韓国の歴史に見られる対日劣等感

韓国の「歴史」に対する考え方

韓国の「歴史」に対する考え方は、日本とまったく異なる。彼らは、「検証」や「考証」で過去の真実を明らかにするのは無理だと考えているので、「ありのままの歴史」を追求するのは「無駄な作業」でしかない。

 1991年に設立された「日韓合同歴史教科書研究会」の席で、ソウル大学の尹世哲(ユン・セチョル)教授は

「日本が事実にこだわるかたくなな態度を捨てて、教科書を書き直せば問題は解決する」

と述べている。
 韓国における正しい「歴史教育」とは、自国民の精神の高揚につながる「あるべき歴史」を打ち立てることであり、事実探求や他人への配慮など皆無である。


 そのために戦後一貫して、「日本は悪逆非道な植民地支配を行い、朝鮮人が抵抗して独立を勝ち取った」という虚構を事実として教えてきた。文在寅(ムン・ジェイン)政権となってその傾向は一層強まっている。

反日感情は末期的


 しかし、今や「反日」感情がいかに世界の常識からかけ離れた、独善的愚行であるかを認識することすら難しくなっている。

 彼らは東京電力福島第1原発の処理水放出を「人類全体に対する核攻撃だ」と喧伝している。だが、韓国の月城(ウォルソン)原発は過去20年間に6000兆ベクレルを放出している。日本が30年かけて放出する量の10倍近い量である。放出が「核攻撃」ならば、日本人はとっくの昔に全滅してなければならない。韓国の主張に、米国も国際原子力機関(IAEA)もあぜんとするばかりだが、それすら感づいていない。


自衛艦旗「旭日旗」に対する「イチャモン」も度を越えている。
 カナダ人歌手、ジャスティン・ビーバーが着たジャケットを、「日本政府がビーバーを利用して旭日旗の広報を行った」と非難するかと思えば、東京五輪のゴルフ日本代表チームのユニホームの赤と白の線が旭日旗を連想させると抗議してきた。
 米国のハンバーガーチェーンであるバーガーキングのカニの甲羅から伸びた赤い8本の足のイラストを見て、「ここまで戦犯旗を巧妙に生活に溶け込ませるなんて身の毛がよだつ」とまで訴えている。
 世界中に設置している慰安婦像や碑には、「日本軍が朝鮮人女性を主体に20万人を拉致して性奴隷にした」との説明がついているが、拉致に抵抗した事例はない。ならば当時の朝鮮の男は、娘や恋人、姉や妹が性奴隷にされるのを指をくわえて見ていた、ふがいない連中だったことになる。
 欧米人の多くは日本と韓国の区別さえできておらず、像や碑がアジア人全体に対するヘイトを助長するのは確実である。
 このまま韓国が独善的な「反日」キャンペーンを盲目的に続ければ、世界の冷笑を招くばかりか、「奇異な民族」と見なされて孤立し、韓国の国際的地位は崩壊するに違いない。


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