12期10周年公演をオンデマで観た感想

2021年6月20日。AKB48 12期10周年公演。
98中を持ってなかった私は虚しく干された。正直かなりこたえたし、落選してから公演当日まで吐き気が止まらない、オワオワリな体調だった。オンデマで観るかさえ迷った、けどやっぱり観ないわけにはいかないと思い、観た。

まず開演前のBGMがHigh school daysなのがよかった。エモいし。
そして前座ガール(ズ)のロマンスかくれんぼ。この曲は推しメン大森美優の印象が強いのが一般的かもしれないが、12期公演で披露するなら岩田華怜一択だよなぁ!となった。確か彼女が12期で1番最初にこの曲で前座デビューしてたと思うので。
本編は予想通りAKB48(狭義)の楽曲、劇場公演曲、特にB5thを中心に構成されていた。
僕は恥ずかしながらアケカスになって1度もB5thを劇場で観たことがない。それがコンプレックスだったのだが、今回またコンプレックスが増えてしまった。

前半曲は選曲云々より、とにかく2021年に12期が劇場のステージでAKB48の衣装を着て踊ってるのを観れて嬉しかったし、落ち込んでた心が晴れた。大森美優神推しになる前、研究生公演でパフォーマンス面で引っ張る田野岩田の2トップが好きだったので、久々にそれが見れて感動した。

ユニットのハート型ウイルス(たのとむぽん)は予想してなかったので、シンプルにウケた。たのとむぽんのわちゃわちゃを見るだけでも、脳裏にナゴド全握のこととか、ソフマップでのアルバム握手会のこととか思い出しますね。
ひらるんぽんのパジャマドライブは、出た瞬間声出た。ひらるんぽん(研究生)といえばパジャマドライブ公演だったし、そこからチョイスしてくれたのは嬉しかった。パジャドラ公演からパジャドラ(曲)を安易に選んだだけかもしれないけど、3人とも当時ユニットはパジャドラではなく、なんならバラバラだったので(平田:純情主義、佐々木:てもでも、大森:ジャンヌ)、8年経って同じユニットで披露してくれたのはエモかった。
負け男いいよね。MTはよ音源化して欲しい。

MCも本当に良くも悪くもそれぞれのらしさ全面に出てて楽しかった。
偉い人に〜とか12期推し(チームB推し)でちょいちょい朱里要素が入ってるところがとても良かった(小並感)。
ストーリームービー、どれもこれも昨日の出来事のように感じてびびったし、人間年取るとこうなるんやなって感じがした。同期の中で唯一選抜に入ったことない点だけが心残りなだけに、あのストーリームービーからの1994年の雷鳴はずるい…ずるくない?推しメンが強すぎて。
早くコロナが終息して、オネストマンでMIX打つタイミング間違えるやつやりたい(間違えるな)。
大人への道、どうしても神奈川の全ツが頭を過ぎったし、あれで泣かない方が無理だよね。

先輩感のない推しメンを見るのも久々だった。現チーム4では1番上の期(1人)なので。12期って昇格したタイミングもバラバラだし、これっていう共通の思い出もそんなにないけど、やっぱ同期は1番安心できる仲間であると同時に、1番負けたくないライバルでもあったと思うから、お互いいろんな想いを抱えながらそれを糧に今日まで頑張ってきたんだろうな、っていうのがよくわかる公演だった。

推しメンが「中学生だった当時の自分に、当時思い描いていたことを今体現できてるよと伝えたい」みたいなこと言ってたの、めっちゃ良かったな。

10周年公演を申し込むにあたって、今回ばかりは大森美優ちゃんの公演を観たいというよりは、あの頃のメンバーをあの頃のヲタクとともに観たかった気持ちが、少なくとも開演前までには強くあり、それだけに落選して自分でもびっくりするほど落ち込んで。
でも、いざオンデマで観てると、結局推しメンを目で追ってるし、自分の歌割ではないパートでも楽しそうに口ずさみ、明るい曲もクールな曲も表情しきって、気づいたら汗で前髪が訳分からんことになってる、そんないつもの好きな推しメンがそこ(画面の中)にいて、やっぱり劇場公演の、ステージ上の、推しメンがいちばん好きだなって思ったし、これからも縁ある公演を迎えられるようAKB48チケットセンターに申込みし続けようと思った。

10年後にまた会おう。20周年記念公演はこの目で観れますように。