自信の在処の見つけかた①

子供の頃自分の好きなことでお仕事してもいいと
思っていました。
それが当然で、大人になったら好きなことだけして
生きていいんだって。

大人になるという段階を経て
いくつかの技能を得たもののそれをつかって
社会に自分から発信できるだけの自信がないことに
最近気づいて、それが、なぜかということがうっすら
わかり始めてきて、愕然としました。

私には6つ下の弟がいます。
生意気で口がよくたち、本当にこまるほど…
小さい頃からその口八丁に
半回りも下の弟に泣かされてきました。

いや、厳密にいうと、心で思ってても言えない…。
これが私の問題でした。

成長するにつれて自分の憧れの道と、
家族の進んでほしい道があって、
自分の進みたい道がかならずしも、
賛成してもらえるとは限らないことがわかりました。

今思えば、大人の思惑というものがあって、
それに振り回されてる状態です。
子供はわからないだろうけどという、
言葉を、武器にして子供にかざすのです。

したいことはありました。
非現実的だといわれても、
それが、私のしたいことだった。

でも現実的な考えで進んだらと進められた道も結局
同じようなものでした。

自分がしたいことは「お前ができるわけがない」
というのに
彼らの進めたことは、
「これでなら世の中に広められる」とおもっていたのでしょうか。現実はそんな甘くなかった。

ただ、親の安心する道に進めたいだけだった。

できるわけない、夢ばかり見てるな。
といわれて育てられたからか、
それなりの技術をえても、
それが通用するわけないと思ってしまい
自分に自信が持てなくなりました。

6つ下の弟は大学を卒業できず、
四年生以上通い結局途中で自主卒業。
手に職があるわけではないけれど、
ものすごく自分に自信があります。
彼の武器は口、言葉です。

昨晩かれは、酒に酔ってか
私に説教しはじめました。

「お姉ちゃんはさ、それだけの技術を持ってるのに、なんでそれを使おうとしないの?コネだってできてきたのにどうして、それを、自分のためにつかわないの?おれだったらさ、お姉ちゃんくらいできたら、そのコネも人脈もつかって、月に200000くらい稼ぐぜ。」

考えたこともありませんでした。

でも、私のことはそういうのに、
自分のことはどう思ってるのか聞いてみると
本人自覚してか…

「おれは口八丁しかねぇよ」というのです。
どうしたことか、
自分に技術はないけれど、お姉ちゃんのこと
売り込むくらいはできる。と…

なんだ、そのかんじ…

「だからさ、お姉ちゃん、お姉ちゃんの技術、おれ売り込むからさ、俺の口八丁使って、俺のこともかせがせてくれよ。」

誰が得するんだ。とおもいつつ、
改めて考えてみた。
私は自信がないけど、技術がある。
弟は技術はないけど、自信がある。

私はいつからこんなに自分に自信なく考えるようになってきたんだろう。

自分の自信の在処を
みつけなきゃ、
これから先自分のために。