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9周年です。

子ども家庭科教室は学校の外でも家庭科を学んだり教えたりする場所があれば、と始めた活動です。
この4月で9周年を迎えました。

1人でぼちぼちとやってきた活動ですが、学校の外でも家庭科を学べる場所、思ったより必要とされているのかも?と思うようになりました。

まだまとまりきらないですが、子ども家庭科教室を始めたきっかけや、9年続けてきて思っていることなど、メモがわりに書いてみます。

家庭では難しかった事 
針やお料理

子ども家庭科教室を始めたきっかけでもあるのですが、家で子どもに生活のあれこれを教えるのはなかなか大変です。
全然、大変じゃない、という方もいるかもしれませんが、私は自分の子だから大変…うまくいかない…ということが多かったです。 

特に針仕事や包丁の練習、お菓子や料理を作る、などは、誰かこの子に家庭科を…と思っていました。

そんな自身の子育て経験と、学生の時から考えていた事、学校の外で家庭科を教える方法はないだろうか、という事が合わさり子ども家庭科教室の活動を始めました。

やる気の芽を摘まないように

子ども家庭科教室を始めたもう一つのきっかけです。
私自身の話になるのですが、家で子どもが針を使いたい、包丁を使いたい、と言った時、忙しいからあとで、とか、今はちょっと…とかそんな事も多々ありました。

ワンオペ育児で下の子も小さい。
1歳をみながら5歳に初めての針を教える難しさと言ったら…

そんな時、子どものやる気の芽を摘んでしまったようで、なんだか自分に落ち込んだりしていました。

教室に通っている保護者の方から話を聞くと、お子さんが針に興味を持ち始めるのは早い子で4〜5歳、だいたい7〜8歳が多いです。

そのタイミングで手仕事や生活に関する学びの楽しさを教えられたら、学校で家庭科を学ぶことがより楽しみになるのでは、と思います。

また技術面だけでなく、作品を持ち帰って家族にプレゼントしたり、自分で作ったものを使う嬉しさや楽しさなど、情緒面での成長を助ける事ができるのでは、と感じています。

技術や知識を教えるだけでなく、自己肯定感を育てたり、学校での家庭科の学習意欲につながったり、小さな事の積み重ねがそんなことにも繋がるのでは、とも感じています。

9年続けた中で思う事

最後に、子ども家庭科教室を続ける中で思うことを。

①集中力
子ども家庭科教室は5〜11歳の生徒さんが来てくれていますが、教室が始まると驚くほど静かです。

低学年の教室は賑やかなこともありますが、回数を重ねてきてくれる生徒さんほど、集中して自分の世界に入ります。
そして仕上がると、一気に元の元気な姿に。

好きなことを続ける中で自然と集中力がつくのかな、と生徒さんたちを見ています。

②作りたいものと手先がイコールになること
生徒さんたちと一緒に作業していて思うのですが、頭の中にイメージしたものが実際に出来上がる事て大人が思う以上に生徒さんは嬉しいものなのだな、と。 

最初は頭の中でイメージしたものが、なかなか思い通りにいかず、しょんぼりの時もあるのですが、だんだんと自分のできる事、やりたい事、その方法がわかるようになります。

そんな小さな事の繰り返しが、頭の中のイメージを形にする力に繋がる気がします。

③これからやってみたいこと
最後にこれからやってみたいことを。
家庭科を学校の外でも学ぶことを当たり前にしたいです。

学校の外で学ぶ場所があるから、学校での家庭科がより充実したものになる、そんな活動にしていければと。

まだ理想だけの目標ですが、できる事を一つ一つ10年目も続けたいです。

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