もがいて、少しずつ進む

私は愚かだったことに気づいた。

昨年の初夏に人を好きになり、思いは成就せず、秋が来て冬が来て春も来た。
思いが受け入れられなかった現実をなかなか受け入れられず、もがいた。

だんだんと時が経ち、苦しむ回数は減って来た。
今日は、また一つ私が知らなかったことを知れた。
勘違いをしていた。

私の好きな人の好きな人にお会いする機会があった。
とても感じのいい人で、素敵そうな人だった。

その人の人物像を噂話などから想像していたが、全然違っていたのだ。

二人の間に私が入る余地などない、
それは会う前からそうだとわかっていたけれど、実際目にするとより理解が深まる。

少し前の、はあちゅうさんのVoicyで「別れた彼女が忘れられない。待ち続けてよいものか」という相談をされてる方がいた。

はあちゅうさんの回答は「(別れた)彼女と(その彼女の今の)彼氏は時を重ねている。あなたが彼女を待ってる間にも。あなたも、違う人と時を重ねてみたらどうか」といった感じの内容だった。

私もまさに同じことを悩んでいた。
待っていたらいつか私の方へ来てくれるのではないか。

けどはあちゅうさんの言う通りで、私が仮に待ち続けたとして、その間に二人は時を重ね、新しい世界を二人で見ているのだ。あくまで想像でしかないけど、あの人とならきっと素敵な時を重ねるだろう。

私も新しい世界を見たい。
待つだけでは、私自身は何も変わらない。

もちろん、くよくよして過ごし続けていては、仮に将来好きな人がフリーになったとしても成長してない私を好きになってくれないだろうと、私も自分のやりたいことをして、のびのびと過ごしてこそ可能性があるだろうとは思っていた。

けどはあちゅうさんのラジオを聴いて更に、「別の人と出会い、時を育むことも大切だよ」と教えてもらった。

雨と体調のせいか朝から心が弱っていた。
そこへ行くか迷ったけど、行ってよかった。
私はまた一歩前へ進めそうな気がする。
今ももがいているので、進めてるとは思えないけど、雨が止んだ時には今日のことを振り返って一歩前へ進めてるのではないか。とても小さくても。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?