要介護認定調査はありのままを伝えましょう
先日、母の要介護認定更新の為の調査が行われました。
要介護認定とは、介護保険サービスの利用希望者に対して、日常生活の中での介護の必要度合いがどのくらいなのかを判断する為のものです。
要介護認定を受けていないと「介護保険被保険者証」が交付されていても必要な介護保険サービスを利用することが出来ません。要介護認定を受けるには、市町村の介護保険の担当課に申請を行います。(要介護認定申請、要支援認定申請)
申請が済むと、介護の必要度合いを判断する為の認定調査が行われます。
母は既に要介護認定を受けている為、今回は更新の申請をしました。
要介護認定は有効期間が設定されていて、有効期間満了後も継続してサービスを受けたい場合は更新の手続きが必要となります。
いよいよ認定調査の当日、とても気を付けてほしいことがあります。
必ずご家族が立ち会っていただきたいのです。
介護サービスを必要とする当事者(要介護者)は、他人が家に訪問することで緊張されたり気が張ったりします。他人(調査員)に対してしっかりした自分を見せようとするプライドから、出来ないことも出来ると答えてしまったり、思い込みでそう答えてしまうことがあります。
母も調査員の質問に対して「はい、出来ます」と平気な顔をして答えてしまうので、横で苦笑いをしていたら、それに気づいたケアマネさんがすかさず「本当のことを答えてくださいね。調査員さん、そこはあとで娘さんに」と気を利かせてくださいました。ケアマネさん、グッジョブ!!
もちろん、要介護度を上げたい為に過剰な返答や噓の申告をしてはいけません。ですが、出来ないことを出来ると伝えてしまったが為に正しく評価されずに、必要なサービスが受けられないということにもなりかねません。要介護者、介護者、ケアマネジャーの同席で正しい調査を受けるようにしてください。
また、要介護度認定調査票には特記事項を記入する欄があるので、日常生活で困っていることがあれば出来るだけ具体的に伝えるようにしてください。介護認定審査委員会で要介護度を検討する際に参考としてもらえます。