みんな年下

世の中で話題になっている漫画や小説の作者が、たびたび自分より年下ということが最近増えてきたように思う。
そりゃあわたしも今年30歳になるし、大学を卒業して社会人をしていたら8年目という状況からして、その8年もの大人の時間に才能を発揮する人がいるのは当たり前。しかも芥川賞受賞者は現役大学生と聞いてびっくりする。
いや、大学生はやばいよ。知ってる。
自分が芸術学部に在学していたときすでに、こんなやつが大学生やってていいの??というくらい才能丸見えな人を何人も見た。
その才能が社会に評価されてお金や人を動かすのはまたすこし違う次元なんだろうけど、とにかく「才能」というものを持っている人間は年齢に関係なく山ほどいる。
芥川賞みたいにみんなが知っていて、なおかつ成果物が手に取りやすい「本」という形は、人に伝わりやすいと思うし、その評価もまたわかりやすいと思う。
いいな。親や親戚が人に話しやすい、しかも贈りやすい、買ってもらいやすい形で才能の報告ができるのは心底羨ましい。

作家が年下に驚くのと同時に、作品の登場人物まで年下なのにも驚く。
呪術廻戦の五条悟や鬼滅の刃の竈門炭治郎が自分よりも年下なことには複雑な心境になった。

いつまで経っても普通の人間の人生しているのに違和感がある自分、いつも年齢も気にして、この年齢から何か変化できるかなと不安になったりもする。

いいんだけどさ。何者にもならないと決めた2020年は生きやすかったよ。

妊娠出産でそれどころじゃなかったし。

わたしはわたし、みたいな言葉がきらいなので、いつも何か探してしまう。
世の中にはわたしより年上の方が多いよね?全然余裕っしょ。がんばろ

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