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会えないことで起こる不調

外出を控えたり、思うように人に会えない生活が続く中、精神面での不調を訴える方が増えています。

特に高齢者は環境の変化に大きく左右される傾向があります。地域のコミュニティ活動が休止され、趣味やおしゃべりの場がなくなってしまったことはかなり大きく影響しているようです。

母がかかり付けのクリニックの主治医も、患者さんでそのような方が増えていることをとても心配されていました。なかには外出することを極端に控えて受診の間隔も空いてしまい、定期的に看護師やスタッフが患者さん宅に電話で様子を確認したり往診されたりとのお話でした。

母が通うデイケアはこれまで一度の休みもなくオープンしていて、そのおかげで日々のリズムを崩すことなく生活ができています。なかには施設内でのクラスター発生を恐れて休業になった施設もあったようですから、ずっと休みなく通わせていただけたことは施設側のスタッフの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

病院や入所施設ではまだ面会を禁止するところもあるようで、知人も洗濯物を届けるだけで未だ面会は出来ていないと言っていました。入院や入所されている患者さんや利用者さんもご家族の面会がなく、寂しい思いをされている方もたくさんいらっしゃることでしょう。その影響でさらに精神面の不調や認知症が進むことも懸念されます。

元の生活に戻るにはまだ時間がかかるかもしれませんが、感染対策をきちんとすることで今よりも人との関わりができるようになることを願います。

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