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いつもいつまでも見ていたい

今日も暑い一日でしたが、ちょうど通りかかったビルの谷間の風が気持ち良くて、暫く吹かれていました。

足元に目をやると、カナブンがお腹を上にして足をばたつかせていたのですが、元気がなくもう命の終わりなのかなと悲しくなりました。そのままにしたら誰かに踏まれてしまうかもしれないし、コンクリートの上ではかわいそうだと思い、せめて土の上にと思いましたが触る勇気がなく、スマホを差し出すと掴まってくれました。近くの植え込みに降りてもらおうと思ったら、下に落ちてまた同じようにお腹が上に…。

やはり力が弱っているんだなと思い、もう一度スマホを差し出すとまた掴まってくれました。今度こそと植え込みまで持って行くと、何と飛び立つではありませんか。しかし、ここはビルの谷間で強いビル風が吹いています。

あぁ、風に煽られて落ちてしまう…と心配した私の予想に反し、カナブンは元気に上空へ飛んで行きました。

あれ?何だか狐につままれたような気分。

まぁ、いいか。あの強い風にも負けずに飛べたんだから、結果オーライ!!

帰宅してまだ少し元気のない母にそのことを話すと「よかことしたね(良いことしたね)お父さんそっくり(父は蟻も踏み潰さない人でした)」と嬉しそうに笑ってくれました。こんな話で母が笑顔になってくれるならと、もう身振り手振りのオーバーリアクションで話しまくりました。

母にはいつもいつまでも笑顔でいてほしい。
私が一番願うことです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
あなたもいつもいつまでも笑顔でありますように。

今日も一日お疲れ様でした。
ゆっくりお休みくださいね。

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