「一生モノの人脈」とは?
こんにちは、藤井このみです。
4月から新生活が始まったという方も多いのではないでしょうか?
私も自分の会社でまもなく4年目を迎えますが、心機一転新たに始める試みもあるので、楽しみです!
さて、今日は私が社会人一年目の時に会社の上司にもらった言葉の中から、今思い出して身に染みていること、「一生モノの人脈」について、話します。
1,「人見知りのおばさん」にはなりたくない!
「どうしてそんなに人脈が広いの?」
社会人2年目以降、起業に向けて動き始めてしばらくしてから、そう聞かれることが多くなりました。
もちろん、人脈が広い方は他にもたくさんいると思うのですが、上記のように聞かれた時に私が決まって答えることは、「だって努力してきたからね」ということです。
私はもともとすごく人見知りで、見知らぬ大勢の中に入っていくことが苦手でした。ただ、「苦手を苦手なままにしていていいの?」と社外の先輩に問いかけてもらい、「確かに人見知りのまま30歳を迎えて、そのままおばさんになったら嫌だな」と思ったのが、自分を変えようと思ったきっかけでした。
そこから、自分を変えるには行動あるのみ!と決意し、
先に行動している先輩を真似て、新たな人との出会いの場に積極的に足を運ぶようにして努力をしてきました。
2,人脈作りの目的はなにか?
よく、「人脈作りを頑張る」ということは、
自分の仕事上メリットがある人や著名人と繋がる努力のことだという方もいらっしゃいますが、
私は、当時社会人2年目のぺーぺーの私が、いきなり「すごい人」と繋がるはずなんてないと、ある意味身の程をわきまえていました。
なぜなら、当時の私が「すごい人」に提供できるメリットなど、何も持ち合わせていなかったからです。
だからこそ、当時出会いの場に足を運ぶようになって意識していたことは、「すごい人」と繋がることではなく、シンプルに「信頼のおける友達を増やそう」ということでした。
恋愛相談や今後のキャリアについてなど、信頼する友人にしか話せないようなことを、新たに話せるような存在を社外に作ることに重きをおいてきました。
結果的に、メリットデメリットでつながっている友人ではなく、
心理的距離が近く、何かあったらこの人のためなら飛んでいこうと思えるくらいの仲の良い友人は一生モノだなと30代に差し掛かってからものすごく実感があります。
3,一生モノの「人とのつながり」を作ること
人は、ライフステージによって、一緒にいる人が変わりやすくなります。
義務教育を受けている間は、決められた学校という場所で、特に意識しなくても毎日一緒に授業を受ける仲間がいます。
必然的に「今」起きていることを共有するので、仲良くもなるし、話す話題もたくさんあります。「卒業」という時期も一律で決まっているので、ほぼ全員が同じタイミングで次のステージを迎えます。
しかし、これが会社組織に変わると、「卒業」という定年退職までの時間がとんでもなく長くなります。そして、一度入社したら同じ会社にずっといる、という時代でもない今、卒業時期は人によって異なるので、何もしなくてもずっと会社の人と一緒にいられるという保証がなくなるわけです。
私が新卒で入った会社の場合、社員の出入りが激しい会社だったため、入社前に面接をしてくれた憧れの上司は、入社後まもなく退職されました。
同期も頻繁に顔を合わせていたのは新人研修中くらいで、配属後はそれぞれ顔を合わす機会が減ったこともありますが、そもそも忙しすぎる職場だったため、仕事以外で顔を合わせることもほとんどありませんでした。
新卒1年半経過後に転職をし、元同僚たちとは自ら連絡をとらなければ会うことがない状況になりました。
20代後半に近づくと、周囲の友人たちの中でも、結婚、出産等でライフスタイルに変化が出てきて、だんだん会話の内容もズレが生じてくることを感じました。「何もしなくても友達が勝手に増える」ということはなくなり、昔からの友人とのつながりを維持することでさえ、努力が必要なことにも気付きました。
そこで、昔会社の上司に言われた言葉が思い出されました。
「昔の友達とは昔話で盛り上がり、今の友達とは今のグチや噂話で盛り上がりやすい。でも、一生モノの友達は、未来の話ができる友達だから、未来の話ができる友達を大事にしなさい」と。
これは本当に真理で、本来職場やライフステージが変わっていくと希薄になりやすい関係性でも、未来に対する姿勢や考え方が似通っている友達、価値観が合う友達はライフステージが変わったとしても、お互い連絡を取り合って定期的に会うことができている、と今になって身に染みています。
20代前半では「へ~」くらいにしか思わなかった上司の教えですが、その実感がありすぎるので、今では私が後輩にわが物顔で伝えるようになりました(笑)。
人脈作りのために行動している方、もしくはこれから行動しようと考えている方は、ぜひ何のために人とのつながりを広げたいのか、考えてみると良いですね。一生モノのつながりを作りたいのであれば、ぜひ未来の話ができる関係性を、大事にしてみてはいかがでしょうか。