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ばん馬の牧場見学を通してvol.2

雪解けが進み、空気は春の陽気を感じる。
友人からのお誘いもあり約1年7ヶ月ぶりの牧場見学をすることに。
正直ここまで色々あったと思う。
人間界は新型コロナウイルスの蔓延、馬の方では馬パラチフスがあったりとかなりの自粛ムードであった。正直、お誘い受けた時はとても嬉しかった反面考える部分もあった。それでも、友人からは生産者さんからは「大丈夫だよ。」とお許しが出ていることも教えてくれ行くことを決意した。

今回行ってきたのは幕別町の村田さんの牧場。
牧場には種牡馬2頭、繁殖牝馬3頭、1歳馬が2頭いた。
種牡馬はコウシュハウンカイとミノルシンザンがいた。(ミノルシンザンは撮り損ねてた………)

コウシュハウンカイ

牧場に着いた時には繋ぎ場にいてどうやら少し落ち着かない様子。引退してから約1年が経過しようとしているが、馬体は現役馬のようにしっかりされていた。村田さんも「気性も良いし競馬場で調教すればまだまだ現役でも行けるかもな。」と関心されながら話される。
一方、ミノルシンザンはコウシュハウンカイとは対照的にとても大人しいとのこと。
ミノルシンザンはミノルシャープの弟。
母の神鶴二十一の祖母のカミホロレディはマルニエーカンなどを輩出しており、その産駒のマルニセンプーも村田さんのところで種牡馬として活躍していた。
コウシュハウンカイの産駒は来年、ミノルシンザンの産駒は早くて3年後。2頭の種牡馬としての活躍がとても楽しみだ。

繁殖牝馬はマオノクイーン、ヒカルピアス、ヤマカツレイナがいた。

ヒカルピアス
ヤマカツレイナ
マオノクイーン

特にマオノクイーンは置戸町の馬で応援していた馬でもあったから会えたことがとても嬉しかった。
競馬場から戻って間もないこともありまだ筋肉がしっかりされていた。でも写真の表情のとおり、とても穏やかな表情であった。これから繁殖としてコウシュハウンカイをつける予定とのこと。
ここで村田さんの言ったことがまた1つ視野を広げてくれた。
「マオノクイーンもコウシュハウンカイも松井厩舎だし、完全なる松井ブランドだな。」
確かに2頭とも松井厩舎所属の活躍馬ではあるが、そのように考えたことがなかっただけにまた1つ着目点が増えたような気がする。
今から産駒が出てくることが今からとても楽しみだ。マオノクイーン、コウシュハウンカイどちらに似るのかもとても気になるところ。

1歳馬は写真を撮り損ねてしまい写真での紹介はできないが、コウシュハウンカイ産駒の2頭がいた。
1頭は栗毛の牝馬でコウシュハウンカイにとてもそっくり。かなりのお転婆さんな感じ。
もう1頭は鹿毛の牝馬でこちらはどちらかというと大人しくやや臆病な感じ。
村田さんが話すには「鹿毛の方は大人しいから競馬場行っても走るかはわからない、だけど栗毛の方はいいね。コウシュハウンカイそっくりだし力もありそう。狙うは黒ユリ賞かな。」と期待している様子であった。

久しぶりの牧場見学ではあったが、最初は緊張したものの時間が経過していくうちに少しずつ緊張もほぐれ最後は楽しく終わることができた。
牧場を去る際には村田さんから「またおいで。」と言ってくれ良い気持ちで去ることができた。
また機会があれば行きたい。

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