゥーは仕事を止めろと言っているのにね。

王城の者たちからドゥドゥーを遠ざけるっていう名目で、ドゥドゥーをディミトリの部屋に呼んでいたなら、それは断続的でも、局所的でもおかしいから、ディミトリがドゥドゥーに悪夢を見てしまうと伝えた日から士官学校へ入学するまでそうしてたのかと思うんだが、そんなこと......ありえるか......?

今日はまあ大丈夫やろなんて日、なかったやろ。止めろ......!オタクに、そんな......

「無理をするなとお前は言うが、自分の体のことは自分が一番よくわかっている。」魔法の誤射をくらって半日も倒れてた人間のこんな台詞信じられるわけがない。ドゥドゥーは特にそう感じているだろう。

「そうだな......ありがとう、ドゥドゥー。」この「そうだな」に含みがありすぎる。もう分かってるだろ今の自分に何が足りてないのか。

はー、恐ろしい支援会話だった。ありがとう......

もう何度も見たはずなのにディミトリとドゥドゥーの支援Aが、怖い......圧が......

「あの日の死者も、残された生者でさえも、皆、望むのは復讐だ。......復讐なんだ。」生き残ってしまった罪を償うためにも、民の生活を守る者としても、民の望みを叶えることは義務なんだよな。底抜けに優しく、そして弱いから、義務を果たすことでしか生きることができない。

本編のグロンダーズで、「……お前は生きろ、ドゥドゥー。」と言い残したのは、かなり良かったんだなと思う。もし、あの時ディミトリが「俺のことなど一切忘れて幸せに生きろ」なんて言ってたら、ドゥドゥーはこの通り残された時間の全てを復讐のためだけに捧げることになっていただろう。

「俺のことなど一切忘れて幸せに生きろ」ではなく「生きろ」とだけ言い残したのがいいし、ドゥドゥーにただ生きろとだけ伝えたのが妄執に囚われてたディミトリっていうのもまた良い。分かって言っていたのかどうかは定かではないが、あの時に最適な言葉はそれしかなかった。

「お前とフォドラの外を旅して傭兵に、いや、土を耕して生きるのも悪くなかったかもな。」いや、って言葉に続いた方がより望ましいのだろうと感じるので、ドゥドゥーが園芸を楽しんだりしてる姿を想起しながらそう言ったのかもしれない。ディミトリは斧を使うのが苦手だから鋤や鍬を使うのだって苦手だろうが、ドゥドゥーが植物と向き合う姿を見るのは好ましいから、それを近くで見るためにも、っていうことか。今見ると、叶わぬ夢でも結構真面目にに考えてるように感じる。最初見た時は、パッと思いついたことを言っただけのように思えたが、かなり含みを持たせてるな。

まあでも、ディミトリの言う通り、これは冗談の域を出ない。ただ、勝手にではあるが、そこから本心や望みを暴くことは出来る。

この場に馬鹿はいるが、ドゥドゥーではないんだよな

「馬鹿、本当に心配性だな。大丈夫だよ。お前が気遣ってくれるおかげでな。」目を離した隙に無茶なことをし続けて突然死してるんじゃっていう当然の心配をそんな風に茶化すな!

「今日ぐらいは、ありがたくお前の厚意に甘えておこうかな。」蘇る「仕事が残っているのなら、お手伝いします。眠れないのなら、話にも付き合いましょう。」という言葉......(もうその辺で......)

事情はあるけど、睡眠も食事も指摘されなければ疎かにしがちで、手を握られたら温かくて安心する赤子のような男。

「......いや、皆ではないな。難しければ、友人......友達に手伝ってもらえ。」友人を友達に言い直したの何か良いね。ドゥドゥーの語彙ってディミトリに言葉を教えてもらったっていうのもあって、子供にはちょっと聞き馴染みのないその表現方法は、王族であるディミトリのものであることを示している。


黒鷲3周目

ドゥドゥーはディミトリに休んでほしいってよく言うけど、ヒューベルトはエーデルガルトに働けって言うんやな。こういう対比もあるんやね。

「......長い戦になる。恐ろしいか、ドゥドゥー?」「いいえ。陛下のお側にあって、恐れることなど、何もございません。」ここからの2人の会話がかなり良いんだけど、まだその良さを語れる言葉が見つからない。兎に角ドゥドゥーはディミトリに仕えると決めたその瞬間からこう思って生きてきたんだよな。

「お退きください、陛下!駄目だ……まだ、死んではなりません!」この台詞初めて聞いたけど、差分との声色を比較するに、この割れそうになってる声は涙を堪えてる状態を表してたりするのかなと思った。

 「この9年……あなたと共に在れたことがおれの誇り、何にも代えがたい幸福でした。おれは……果報者です。」ディミトリは死者に報いられず、守りたかったものを守りきれず皆死なせてしなったかもしれないが、自分はディミトリと一緒にいられて幸せだったっていうドゥドゥーの精一杯の訴えなんだよな。
 「さぞ、お疲れでしょう。安心して、お眠りください。……陛下。」2人にとって眠るという行為に紐づいた過去の思い出の尊さと、この時2人がどれ程無念だったのかを、無双を経た今ならより感じられる。
 多分ドゥドゥーはディミトリのくだらない話に付き合うためにもフォドラの言葉を学んだだろうし、ディミトリもまたファーガスの民とダスカーの民との融和を実現させるためにもドゥドゥーからダスカー語を学んでいたんだろう。王城の者が起きている時間にそれをするのは角が立つから、2人は寝落ちする前にもこういうやり取りをしていたかもしれない。
 それに、前にツイートしたが、歳が近い者同士で寝落ちするまでくだらない話をするなんて、毎日が修学旅行の夜みたいな楽しさがあっただろうなと思う。部屋の外を出ると暗殺や差別を受けていた2人にとって、その時間は何にも代えがたい大事な思い出だったんじゃないか。もし、あの日ダスカーでドゥドゥーすら救えていなかったら、ディミトリは1人で眠れない夜を過ごすことになっていただろう。そうなっていたら、もしかしたらディミトリはリュファスからの攻撃を一身に全て受け入れたかもしれない。でも、ドゥドゥーがいたからそうはならなかった。ドゥドゥーの存在は、ディミトリの決意をより強固なものにしていただろうと思う。それは復讐するという思いだけでなく、自分のくだらない話に付き合ってくれる友、あるいは家族とこれからも生きていきたいという思い。あの悲劇以降、ドゥドゥーに寝落ちするまでくだらない話に付き合ってもらったという思い出がなければ、ディミトリの弱い心はすぐに折れていたんじゃないかと思う。
 対してドゥドゥーは、共に眠る建前だったとしても本当に寝込みを襲われていたかもしれない。ダスカー人への差別と主への暗殺が日常にある場所で、その可能性がないとは言い切れない。だからディミトリに部屋に呼ばれて本当に助かった面もあっただろうなと想像できる(ディミトリはこれを否定したが)。ただ、それ以上に従者の身分で主人に部屋に呼ばれ、くだらない話を聞かされるというのは、歳が近い分そういう関係性に収まるものへ期待することもあっただろう。それはまるで友人同士、あるいは家族ですることじゃないかと。ドゥドゥーもディミトリの話に付き合って、その思いを募らせたんじゃないか。
 そうして4年間、2人は1日の終わりを共にし、そして2人で朝を迎えていたんだろうと思う。ディミトリもドゥドゥーも普通はこんなことなどしないと感じないほど、幼い頃、悲惨な家庭環境で育ってはいなかった。寝床を共にするなどよっぽどなことだが、2人は確かにそうしていた。これがどれ程楽しく幸福な思い出だったことか。士官学校を経ても、きっと2人は寝る前に「おやすみ」の挨拶をしていただろう。あの頃の尊い思い出にずっと上書きしていって。そしてそれがタルティーンの野で絶えることになった。
 あの4年間ディミトリは眠る前にもドゥドゥーにダスカーの血を誇れる国を作ってやると言っていたかもしれないし、ドゥドゥーもそれを夢見ていたかもしれない。本当に只くだらない話をドゥドゥーに聞かせて、ドゥドゥーはその状況を受けてディミトリを友と呼べる日を期待していたかもしれない。それが、こんなに血みどろになって多くの者を殺し、そして自分達も死にそうになっていて。こんなに無念なことがあるか。ドゥドゥーがどんな思いで「お眠りください」と伝えたことか。悲願を達成できず、何より2人で顔を合わせて迎えられる朝などもうこない。
 生きるために必要だった誇りはドゥドゥーがディミトリに与えていたし、復讐に走らず生きていけるほどの幸福をディミトリはドゥドゥーに与えた。その果てに自分達は友であると、家族であると胸を張って言える世を実現させたかっただろうが、結果はこの有り様だ。「お眠りください」と伝えられる最後の時がこんなに悲惨なものになるなんて、言葉で言い表せないほど悔しかったに違いない。

このディミトリとドゥドゥーの差分台詞によって、世の中の立て直しを図るために殺さねばならなかった者達の、これまで築いてきた尊いものを見せつけられる。人の世を実現させるために人の命を奪って、その者達の日常を終わらせるその意味を、これでもかというくらいに叩きつけられた思いになる。


金鹿3周目

 教会ルートのドゥドゥーはディミトリと合流出来なかったから、ディミトリの最後の頼みも聞いてなくて、だから己の命の使い所も別に宮城内で良かった。でも、同盟ルートではグロンダーズでディミトリにお前は生きろと言われたから、「しくじる」わけにはいかないんだよね。
 殺されて死ぬのはディミトリの頼みを破ることになる。何が何でも生きないといけないから、この険しい表情なんだと思う。殺されるかもしれない場所へ向かう目的はあるが、殺されてはいけないっていう難しい葛藤がドゥドゥーの中にあるんだろうな。

これ、何回かツイートしてるけど、やっぱり教会ルートのドゥドゥーはエーデルガルトが死んだのを確認したのち、ディミトリの後を追ってそう。ディミトリ亡き世でドゥドゥーは生きる意味なんてないだろうから。


教会3周目

 「だが......おれがしくじったら、その時はお前たちに託すしかない。」やっぱり、自分が死んでもエーデルガルトが死にさえすれば、自分達の悲願は達成できるって考えてそうな様子だな。無双の支援Aでも、ディミトリが死んだなら代わりに復讐を果たすと言って、それ以外について言及しなかった。
 「譲らない」っていうのは、ディミトリの支えになることや、ディミトリが望んだこと以外の目的では、生きるつもりがないことを表してる。自分のために復讐を果たすと言っても、それはディミトリの復讐心を引き継いだだけだろうし。結局、ドゥドゥーはディミトリが死ねば、生きる標を失ってしまう。
 たとえディミトリが狂気に侵されていたとしても、ディミトリのそばにいられるだけでドゥドゥーは生きてゆけるし、逆にそうでないなら現実に苛まれるだけだと思う。ドゥドゥーが生きていることで、ディミトリの誇りが証明されるのは確かだが、紅花の差分を読むに、逆もまた然りなんだろうと感じる。
 支援Bで「あなたが身を呈してまで、顔も知らぬはずのおれを救ってくださった瞬間に......この方のために生きようと、そう心に決めたのです。」って言ってるし、ドゥドゥーはディミトリ以外を主軸にして生きるつもりなんてない。ドゥドゥーの人生は、ディミトリありきの人生なんだよな。
 だから、銀雪では宮城で死のうが構わないし、そうでないなら、後は死ぬだけ。己への憎悪が極限まで達したディミトリがそうしたように、ドゥドゥーもそうするだろう。


青獅子6周目

 やっぱりここの先生への接し方もめちゃくちゃ良いよな。ディミトリって相手にこうした方が良いんじゃないか?とかこうして欲しいっていうのを伝える時、一言目には相手の心情を思い遣る言葉を送るんだよね。ジェラルトが死んだ時といいさ。
 今回だと「俺たちはまだ出会ったばかりだし、難しいのかもしれないが......」っていう台詞がそれに該当する。この後、自分や皆と一緒に喜びを分かち合おうって言って、一緒に(食堂へ?)行こうって促すんだけど、この短い遣り取りで「一緒に」っていう言葉を2回使ってるのもディミトリらしいよね。
 ロドリグやドゥドゥーがディミトリの側にいてくれて、それが死者の怨念に呑まれそうになって人間性が薄れそうになっていたディミトリにとって救いになっていたから、ディミトリもそういう風に先生へ接したんだよな。感情や思いは伝染するもので、だから距離は近い方が互いにとって良いと、ディミトリは考えてそうだよね。
 湧いてくる感情が薄い状態、特に喜びや楽しさや嬉しさや幸福感が湧きにくい状態が、もどかしくてつらい状態だというのをディミトリはよく理解しているから、だから先生を見て自分を重ねて危機感を覚えたんだろう。支援Bで人を殺して眉一つ動かさない人間を心の底から信用することはできないと言っていたが、それはまさにディミトリが自身へ下している評価で、先生にはそうであってほしくないから、ディミトリは先生に寄り添うんだよな。自分のような人間を嫌悪しているというよりは、こんな風になってほしくないっていう優しさの表れなんだよね。

 そもそもディミトリはかなり感情的な人間で、だからダスカーの悲劇以降王城ではドゥドゥーだけしか信頼できる人間がいなかったのが恐ろしかったと思うんだよね。いきなり好意をもって接していた両親や親友たちを奪われたんだから、空いた穴は大きいだろう。ドゥドゥーはいてくれるが、そのドゥドゥーに危害が加えられることも多々あっただろうから、人の痛みに過剰に共感してしまうディミトリは、そんなドゥドゥーを見て自責の念が絶えなかったに違いない。
 そんなディミトリにロドリグとドゥドゥーはきっと言葉を尽くして側にいてくれたんだろうが、それが何度も言うようにディミトリにとっては救いで、2人のおかげで薄れつつあった人間らしい感情が潰えずに済んだのだと思う。ディミトリは怪力を持っていて、その手で大事なものほど壊してしまうと言っているが、そんなディミトリに臆せず側にいた人達がいて、恨みと復讐で頭がいっぱいになりそうなところを、人間らしい信頼の念や、前にユーリスとバルタザールの支援会話や後日談でも触れたような、ギブし合う関係に落とし込むっていう遣り取りを通じて、人間らしい感情を留めておくことができたんじゃないか。
 こう考えると、ディミトリに対するロドリグとドゥドゥーの寄り添い方が、そしてランベールとパトリシアのディミトリへの接し方が、ディミトリの他者への寄り添い方にかなり影響を与えていて、ディミトリはそれを手本にしていそうだと感じる。ディミトリの忌憚のない好意の示し方、まるで恋人にでも向けるようなその語彙は、ディミトリの純粋な生来の優しさの表れでもあり、4人から与えてもらって嬉しかったものでもあるんじゃないかと思う。ディミトリはずっとそれを思い留めていて、だから傭兵として人を殺し続け、人を殺すことに躊躇をせず、人として当然持っておくべき感情を抑えるしかない仕事をしていた先生にもそうやって接したんだろうと感じる。殺意に身を任せる獣ではなく人間であれと。
 元々ディミトリは優しい人間だが、ダスカーの悲劇によって、奪われた痛みと寂しさを埋めるための情愛を、より強く意識するようになったんじゃないかと思う。人間であるならば、無用な殺生をせず、何かを一方的に奪うようなことをせず、ただ情愛をもって生きるために支え合い、喜びを分かち合えばいいと。

レア「あなたの大切な......妹は、私にとってもかけがえのない家族のようなもの......。」
ディミトリ「お前は俺のかけがえのない、大切な......」
ディミトリとドゥドゥーの後日談「二人は余人の前では主従としての振る舞いを貫いたが、家族のように信頼し合っていたという。」
やっぱりそうなの?

ドゥドゥーと一緒に帰って行った......先生を1人取り残して、2人で......

 また同じ話するけど、「もう寝なさい」っていう選択肢でドゥドゥーとの支援値が上がるのが堪らんっていう。無双でディミトリがドゥドゥーにくだらない話をして夜更かししてたことが明かされたが、そこに1つ足りてなかったのが「もう寝なさい」っていう声掛けだったんだよな。
 きっとドゥドゥーはダスカーで暮らしてた頃に、妹とそうやってもう寝る時間だというのに話をして夜更かししたことがあって、そうすると親から「もう寝なさい」って言われたことがあったんだと思う。完全に憶測だけど、その時の雰囲気はかなり和やかだったんじゃないかと考えられる。怒鳴って叱りつけるような物言いじゃなくて、明日に響くからっていう注意と心配と、息子と娘の仲の良さを見た嬉しさとか、そういう気持ちが込められた一言だったんじゃないかなって。ドゥドゥーがダスカーでの思い出を語る時に醸し出す、その思い出への愛おしさが、このイベントでも感じ取れる。
 どんな関係性であれ、好意を持っている人と話をすることは楽しく嬉しいのもので、そこに夜更かしするっていう、こんなことをしていたら親から怒られるかもしれないっていう背徳感が加わって、本来であれば寝る前にくだらない話をしたり聞いたりするのは、子供にとってはこれ以上ない楽しみなんだよね。
 でも、2人にはいなかったんだよな。「もう寝なさい」って言ってくれるような人が。ドゥドゥーはあの4年間事ある毎に、そして毎晩それを実感させられた。血の繋がった大切な家族がもう死んでしまったことと、命の恩人であるディミトリにもそういった人達がいないことと、そして何より自分達には味方がいないっていうことを痛感させられたんだろうと思う。
 でも、士官学校へ入学して、フレン捜索のため夜中に見回りをしていたら、ドゥドゥーは先生に「もう寝なさい」って言われた。ドゥドゥーは自分がずっと求めていた人が今はいるのだと、その時に改めて実感した。
 見た目の印象で歳のわりに大人びて見えるけど、まだ18歳なんだよね、ドゥドゥーは。そして、ある日大切な人全員を奪われた。忠義のために生きるだけじゃなく、それまでに家族の情のもとで育ってきてたことを、このたった一瞬にも思える遣り取りで思い知らされる。本当に好きなイベントだよ。

やっぱり「お前は俺のかけがえのない、大切な......」の後に続くのは「家族」だったのかもしれない。互いの命を繋ぎ合い、互いの話す言葉を理解し合い、夜更かしして話をしたり聞いたりした仲だけど、あの時のディミトリはまだドゥドゥーから家族を奪ってしまった罪悪感で家族だとは言えなかったのかな。

「ですから殿下......おれに見せてください。あなたが願いを遂げる、その瞬間を。」この台詞、9年前から2人で語り合ったであろう未来の話や、実現させるには途轍もない苦労が必要とされるような願いを想像させられるね。2人が望むものは支援会話やメインストを読めば明らかだけど、それと同時にやっぱりドゥドゥーはディミトリの喜ぶ顔が見たいっていう気持ちの方が強いんじゃないかって思わされる。ディミトリのそばにいられることがドゥドゥーにとっての幸せであり、その上ディミトリの喜ぶ姿が見られるなら、ドゥドゥーにとってこれ以上の幸福はない。見せてくださいってかなり力強い言葉だし。

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