否定している自己とは
自分を否定しダメ出しをする
そうしたことはたぶん
誰にでもあることです。
ただ、否定している自己とは
いったい何なのかと
考えてみたいのです。
つまり、そもそも自己とは
何をもって自己というのか。
そう問いかけると
急に自分の輪郭が曖昧になったり
あるいは幾つもの顔を持つ自分が
次々と浮かんだり。
自己とは空を掴むようなもの
色即是空空即是色
これが自分であり自己だと思った刹那
いやそうではなくこちらが本当の
自分であり自己ではないかと
延々と玉ねぎの皮を剥くようなものになる