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ハタチ回顧録

「20歳のうちにしておきたいこと」
「20歳になったらやるべきこと」

こう言う特集が組まれているのをよく見かける。
私のその20歳も、今日で最後。

私にとって、20歳、というか「ハタチ」というのは特別な感じがあった。なんとなくだけど、19歳にも21歳にもないキラキラしてるイメージが「ハタチ」にはあった。

引き寄せの法則というやつなのか、自分から特別な、大人になってから思い出すような1年にしようと行動していた気がする。それができたかはわからないけど、忘れたくはない1年だったのでここに残します。


今からちょうど1年前、10代最後の日はドイツにいた。小さい頃からの夢だった海外留学が叶って、しかも誕生日を現地で迎えるんだ、、という嬉しいけど悲しい複雑な気持ち。でも、いざその時が来てみると、今までで1番くらいたくさんの人にお祝いしてもらって絶対に忘れない誕生日になった。時差に混乱しつつ日本からメッセージをくれた友だちもいたり、同時期に留学してた友だちとビデオ通話して、こっちもう夜なのにそっちすごい明るい!みたいな海外初心者の感想を言い合ったり。
ありきたりな言葉だけど、やっぱり離れているからこそありがたみを感じるし、気持ちも高まる。
これが19歳の誕生日でも私は同じ感想を持つ気がするので20歳のタイミングなのはある意味ラッキーだったかも。忘れられない年にするために。


20歳になって割とすぐ、やりたかった1人旅を、日本でやる前にベルリンで決行。といっても日帰りだけど。雨女の私にしてはとんでもなく快晴だったのがすごく印象に残ってるなあ。チケットは買えなかったけどせっかくだから、と思ってちょうどツアー中のRADWIMPSベルリン公演の会場の前まで行って、地元のお年寄りが集まるようなカフェでバウムクーヘンを食べて、ベルリン大聖堂の前で詐欺に遭いそうになりつつも無事に終了。

帰国後、関東圏外の旅行といえば修学旅行で行った京都奈良くらいだった私にしては珍しく、3回旅行に行った。中でも、私が生まれた場所北海道に20の年に行けたのはなんか感慨深いものがあるよね!!まあ北海道での生活は覚えていないのだけれど。
これからも美味しいものを目指して、年1くらいで旅行ができればな〜

そしてこの前、成人式、ではなく「20歳を祝う会」。
今の18歳は成人おめでとうってお祝いするの?
自分は19の歳に成人年齢が18になったから、成人おめでとうって言われたことがあまりないように思う
成人したことを実感できず事実だけがある感じ

5年ぶり?の久々の再会で気持ちはあっという間に中学生気分だった。
懐かしさもあったけど、それよりも、本当に文字通り中学生に戻ったような感覚
当時心の病気で途中から学校に来れなくなってしまった友だちが式に来ていて、忘れられてると思ったって言われた。
もちろんそんな訳はなくて、
むしろ、1番会って話したかったんだよって
この会話できただけで成人式に参加した意味あったと思えたし、一緒に泣いたこと忘れないよー、、、。

そして今の私を語るのに欠かせないのが映画。
20歳のうちに観た映画、全部で95本。
数でみたらまだまだだけど、95本のうちのほとんどが、今みれてよかった作品ばっかりだ
私がここまで映画を好きになったきっかけはノーラン作品で、そのノーランのデビュー作も映画館で観れたし、私の誕生日時点で、ノーラン作品が3本も公開中なのが嬉しい
好きなだけ映画観てられる期間も残りあと少しのような気がするけど、これからも好きな映画は映画館に観に行くし、趣味を全力で楽しめる大人になりたい


ああ、もうハタチって言えないんだ
できることは増えたけど、知らないうちにやりたいことには制限をかけるようになっていくんだろうなあ
私はまだ今に縋っていたくなってしまう、モラトリアム

きっと21歳になったからといって大きな変化は無いんだろうけど 20代が終わることを嘆く日まで たくさん映画を観て美味しいものを食べて生きていこうと思います。

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