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今年もこの季節がやって来た

毎日の挨拶代わりに「暑いね」と言う言葉が交わされるくらいに、全国各地猛暑が続いています。

以前も熱中症についてお伝えしましたが、ここ数年我が家も熱中症騒ぎが起きています。

いくら口酸っぱく「水分を摂ってね」と言っても、本人としては十分に飲んでいるつもりの母。そして「そんなに喉が渇いてないから大丈夫よ」と言うのです。少し気分が落ち込み気味で食欲が落ちていたので、食事から摂れる水分量が少なくなっていたのを心配していたら、案の定「オエオエする」と言い出しました。この吐き気は熱中症のサインです。

慌てて経口補水液を購入してきて飲ませましたが、以前箱買いしたのに「美味しくない」と言って飲んでくれず、結局賞味期限が切れて処分した苦い思い出があります。しかし口当たりの良いものは糖分がかなり含まれているので注意が必要です。経口補水液もスポーツドリンク代わりに飲むには一般の飲料よりもナトリウムやカリウムの電解質量が多いので、脱水症状のない健康な人や高血圧や腎機能の低下している方はこちらも注意が必要です。

症状が落ち着き元気になったところで、もう何回目かの高齢者の脱水がいかに恐ろしいかの私の講義が始まります。

高齢者の体内水分量は若い人と違い50%くらいしかないこと。
一日の水分量は食事からの水分摂取を別に考えると1.5Lほどが理想だということ。(体重により個人差があります)
高齢者は喉が渇きづらいこと。
喉が渇いてからでは遅いから、こまめに分けての水分摂取が望ましいこと。
屋外だけでなく屋内でも熱中症になる可能性があること。
などなど…。

そして初めて聞いたかのように感心する母。(しつこいようですが、認知症テストはクリアしています)まるで我が家の夏の風物詩ですね。

ご家族に高齢者がいらっしゃるご家庭は、くれぐれもお気を付けくださいね。もちろんご自身も。

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