ぱすてるメモリーズのストーリーを予測しといた

5/22 現状「お熱なお年頃」まで。
ただの妄想だし多分違うと思うからネタバレにはあたらないと思うけどあってたらごめん、みたいな感じ。でも一応ネタバレ注意と言っとく。

あと、これを書いたのは僕の自尊心を満たすため。物語の顛末が明らかになった時に、「フフフ、わかっていたさ」と言うため。違っていたらフェードアウト。





〇ねじウサの中身はてんちょのおじいちゃんである説。

物語における定番設定「重要人物が全員身内である」というのはよくあること。少なくとも薫子の火の妖精のスナップストーリーの中で「てんちょが既視感を覚えるセリフ」があることから、ただのマスコットというわけではなく、身内絡みである可能性はかなり高い。父親のセンもなくはないが、この店に関わりがあるという表現がないので薄い。後述する内容的にも薄い。


〇ブラックエリート(以下BE)のボスはてんちょの父親である説。

これもよくあるパターンですね。少なくともBEにゲートを開ける人物がいる事は間違いない。ゲームの趣旨としても、ゲートを開ける人間が多いのも問題である。てんちょ=プレイヤーが女の子たちにとって特別でないと都合が悪い。似たようなポジションに「同じ特別性」を持った人物がいるのも都合が悪い。(例えば「小町がどこぞの馬の骨が開いたゲートから作品世界にダイブしてきた」と知れば僕はきっと嫉妬に狂ってしまうだろう)。
あと、おじいちゃんの話はちょいちょい出てくるのに、父親の話は出てこない。全く関係ないか、意図的に存在を認識させないようにしているかのどちらか。


〇ブラックエリート思想

ではなぜてんちょの父親はブラックエリート思想に走ったのか。
これはねじうさが再三言っている「作品世界のものは持ち帰っちゃいけない」というセリフにある。このセリフが指し示すところは「作品世界のものは持ち帰る事は可能」である。ついでに言うと、散々意味深な発言を繰り返している摩耶さんの「イベント:お熱なお年頃♡」での「全病気ナオールを現実世界に持って帰れば人類に貢献できる」というセリフでも裏付けされている。もっとも、沙織ならそれを作ってしまいそうではある(笑)。
ここで思い出して欲しいのが、BEは作品世界を黒く塗りつぶそうとしているということ。ついこの間までは作品世界を独占状態だったはずで、私利私欲のためであるなら作品世界は残しておいた方がいい。つまり作品世界を独占するとか、アイテムを持ちかえって一攫千金が目的ではなく、単純に作品世界の根絶が目的であると思われる。
じゃあなんで作品世界の根絶を目指すのか?そこで摩耶さんの「(全病気ナオールを)現実世界に持ち帰ったら医学の大きな進歩になるんだから、そうしなさいよ」が意味を持ってくる。「かもしれない」ではなく「そうしなさいよ」とまで言っている。つまりそのセリフには確信が込められている。このセリフは「作品世界のアイテムを持ち帰るどころか、それを分析し再現性があるものとしてフィードバックできる、少なくとも摩耶さんはそれを確信を持って言えるレベルで知っている」という事を示唆している。

………ものすごーーーーく危険だと思いませんか?

その事実に対して、おそらくねじウサは「基本的にはダメだけど良識の範囲内で、現実世界を変質させない程度(アンキモとか)ならギリギリ可」くらいの認識で、BEは「現実世界を大きく変質させてしまうようなモノを孕んでいる作品世界の存在自体が危険」という認識なのだと思う。そう考えればBEは必ずしも悪ではないし、世界を守ろうとしているという見方も可能である。


〇ゲートを開く能力

てんちょのウィルス耐性と、大量の思い出の力「メモリア」が必要。
ここで気になるのは、摩耶はどこから来るの?という疑問。普通に考えればBEの関係者にゲートを開ける者がいるって事になると思う。てんちょ含む何人かは現実世界で摩耶と出会っているし、6話の舞台となった作品の作者とは関係がある事を明言しているから、別の世界の住人とかではなく、現実世界の住人であり、誰かが開いたゲートから作品世界にやってきている。
ゲート開くために必要なものは「能力者」と「メモリア」である。BEに能力者がいるという事はわかった。じゃあメモリアは?作品世界を黒く塗りつぶそうとしている奴らに作品世界の思い出なんてあるの?
「メモリアについての理解」が間違っている可能性はあるけれど、そこが正しいとするなら「作品世界の思い出」はあるって事になる。それこそゲートが開ける位に大量のメモリアを保持している。BEは作品世界が嫌いなわけではなく、むしろ好きすぎてしょうがないくらいに好きなはずだ。(ここは雑。要検証)


〇BEが大好きなはずの作品世界をなかったものにしたいワケ

作品世界は夢の世界だ。大好きだったゲームやアニメの世界を体験できるなんて夢の世界でしかない。その夢の世界へのアプローチとしては、ねじうさの「作品世界は残したい!でも現実世界を変質させてしまうようなアイテムは持ち帰り不可」が最も自然なもののように思う。誰だって自分が大好きだった、夢見た世界をなかったことにしたい、なんて思うはずがないだろうから。そう思うとしたら当然そこには理由がある。「作品世界の存在自体が危険」という道徳心以上のものだ。


〇以外にも重要だった摩耶さん

正直に言えば、ただの下っ端で、話が進めばさらに別の幹部が現れてバカにされるポジションになると思っていた。でも、以外にも重要なポジションだったらしい。恐らく最後まで別の幹部は出てこない。(BEは実は構成人数が極めて少ない組織なのかも知れない。)当然ながら彼女はどこかの誰かが開いたゲートを通って作品世界に現れる。つまり彼女も「思い人」なのだ。「思い人」である以上オタクの素質があり、メモリアに愛されている。その彼女が大した理由もなくBE思想に同調するとは思えない。おそらく「作品世界の存在自体が危険という道徳心以上の理由」を彼女は知っている。知っているというより共有している。つまり、てんちょの父親がBE思想に走った理由(事件)に関わる当事者なのではないか。


〇てんちょの父親がBE思想に走った事件

現状ある材料からだけで考えるなら、作品世界のアイテム持ち帰りに関する内容で大きな事件があり、それが直接的か間接的かどうかはわからないけど影響し、てんちょの父親と理由を共有している摩耶さんは大きなダメージを受けた。多分、摩耶さんとは顔見知りである6話の「月と太陽」の舞台となっている物語の作者(以後6話作者)の死に関係がある。もしかしたらその人物も思い人だったかもしれない。(ありがちな可能性としては、その作者はてんちょの母親だったのだ!とか、摩耶さんはてんちょの姉なのだ!とかそういうのもあるけど今のところそこまでの根拠はないと思う。)ところで摩耶さんって何歳なんだろうね?

6話作者が死んだ理由、間接的なものとしては「作品世界から持ち帰ったアイテムを何らかの理由で外部に持ち出した事が理由で世間から攻撃を受けた」とか、そんな感じかもしれない。もう既に6話作者は死んでしまったが、作品世界の記憶を消すことでその事件をも皆の心の中から消してしまおうとしているのだ、とか。まあこのゲームの世界観「閉じた現実世界と開けた非現実」からすると、現実の世界が広がってしまうようなルートはないだろうけど。

どちらかと言えば「現実世界に持ち帰ったアイテムが原因で、その6話作者が肉体的もしくは精神的に大きなダメージを受け、結果的に亡くなってしまった」説の方が可能性が高い。根拠があると言うよりは、物語としてそちらの方がイズミンの存在にリンクさせやすいからだ。例えば「先代と同じような原因で瀕死の重症とか、現代医学では治療不可能な病気とか、メンタルやられてアドバンスド引きこもりとかになるものの、てんちょとイズミン自身が選んだ「先代とは別の、てんちょの父親と摩耶さんが同じ過ちを繰り返さない為に選ぼうとしている選択とも違う選択」によって、よりよい未来を描いていこうよ!」的な。


とりあえずここまで妄想した。
個人的には、物語が進行することなく、大人になることもなく、いつまでもあの子たちが仲良く子供のままでいて欲しいと思っているけど、ここまであからさまな伏線が出ちゃうと難しいだろうな。悲しい。さびしい。

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