男とおんな

この世には生物学的には男とおんな
しかいない。
だから、男は完全体になりたくて、
おんなを求めるのだろう。
おんなは男に求められるために、
生きている。
ただ、そこに咲き誇る花のように

おんなは美しく、

花の天命をまっとうするだけ……

ただひとりの運命の伴侶を待って

時には、

想いとは違う男が近寄って

くることがあるだろう、、
 だけど、花であるおんなは

逃げることができない

自ら花を閉じるか

はたまた、食虫植物になり、

男を自らの花に取り込んでしまうか

ただ、こうなった時、

運命の伴侶がちかづいた時、

可憐な本来の花に、

純粋な花にもどっていなければならない

さもないと、

最愛の男を自らに取り込んで

しまいかねない、から

男はそんな命の危険を冒し、

最愛のおんなに近づく

命を賭けて、
 近づいてくる、のだ。

おんなは男の命がけの接近

を知らなければならない

自らの命の期限があること

を知りながら、

それでもその最愛な男にとって

自分が純粋に花である自分に

戻らなければ

男を受け入れることはできない

男はこんなおんなの葛藤を

知らなければならない

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