半分偶然、半分作為
友人宅へ向かう途中、偶然、最近気になるあの人を発見した(私もその人も車に乗っている)。
私の車の何台か後ろを走っていたが、途中で消えた。
あれ…?と思った後、その人は途中にあるスーパーへ寄ったということに気づいた。
友人との待ち合わせ時間までだいぶ余裕があった。
私もスーパーへ行くか。
通り過ぎたのに不自然ではないだろうか。
5秒ぐらい考えたのち、スーパーへ引き返した。
スーパーにその人はまだいて、お話できた。
私も買い忘れていたもの(ビール)を買った。
(相手が気づいてたかはわからないけど)前を走っていた私が微妙に遅れてスーパーへ登場し、ビールだけ買うのは不自然だったかもしれない。
半分は偶然。
奇跡のような嬉しい偶然。
しかし半分は私の行動。
偶然でもなんでもない。
自然な流れに反する行動は、時にリズムを乱す。
よくない結果を生むこともある。
けど、今日会いたかった。
会ってお話できたら嬉しいから、向かってしまった。
結果として、私は会えてよかった。
社交辞令と事務連絡のような話しかできなかったけど、顔を見て、面と向かってお話しできて、笑顔を見れてよかった。
あの人はどう感じただろうか?
偶然、と思ったか、
私の作為に気づいたか、
気づいてたらどう思ったか…
スーパーでお別れし、車で同時に出発した。
途中私が曲がるところで前を走っていたその人が「またね」を意味するようにウィンカーを一瞬チカチカさせてくれた。
そんなんがすごく嬉しい。
そんなの、ただの友達にだってするだろうと思うけど、なんかすごく嬉しかった。
なんかオチがないですね。
そんな今日でした。
帰ってから猫を何度か抱きしめました。
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