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1億円馬サイアーライン

平地競馬でオグリキャップの直系が競走馬デビューしたというニュースをみて、ついついばんえい競馬にも通づるものはないかと気になってしまった次第。

ばんえい競馬の大台と言えば1億円。現在、1億円達成馬はキンタロー、フクイチ、マルゼンバージ、タカラフジ、ヒカルテンリユウ、アサギリ、スーパーペガサスの7頭。どれだけサイアーラインで残っているかみてみよう。

まずはキンタロー。
多くの産駒を輩出して種牡馬としても大活躍。
種牡馬となった産駒にはキンカップオーやクシロタローなどいるが、その産駒たちが種牡馬となることはなかったようだ。繁殖牝馬の方ではライデンホーキョクの産駒でライデンロックやフウジンライデンが種牡馬となっている。結論、キンタローの血は繋がれているがサイアーラインでは残っていないということになる。

続いてフクイチ。
言われなくてもパッと思いつくのはフクノカミカゼ。
こちらは産駒の現役馬が多数いる。昨年、インターセプトが熊本県にて種牡馬として登録されている。
牝馬の方で代表的な馬だと花梨だろうか。
ホクショウムゲンやイワキオーカンが現在も競走馬として頑張っている。
よってフクイチのサイアーラインは現在も残っている。

3頭目はマルゼンバージ
パッと思いつくのはマルニシュウカンやエビスオウジャだろうか。
マルニシュウカンは9頭ほど産駒を輩出したが、牡馬牝馬共に繁殖とはならなかった。
エビスオウジャの産駒にはアーティハヤテがいる。
さらにその産駒にはレイワノダイマオー、グレイスダイマオーなどの現役馬がいる。
牝馬の方だと現役だけでみたらウンカイタイショウ、フジノウンカイ、センゴクイチを輩出している宮姫がいる。
マルゼンバージのサイアーラインも残っていた。

4頭目はタカラフジ。
その時代をよく知らなくてすぐに浮かばなかったが、調べると産駒にはクシロキンショウが種牡馬となっている。その産駒には去年から種牡馬となったカクセンキングがいた。今年産駒を輩出していたはず……。
タカラフジにもサイアーラインが残っていた。

5頭目はヒカルテンリユウ
ヒカルテンリユウの産駒にはアラナミライデン、コウリュウオーザ、ミサキスーパーなどが種牡馬となっている。現在も産駒を輩出しているのはミサキスーパーの産駒のテンカムソウが種牡馬として大活躍している。
牝馬の有名どころと言えばやっぱりインフィニティーやトレジャーハンターを輩出したクインフェアーだろう。
その産駒クインフェスタもコマサンエースやキングフェスタなど活躍馬を輩出している。
ヒカルテンリユウもサイアーラインが残っている。

6頭目はスーパーペガサス。
こちらは幼少期に競走馬として見たことあるが、種を残さずに亡くなってしまっている。ちなみにではあるが先程書いたヒカルテンリユウの産駒でもある。
残念ながらサイアーラインは存在しない。

最後はアサギリ。
通称別名で「北見の鬼」ともあるくらい。
アサギリの産駒で種牡馬となった馬はいなかった。
残念ながらサイアーラインは存在しない。
しかしながら、牝馬で有名なのはやはりアサギリクインだろう。オイドンやテンカゴメンが種牡馬、ユングフラウ、ハイカラサン、サンシルクラポピーが繁殖牝馬としてアサギリの血を繋いでいる。今後がとても楽しみだ。

さて、結果はどうであろう。
サイアーラインが残っているのはフクイチ、マルゼンバージ、タカラフジ、ヒカルテンリユウの4頭。
7頭中4頭と考えればとてもすごい。
サイアーラインでなくてもスーパーペガサス以外の馬は現在もどこかで血が残っている。
今後もこうしてどうにか残って欲しいのが切な願いではある。

※ざっくりまとめた個人的私見であるため、とても稚拙であり誤ったことなどがあるかもしれません。その辺はご了承願います。

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