うつの家族への接し方
家族や身近な高齢者にうつの症状がみられたら、どう接したらよいのでしょうか。
「家に閉じこもってばかりはよくないよ」
「ご飯食べないと元気が出ないよ」
一見正当に聞こえる声掛けですが、うつで苦しむ方からしたらそんなことは重々わかってるのにできないから苦しいのです。できないことを押し付けられて、「できない自分」にさらに苦しくなるのです。
まずは相手の苦しいという訴えに静かに耳を傾けてください。
その気持ちに寄り添うだけで、自分を理解してもらえたと相手は安心します。
また、うつで苦しむ方は度々悲観的な言葉を口にします。
「もうダメだ」
「自分なんていない方がいい」
そんな時「ダメなんかじゃないよ」「そんなこと言わないで」と言ってしまいがちですが、これも自分を否定された気持ちになってしまいます。「良ければ話を聞くよ」と言う姿勢で接してください。
ただし、共感しすぎて相手の不安に巻き込まれないような注意も必要です。
また心配のあまり過干渉になり、自身が疲弊してしまわないように気を付けましょう。ご自身の楽しみを見つけて、100%を家族のために全力投球しないように余力を残してくださいね。
家族だけで何とかしようとせず、早めに専門の医療機関に相談することをお勧めします。
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