見出し画像

コルツ・バニラ

【ご注意】喫煙に関する文章です。タバコが嫌いな方はここで引き返してください。

数多い手巻き煙草のシャグの中で、マイフェイバリットのシャグ。

香り、喫味、甘味。
ドローからフィニッシュまで長く持続する芳しいバニラの香り。
単体の旨さももちろんなんだけど、ライチやカシス等のフルーティなシャグとのブレンドでも芯を失わない。

肺に入れないフカシ、深々と吸い込むラング。
どちらでも満足する喫味。
芳醇な甘い香りのなか、バージニア葉の旨味が溶け合い、一服の満足度が非常に高い。
珈琲との相性も抜群。

コルツ社の他に、スタンレー社、フランドリア社のバニラのシャグもそれぞれ特徴が立っていて旨いが、自分の中でベストなバランスはやはりコルツ社になる。
いずれも水分着香なので、葉がサラサラとしていて手がベトつく事なく巻きやすい。

強い着香力のグリセリン着香シャグは、鮮烈にガツンと来る香りの高さがクセになるシャグだが、なにぶん粘度と保水力があるので、数本ほど巻くと指先が茶色くなってしまうし途中で消えてしまったりもする。
葉にたっぷりと香料が絡むよう加工されているので、水分着香のシャグに比べて香りと喫味はハッキリしててドローのインパクトがスゴい。

グリセリン着香が4K放送で、水分着香はハイビジョン以前のアナログ放送くらいの差がある。
それでも水分着香のシャグは、葉の本来の香りとのバランスが良く、日常的な喫煙に向く。

紙巻きタバコ税大幅アップの影響で、手巻きタバコに路線変更する喫煙者が増えたのか、煙草屋で品切れになる事が多くなった。
先日もまとめ買いされてて馴染みの煙草屋の店員さんすら驚いていた。

手巻き愛好者が増えればそのうちコンビニ等でもシャグを扱う所が増えてくれるのかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?