パオジアンのポケギア採用について

初めましてパオジアンexデッキを使っている「はこ」というものです。シティリーグやCLではパオジアンで出場、良成績こそ残せていませんが、パオジアンの構築はかなり真面目に考えている方だと思います。
今回、パオジアンexデッキでのポケギア3.0の採用について、その理由と構築例、使ってみての感想を書いてみようかと思います。

まず、基本的なパオジアンexデッキでは以下のカードの効果を使って山を掘り進めていきます。
・かがゲコのかくしふだ

・ビーダルのはたらくまえば

・ポケストップ

・ナンジャモ(構築による上、山を純粋に縦堀りできるわけではない)


ポケギア3.0の採用理由を書く前にパオジアンexデッキについて理解していて欲しいこと、それは
「カイを打てない=負け」
ということです。
正確には、「試合にならない」と言ってもいいかもしれません。
アクロマが打てないロストくらい、カイが打てないパオジアンは弱いです。
だからこそ自分のパオジアンはポケギアを打つことでカイに触りやすくし、後攻でも安定して盤面を作ることが出来ています。

ポケギア3.0採用理由


・後攻スタートで盤面を立てやすい。
・勝ち筋としてのボス要求、カイ→キャッチャーなどを満たすことができる。
・ポケストップが解決になる場合がある。
・手札干渉された後の当たり札になる。
などが主な理由です。

「後攻スタートで盤面を立てやすい。」
[ポケギア無し、ポフィン3枚採用]
手札7枚
ここでカイorポフィンが手札にあって、盤面を立てれる確率は57.6%です。

[ポケギア無し、ポフィン4枚採用]
ポフィンを4枚採用にすると、初手7枚にある確率は62.5%まで上がります。

[ポケギア3枚、ポフィン3枚採用]
初手にカイorポフィンがある確率は58%、それら2つが無くて、ポケギアがある確率は12%ほどあります。

[ポケギア3枚、ポフィン4枚採用]
初手にカイorポフィンがある確率は65%、それら2つが無くて、ポケギアがある確率は10%ほどあります。

ポケギア採用している方は、かくしふだ、れいき、ボール類、器などを使って山札を圧縮すれば、かなりの確率でカイに当たってくれます。

パオジアンexにおいて、早く盤面を立てれるということが強さに直結します。
Q,なぜカイが打てると強いのか?
A,カイが打てると、パルキアのようなスタポ要因や、マナフィやビッパのようなたねまで並べることが出来るので2ターン目に動きやすくなります。

「勝ち筋としてのボス要求、カイ→キャッチャーなどを満たすことができる。」
「ポケストップが解決になる場合がある。」

これらは共通していますが、「最後にテツノカイナで裏のゲッコウガを取れば勝ち」のような場面で1投のボスやプライムキャッチャーをかくしふだとまえばで引けるか、といえば山の状態にもよりますが難しいです。

そこでポケギアが有れば!!
倒し切れる場面でしっかり引きに行くことが出来ます。
また、パオジアンで標準採用しているポケストップにより、(カイやボスが落ちなければ)ポケギアから繋がることもあります。

「手札干渉された後の当たり札になる」

パオジアンの明確弱点と言えば、ビーダルを取られながらのツツジやナンジャモのような手札干渉でぶっ壊されることです。
このような場合に当たり札としては基本はカイですが、ゲーム中盤以降、カイが少ない時たった3枚のドローで引けるかというと難しいです。ポケギアを採用していれば、カイ+ポケギアとなって当たり札が多いうえに、終盤の山が薄い時のポケギアでは大体カイが当たります。干渉後にカイが当たるのなら、そのゲームには勝てるということです。

構築例

パルキア無しパオジアン

ypMS2p-qK3Ofi-3M2yXM

純水パオジアン

pyS2Sy-A0lt7V-pU2pMM

カイナ入りパオジアン

FVVkVF-Ma2Icu-5v5kb1

採用理由
・パルキア軸
「スターポータルは強い」これに限ります。
セグレイブを倒された時や、スパエネ回収が引けなった場合のための保険として使えます。スターポータルのおかげでヘイルブレードの打点が足りたり、カイオーガが手張りと含めて起動出来たりします。
それとパルキアがいると、リザードンに対してとても強く出れます。パルキアの280耐久はこちらがサイド4枚(はちまき込み3枚)取らない限りワンパンされないため、雑に前に出して殴り続けても強いです。カイナ採用型であれば220点与えておけばごっつぁんの圏内に入るため、非常に使い勝手が良いです。

・カイオーガ
トドロクツキデッキに使われるようなイキリンコやネオラントのようなHP180以下のサイド2のポケモンや、アローラロコンのようなポケモンにダメージを与えられることが強いです。

パオジアンのサブアタッカー枠としては
・パルキア ・テツノカイナ ・カイオーガ
の中から2体を選ぶことになります。

非採用理由
・マナフィ
基本的に手裏剣をケアするために置きますが、先攻を取って2ターン目でセグレイブやビーダルに進化させてしまえば、手裏剣を打つ意味がなくなるため必要ないかなと思いました。また、パオジアンミラーではキャンコロが飛んでくるので意味がありません。

・暗号マニアの解読
一般に使われているデッキでは、実質カイの5枚目となるカードとして使われたり、かくしふだと合わせて確定サーチとして使っていたりします。しかし、ポケギアを採用しているため、かくしふだやはたらくまえばを先に使うことが多く、ポケギアで暗号マニアが当たったとしてもポケストップでしか引くことが出来ません。さらに、ポケストップの3枚目によってはプランが崩壊することもあるので、今回は採用していません。

・カウンターキャッチャー
枠がありませんでした。そもそもパオジアンはガンガン攻めてサイドを取りきるデッキなので、捲るという考えはあまり要らないのかなとも思いました。しかし、ロストに後一ウッウでサイド1を取られたり、残りサイド3-2のような場面でカウキャごっつぁんで勝利することもあるので、ボスとの択になると思います。

筆者のデッキ紹介と感想

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ポケギアを採用し、様々な対面を見るために色々追加した結果ごっちゃごちゃになりました。
シティリーグではこのデッキを使用し、トナメこそ上がれませんでしたが、事故負け0、なんならカイもほぼ毎ターン打ててました。
ビーダル軸を1-1にした弊害として、もちろん手札干渉には弱いです。山札を薄くして、ポケギア温存などの当たり札を引きやすい状態にし、あとは右腕を光らせることで乗り越えました。

ポケギア採用型を使っていての感想としては
・本当に事故が少ないこと
・干渉での当たり札を非採用に比べて残しやすいこと
・ポケストップが解決になったことが
これらが大きく、とても感触が良かったです。

・パオジアン使ってみたいけど安定しない
・シティやCLで安定した構築を使いたい
など思っている方々にはポケギア採用はとてもおすすめの型です。

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