人生の荒波にもまれて自己を失っている者は、天地と一体である自分自身を再発見せねばならぬ。
自分が天地と一体であるなんて、
そんなまさかと思うかも知れません。
私にも実感があるかと問われれば
なんとなく、としか言いようがありません。
けれど、「人間の作ったものばかり」から
たとえ一時的でも目をそらすことはできます。
空を眺める時間
風を感じる時間
どこからか漂ってくる花の香りをかぎつけて
足下の枯葉の音を楽しむ
そんなとき、私たちは天地と一体になっているのでしょう。
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