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海外からみた日本のポッドキャスト業界

この記事はポッドキャスト番組
『ポッドキャストが出来るまで season2』でも
音声としてこちらの内容を配信しております。
喋っている方が理解しやすいと思う方は下記のリンクから
ポッドキャストをお聞きください

KONがポッドキャストの情報を集めるのに重宝しているサイト
podnews

ほぼ毎日、ポッドキャストに関するニュースが更新されてるので
KONは毎日チェックしてます。

そんな中、世界のポッドキャスト市場から見た日本のポッドキャスト業界に関するニュースが公開されていたので、元ラジオディレクターであり、
現役のポッドキャストプロデューサー二人であーだーこーだいっております

日本ではポッドキャストを聴く人はほとんどいません。

衝撃的な冒頭からスタートします。
詳細を見ると、

日本のポッドキャスト週間リーチは最も低く、米国の 4~ 5 分の 1 です。
聞いている人にとっては、依然としてこの地域で
最も短い時間しか聞いていない。

では、何故人気が無いのか?その原因は3つ紹介されていました。

1 つ目:民放ラジオ 99 局を 聴くことができるアプリ「Radiko 」
アプリの株主は大手広告代理店や日本の主要ラジオ局などで
構成されている。これは 2010 年に開始されましたが、
Spotify が自社のプラットフォームでポッドキャストを許可する 5 年前です。 当然のことながら、昔ながらのラジオリスナーはすべて Radiko に移行し、
人気番組をポッドキャストに再利用するのではなく、
ラジオ局は Radiko 内で放送を続けます。
これは西側諸国では顕著な違いであり、西側諸国では、
ラジオ ネットワークは早くも 2006 年のThis American Lifeや、
2004 年の BBC のIn Our Timeからポッドキャスティングに参入しました。

KONの解釈
海外のラジオ局は早くからポッドキャストで展開
日本はポッドキャストが来た時に1回失敗。
それからradioが大成功し、ラジオはスマホでいつでも聴ける時代に
この1〜2年でポッドキャストをまた再会する局が増えた。


2 つ目:日本を取り巻くコンテンツ法
ある程度のフェアユースを認めている米国とは異なり、
日本では権利者の同意がない限り、
著作物の二次共有の多くが禁止されています。
これは、動画に 5 人のクリエイターがいる場合、字幕の使用にまで及ぶ使用権を各クリエイターが提供する必要があることを意味します。
これを執行し、訴訟を追及するチームは、
JASRAC、CODA(海賊版に関するやつ)、および侵害の調査を
積極的に行っている多数の大手メディア組織であり、
この違反行為には最長10年の懲役が科せられる(米国は最長5年の懲役)。この障壁はポッドキャスティングに特有のものではありません。
そのため、Youtube も他のすべての国と比較して比較的低迷しています。

KONの解釈
海外のポッドキャストを聞くと、
音楽を紹介する番組では普通に楽曲が流れるが、
それを日本でやるとアウト。
Netflixのドキュメンタリー何かを見てると引用で
動画や音声ニュース映像使われてる事が多い。
日本で動画や音声で著作物を使うときは、
申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請、申請の嵐でお金と時間がかかるので、
どうしてもフリー素材に頼りがち。

3つ目:言語の壁
ポッドキャスティングの「ハウツーガイド」のほとんどは英語なので、
日本のポッドキャスターはさらに苦労します。
リスナーの選択肢も少なくなります。
ソフトバリアという点では西洋とかなり似ています。
コンテンツクリエイターは多くの場合、副業とみなされ、
本業に「値する」ものではありません。
高額な報酬を得ることが証明されている野心的な
世界的なポッドキャスターが存在しないことを考えると、
この認識はさらに強まる可能性があります。

KONの解釈
記事では日本のポッドキャスターは情報を得ようとしても
英語ばかりで的確なアドバイスが見つけられないと書いています。
それを僕がこうやって日本語にして、今までの実績と合わせて
紹介する事で解決していければと思ってます。
そして、海外のポッドキャストは英語なら
アメリカ、イギリスはもちろん世界の英語人口15億という
15億人が聞ける可能性を秘めています。
一方日本語は約1億2800万人と1/11程度…..

日本語のポッドキャストは世界からしたら
スモールスモールマーケットです。

最近ではブリティッシュ・ゴット・タレントで
とにかく明るい安村さんがめっちゃバズったり、

TikTokやYouTubeで世界中から人気のじゅんやさんを見ると

言語関係ない、面白おじさんは世界中でウケています。


日本のポッドキャスト人気ジャンルは「現実逃避」と「現状の改善」


記事の中で面白かっったのが、日本のポッドキャストの人気のジャンル
赤色のもの (「現実逃避」) はコメディまたはアニメのジャンルです。
緑色のもの(「現実の改善」)は英語レッスンのポッドキャストです。

記事の中では

ポッドキャストのリスナーの大多数は、
およそ 18 歳から 34 歳までの若い層である傾向があります。

これらの人々は、成長期に日本経済が停滞した「失われた数十年」
(1992年以降)を経験したことになる。

要点をしっかりと理解してもらうと、
日本のアニメのジャンルの中でも、台頭しつつある最大のジャンルは
「異世界」、または異世界、つまり英語で「異なる/他の世界」です。
次の 3 つの特徴で最もよく知られているジャンルです。
・現実を憎む/敗北者である主人公
・転生 異世界に来てしまった
・新しい世界によって変化する(多くの場合ポジティブに)

面白いことに、すでに現実ではないメディアである
アニメの最大のジャンルが、
さらに現実から逃避することであるということ。 も
ちろん、すべてのコンテンツの好みがその人気の
「失われた 10 年」に起因するわけではありませんが、
かなりの数 (約 50%) がそうであるようです。

日本のポッドキャストの今のトレンドは海外の10年前に似ている


実際、日本は以前(2014年以前)の西側諸国とかなり似た段階にあり、
コメディアンが支配している。
2009 年、最もダウンロードされたポッドキャストのギネス世界記録は、
アメリカのコメディアン、アダム カローラによって保持されました。

彼は英国のコメディアン、リッキー・ジャーヴェから
ギネス世界記録を奪いました。
この時期、ポッドキャストはアトミック ネットワーク によって駆動されていたため、主流ではありませんでした。

日本では、地元のコメディースタイルのため、同様の段階にあります。
れを好む男性の数が増えても驚くべきことではありません。
 しかし、それでもなお、日本の毎週のポッドキャストのリーチは非常に落ち込んでいる。その主な原因は、リスナーがリスナーからクリエイターへと飛躍することを妨げるハードとソフトの両方の地域の多くの障壁である。
それが上の3つの障壁になります。


 最後にEDで話した誰しも自分の得意領域で勝負した方が良いという
どれだけ努力しても「大谷翔平や藤井聡太になれない」ほぼすべての人たちへ 
こちらのリンクをご紹介して終わりです


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