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漫画万歳!(31) ~はじめアルゴリズム~

漫画は、ebookjapanという電子書籍を利用しているのですが、人気の漫画をお勧めしてくれるのはいいのだけど、無料でちょっと読めるというあれがクセモノで、全くもってebookjapanの思う壺、まんまドツボにはまっています。1冊無料で結局10冊買ってしまうパターンを何度繰り返していることか…。

今回紹介する「はじめアルゴリズム」も評価が高いので何気なく目を通してしまいました。簡単に言うと、数学の漫画です。NHKのあさイチなどでも紹介されていたようで「今どきの学習漫画」なのだそうです。「週刊モーニング」(講談社)で2017年から2019年に連載されました。自慢するほど数学嫌いの私が楽しめるはずはないと思ったのですが、、、かなり楽しかったです! 全部で10巻、買っちゃいました。思いっきり数学の細かい部分はすっ飛ばしましたが、主人公の天才少年の成長を見守る気分になり、数学者をとりまく事情を垣間見るのが興味深く、さらに数学をアートとして感覚で味わうことができました(理解はしてない)。

作者の三原和人氏はインタビューで、ハジメという子供が、数学と世界に触れて成長していく話を描きたいと思って、数学を前面に押し出さず、数理哲学を描いたといっています。中学生の頃にこういう漫画に出会っていたら、数学との向き合い方が違っていたのかなぁと、胸がちょっとウズウズする感覚も覚えました。まあ、やっぱりすっ飛ばして読んでたかな? 数学好きはもちろん、数学嫌いの方もぜひ手にとって、ハジメに会ってみてください。

MOTHER BRAIN MONTHLY REPORT(2021年10月号)より


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