見出し画像

私と転売屋とグラボ

 去年の年末にRTX3080を購入した。
 それまで使っていたGTX1080tiが2世代型落ちになった事や偶に不具合が出てた事が理由だ。年末発売予定のゲームを高画質で遊びたいという気持ちもあった。
 まさかグラボを買うだけであんなことになるとは……

実際買いに行って……
 

 事前情報として整理券が配布されることは知っていた、今までの経験上極端に出遅れない限り発売日当日入手する事は難しくないと考えていた。
 しかし、当日仕事を早上がりして秋葉に向かうも既に手遅れで整理券を手に入れる事は出来なかった。PCパーツを購入するのは基本男性が多い、特に発売日に買う層は如何にもオタク系な客層になりがちなのだが……
 しかし、今回は事情が違った。
 あまり見かけない様な客層がチラホラ居るのだ。PCゲームを遊ぶ層が増えたとポジティブに考える事も出来たが、私は不安を覚えた。
 帰宅後に友人からのメッセージで知ったがやはり転売屋だった。
 ここから私と転売屋の戦いが始まる。

入手する為の足掻き

 まず最初に始めた事が各通販サイトをチェックする事だった。誰もが真っ先に思いつく手段だろう。当然の様に品切れで、お取り寄せでの注文すら受け付けておらず、改めて今までとは状況が変わった事を感じさせられた。
 
 次に行った事は各販売店のツイッターをフォローして入荷ツイートあり次第店舗に買いに行くというものだったが、都内在住とはいえ秋葉原まで1時間弱掛かる。結局間に合う事もなく、最後の一個を購入した人を見送る事すらあった。

 そのうち仕事が終わると秋葉原に寄る様になった。基本入荷は昼間な事もあり仕事上がりでは殆ど見かける事は無かったが、稀に玄人志向やZOTACの物があったが欲しいメーカーでなかった事もありスルーした。

諦めが入り始めた頃

 一月程した頃だろうか、出荷未定で注文を受け付ける所が表れ始めた。
 ダメ元でPC工房で注文した。「年内に出荷されれば良いなぁ……」そんな気持ちだった。
 翌日、まさかの出荷メールが届く。
 驚愕だった。一番欲しいメーカーの物だった。PS5の抽選での惨敗もあり感情がグチャグチャだった。気が付けば泣き出しそうになっていた。
 手に入れるまでの一月近く転売屋と戦ってたような感覚だった。
 負け続けて何とか最後に勝ったと思いたいが、結局翻弄されて疲れただけの様に感じる。
 一刻も早く状況の改善を願う。


追伸


 改めて振り返ると一日中秋葉原に張り付くのが最も楽に入手する方法だったように思う。どの店舗も週2回前後入荷していたので一週間ぐらい現地に居れば入荷ツイート確認後でも余裕で購入出来ただろう。       
 もっとも普通に仕事をしてる人間が取れる方法ではないが……

  


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?