広域殺人事件の容疑者、自称「地獄和尚」をフィリピン当局が送還 影響受けた事件も複数発生か

「地獄和尚」を名乗り、相次ぐ一連の広域殺人事件を起こした疑いを持たれている男が、潜伏先のフィリピンで拘束され、きのう日本へ送還されました。男は調べに対して、容疑を認めているのかいないのかよく分からないということです。また、「地獄和尚」に影響を受けたと見られる事件も複数起きていて、警察当局は警戒感を強めています。

男は住所不定、無職、「地獄和尚」の通り名で知られる中川タカシ容疑者(2500歳)。銀座の宝飾店「ハットリ・ウィンストン」を襲った強盗犯らを、超能力を使って消し炭にしたり、東京地裁前に集まった性的マイノリティーの人々を全長2メートルのミミズに変えて地獄送りにしたなど、複数の殺人容疑が持たれています。また、容疑者は以前「人肉は食べ飽きた」と口走っていたり、六本木のストリートミュージシャンの女性を鹿のフンまみれにさせていたという情報もあり、死体損壊や暴行などの余罪がないか調べられています。

中川容疑者は今年1月、土管に乗って空を飛び、北朝鮮が放った大陸間弾道ミサイルを佐渡島上空100キロ地点で爆発させました。そのまま死亡したものと思われていましたが、実際には潜伏先のフィリピンの片田舎へ不法入国し、公園で野宿していたことが判明。先週フィリピンで拘束され、昨日、身柄が日本に引き渡されたということです。

容疑者は当初、当局の取り調べに対し「あいや、待たれよ。私が一体何の罪を犯したというんだね?悪人を地獄送りにするのが私の務めじゃ」など開き直りました。捜査官が容疑を認めるのかと問うと、今度は一転して「消し炭になっているんだし、凶器も指紋も残っていないし、わしがやったという証拠はないじゃろ」などと逆ギレ。幸福の科学の教義並みにチグハグな言動を繰り返した挙げ句、「至高神に俺はなる!悪霊パク・イルドー退散!」などとわめいたといいます。容疑者は連続広域強盗犯マンガの主人公のルフィに憧れて現実とフィクションの境目がわからなくなっている可能性があり、当局は、刑事責任能力があるかどうか慎重に見極めるものとみられます。

また、新型コロナウイルスのワクチン接種を推奨した医師や政治家が、大学のキャンパス内で襲撃されたり、自宅に「地獄和尚の裁きを恐れよ」という脅迫状やFAXが届くなどの事案が、全国で報告されています。当局は、中川容疑者に思想的に感化された”信者”が事件を起こした可能性も視野に捜査を進め、警戒感を強めています。

国家公安委員長は筆者の取材に対し、苛立ちと後悔をあらわにしました。「昨年は旧統一教会の騒動があり、反社会的な宗教現象の危険性が再認識されたところだった。『地獄和尚』も、自分が”悪人”認定した人物は殺害していいという危険な思想を開陳していたので、”信者”の暴走も視野に、もっと早くからマークしておけばよかった」

※本記事はエイプリルフールのジョークですが、実在する大川隆法の小説『地獄和尚』のぶっ飛んだ内容を反映し、アレンジしました。

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