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もしも介護する日が来たら

まだご両親がご健在で、介護なんて遠い先の話と思われている方もいらっしゃるでしょう。そんな方にこそ、今のうちから介護する日が来たらと想定して準備をしてほしいです。多くの方が突然目の前に突き付けられる介護という未知のことに戸惑います。「まだ親は元気だし」と言う方、しっかりと準備の期間があることはラッキーだと思って、どんな状況になっても大丈夫なように今から始めてください。

そう言われても何から始めればいいのかと思う方もいらっしゃるかもしれません。縁起でもないと考えたくないことかもしれませんが、介護がなかったとしてもいずれ人は最期の時を迎えます。認知症で何も分からなくなってしまうかもしれません。その時になって「あれも聞いておけばよかった」と言うことがきっと出てきます。

大事だなと思うのは、親御さん自身がもしも要介護になった時どのようにしてほしいかと言うこと。ずっと住み慣れたご自宅で過ごされたいのか、施設に入居したいのか、それにはどのくらい費用がかかるのか、今現在どのくらいの資産があってそれを叶えられるのか。まだ元気なのにそんな話はしづらいと思われるかもしれませんが、いざと言うときに介護を担う方が全て考え決断することになり大きな負担となります。もちろん相談出来る機関はありますから一人で抱え込む必要はありませんが、介護を受ける側の親御さん自身の気持ちを優先出来れば「あの時こうしておけば」と言う後悔も少なくてすみます。親御さんの意向だけでは通らないことも出てくるでしょうが、事前にお互いが話し合っているかいないかでは結果も違って来ます。

それでも元気なご両親にデリケートな話は言い出しづらいと言う方は、それとなく「元気なうちに行きたいところはどこ?」「今のうちにやっておきたいことは何?」など、先の話が聞き出しやすくなるような明るめの話題をして、徐々に本題に繋げられるように勧めていくと良いと思います。普段から何でも話し合える関係性を持つことが大事ですね(。•ᴗ•。)

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