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高齢者と食事を共にする

「食べることは生きること」

命に直結する「食」ですが、ただ生きるためだけではなく「美味しさ」や「満足」を感じることで幸せな気持ちになれる大切な行為です。

入院や施設に入居されている方も、「今日のご飯は何かな?ほかに楽しみないからね」とよく話されていました。特に透析をされている方は常日頃食事制限があるので、余計に食事の時間がとても楽しみなようでした。

高齢者と食事を共にすると、いろいろなお悩みがあるかと思います。

ここ一年半くらいは外食もしなくなった為、家で母が食べたいもの、食べられるものを作り食卓に並べていますが、外食の際はお店選びに頭を抱えていました。どうしても食べられるものが限られてしまい、(嗜好の点からも、咀嚼という点からも)お店や食べ物を提案してみても「そうねぇ…」となかなかOKをくれないのです。結局大好きで食べやすいということから、毎回お刺身定食のあるお店でのランチが定番となってしまいました。

同じような経験をされている方は多いのではないでしょうか。

高齢者に食事を合わせると、淡白すぎたり歯ごたえがないものだったりと、どうしても自分が食べたいものではなかったりします。しかし、高齢者が若い人に食事を合わせるのは物理的に難しいことが多いのです。その辺りは少し目を瞑っていただいて、ご自身が食べたいものは別な機会に食べるようにお願いします。ご自宅なら少々大変かもしれませんが、高齢者用と若い方用を用意することもできますからね。

食べる楽しみを奪ってしまうことのないように、思いやりの心を持って接していただきたいです。

今日も一日お疲れさまでした。
ゆっくりお休みくださいね。

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