日本人はみんなエスパーなのか?
日本文化は「察する」文化です。
言葉にしなくても、お互い何となく通じ合っている。
そんな日本人を、「日本人はみんなエスパーなのか?!」と驚く外国人もいるのをご存じでしょうか。
こうした日本人の特徴は、長い歴史の中で、だんだんと積み重ねられ、培われてきたものです。
たとえば茶の湯の達人は、お客がにじり口から入ってきただけで
そのお客人に最適な一腕がわかるといわれています。
その日の温度、湿度、風の具合、お客人の体調、心の状態・・・
あらゆるものを、瞬時に察知してしまう。
確かに驚異的でしょう。
けれど昨今は、外国文化の影響で、何でも言葉にしなければ伝わらない、という風潮が主流となっています。
もったいないことですね。
感じ合うこと、察し合うことも、もっと重んじていきたいと思います。
何でもかんでも言葉にしていたら、せっかくの能力が劣化してしまいます。
せっかくDNAにインプットされているのですから、その能力を咲かせていきましょう。
みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。