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武瑠さんとヤスアキくんと渋谷の夜のひとりごと。

SuGの39日間限定復活を締めくくる、LINE CUBE SHIBUYA2daysに参戦してきた。色々あったけれど、とにかくいいライブだったで終われたことがすべてだろう。しかしまあ、人の涙腺と魂を同時に持って行きそうになった武瑠さんの通常営業よ。

初日はキャリア前半の曲を軸に、二日目は後半の曲を軸にしたセトリだったんだけれど、司会で来てくださっていたBooさんが、SuGとSuG充のスタンダードに新鮮な驚きを感じているのがただただ微笑ましかった。「無条件幸福論」や「『口約束』」そして「桜雨」に「神様の悪戯」と、SuG流の「恋のうた」を徹底的にべた褒めするBooさんに「乙女か」「乙女通り越してホスト」という容赦ないいじりが、武瑠さんとちゆさんから(ここ重要)絶妙のコンビネーションで(ここも重要)吹っ飛んでくるのだから笑うしかない。本当によかったよ。そして「まーたんの金沢の夜」はしばらく語り継がれそうだ。

武瑠さんいわく「想像力が足りなかった」と。ネガティブな感情を糧に曲を書いて、小説を書いて、色々なものを作ってきたけれど、ポジティブな感情から物を生み出せるのだろうかと思ったとき、一切何も出てこなくなってしまったと。その状態で二年。でも今回のツアーで各地のSuG充さんたちの笑顔を見て、ここで笑っている人たちも、ネガティブな感情を乗り越えてここで笑っているんだと気づかされたのだと。なまじひねらないと伝わらない感情に慣らされていると、いざストレートに伝えたほうがいい感情を目の当たりにしたとき、未知の感情すぎて、困惑を通り過ぎて緊急停止したまま動けなくなること、あるよね。もしかしたら、武瑠さんの「曲が書けなかった二年間」というのは、不調の時のヤスアキくんのような状態だったのかもしれない。直球が走っていないためにツーシームを狙い打たれる、らしくないときのヤスアキくん。今思えばヤスアキくんが三嶋選手を慕っている理由が、武瑠さんがなんやかんやちゆさんを頼りにしている理由とだいたい同じに見えるから不思議だ。

ボーナスステージ。そこで得たものを人生の本編に持ち帰ることができる場所。私にとってもこの二日間はそういう場所だったよ。次はないけれど、未来はある。また気が向いたら軽い気持ちで「やろう」って言ってくれ。こっちも軽い気持ちで会いに行くので。十年以上聴いてきた音楽というのは人生の戦友のようなものだからさ。

そうそう、私初日に座席に帽子を忘れるという大ポカをやったんですが、LINE CUBE SHIBUYAに問い合わせたら、忘れ物として届いていたそうで。届けてくれたSuG充さん、丁寧に対応してくださったスタッフさん、ありがとうございます。おかげで二日遅れで我が家に帰ってきました。いやもー、焦った焦った。あれないと、秋になってまた増えるデーゲームで大変なことになるもんでな(結局野球とサッカーかいというツッコミは甘んじて受けますはい)

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