ドッカンバトルでブウが強くなった話書きます。

ドラゴンボールという作品に魔人ブウというキャラクターが登場します。

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画像:http://www.toei-anim.co.jp/tv/dragon_s/chara/13.htmlより引用

キャラクターの特性上、色んな形態が登場するのですが、この「ブウ(善)」や、「ミスター・ブウ」と呼ばれる形態の(デブ)ブウが好きです。

デザインもエピソードもかわいい。

この魔人ブウも登場する「ドラゴンボールZドッカンバトル」(ドラゴンボールのソーシャルゲーム)で先日大きくゲームバランスを調整するアップデートがありました。

(タイトルに「Z」が含まれますが、ゲームや「超」など幅広いドラゴンボール作品のキャラクターや演出が登場します。)

リーダースキルのインフレに伴い無力・陳腐化していたリンクスキル・システムが大きい変更となりました。

「定数アップの廃止」

既に各キャラクターはATK(攻撃力)300万やDEF(防御力)10万といったスコアをたたきだすようになって久しいですが、リンクスキルは「+700」の定数アップとかそういう次元のシステムのものが大半でした。

気力ゲームは最大値が12(一部24)ということもあり「気力リンク」は現役でしたが、一部「%補正」を与えられていたリンクのみが有益とされ、他は「はずれ」と呼ばれるような状況でした。

これら定数アップのリンクがすべて「%アップ」に揃えられ、キャラクターのインフレに追いつけるようになりました。

「スキル・レベル制の導入」

また同時に「リンクスキル」のレベル制が導入されました。

これまでの効果を「Lv.1」とし、「Lv.10」まで段階的に効果量が増えていきます。戦闘をこなすと確率でLv.UPします。

(サンプル)「無邪気」

Lv.1 ATK10%UP(従来通り)

以降 Lv.1UPにつき0.5%ずつUP

Lv.10 ATK15%UP

おおむねこのようにLv.1→Lv.10にかけて1.5倍程度の効果を持ちます。

ただし、いくつかのリンクスキルについては平均以上に効果が上昇したものがあります。使用頻度が高いもののなかでの代表例は「BOSSキャラ」です。

(例)「BOSSキャラ」
Lv.1「HP80%以下でATK,DEF25%UP」
以降Lv.UPごとに発動HP条件が緩和
Lv.10「ATK,DEF25%UP」

Lv.10では「無条件」で「ATK,DEF25%UP」の修整を受けます。

「BOSSキャラ」パーティを組む場合、ほぼ唯一の手間であった被ダメージ量のコントロールから解放されて、常にフルスペックで戦えるようになりました。キャラクターが強いと普通のアクションにHP回復も付随することのあるゲームシステムのため、丁度80%以下くらいに抑えておくのはかなり面倒でした。

また「気力リンク」系統もLvを上げることで気力値自体の向上(元が+1のもの)とATK,DEFの上昇または敵方の下降を獲得しているので、無駄になっていません。

(例)「相性抜群」
Lv.1「気力+1」
Lv.10「気力+2,ATK,DEF10%UP」

さらにいくつかのリンクスキルで注目が必要な項目があります。
「Lv.1(現在)では気力リンクではないが、Lvを上げることで気力補正を獲得するもの」がいくつか登場しました。
これらは実質的に該当キャラクターの保有リンクスキルの増加にも等しく、影響力は他のものよりはるかに大きいです。

「人造人間」
Lv.1 DEF10%UP
Lv.10 気力+2,DEF20%UP

「亀仙流」
Lv.1 ATK,DEF10%UP
Lv.10 気力+2,ATK,DEF20%UP

「無限の再生」
Lv.1 HP3%回復
Lv.10 気力+2,HP3%回復,DEF10%UP

「魔人」
Lv.1 ATK,DEF10%UP
Lv.10 気力+2,ATK,DEF15%UP

これら4つのリンクスキルがLvを上げることで気力補正が「0から+2」になるものです。(他には「+1から+2」「+2から+3」のものもいくつかあります。)


Lv.10比較では「亀仙流」のリンクスキルの合計修整値が最大になります。

ただドッカンバトル・プレイヤーにはご存知の通り、「亀仙流」の保有キャラは少年編の悟空やクリリン、ヤムチャと同門の爺たちに限定されており、気力補正を得ても元々の性能に疑問符がついており、引き続きまだまだ実用性の薄いリンクです。

「人造人間」はほぼイメージと保有者がイコールであり、カテゴリとしても元々使いやすかったパーティが補強された面が強いでしょう。
ただし「17号」「18号」は基本的に「双子」「永久エネルギー炉」(気力+2)を有しており、以前から気力は溢れがちでした。


「人造人間」はパッシブスキル・必殺技効果の面でも元々「防御力の高い」パーティを組みやすかったため、「人造人間」パーティは使いやすさはそのままに、一段上の安定性を獲得したといった形です。

「パーティごとの強さ」を比較する上で最も影響を与えたのが残り2つの「無限の再生」と「魔人」です。

この2リンク、どちらも保有キャラが魔人ブウに偏っているものです。
ブウは異形態で名前が異なり「ブウ同士でパーティを組む」ことを推奨されていますが、どの形態でも共通して保有しているのがこの2リンクです。
(「超(スーパー)」での「魔人ブウ(シェイプアップ)」も保有しています。)

逆に言うと共通リンクがこの2つのため、いわゆる気力リンクが共通せず、「気力面が弱い」ことがブウ編成の弱点でした。
(「気力+2」効果を持つ「恐怖と絶望」や「驚異的なスピード」を単体で持つブウはいますが、一貫していないため使いづらい)

そして気力を12にして必殺技を打つことがゲームシステムのほぼ全ての攻防を支えるので、気力面が弱いことはつまりパーティの安定性が悪いことを意味します。

これらのブウが全て所属する「魔人の力」カテゴリは範囲が「ブウ」の他には転生した「ウーブ」、そしてブウの力を持つ「人造人間21号」のみで、実質ブウ専門カテゴリですが、これのリーダースキルは「気力+4,ATK,DEF+170%UP」という狭小カテゴリ特有の高倍率を獲得しています。
(他に同倍率は「ナメック星人」など見るからに範囲が狭いカテゴリ)

「無限の再生」と自身のパッシブスキルによる「HP回復力」を特性にし、ATKDEFに関してはトップクラスの数値をたたき出しつつ、サンドによる気力+8で気力の弱さをカバーする構図になっていますが、「気力8スタート」は実質「(通常パーティの)気力6スタートで気力リンク1つ機能している」状態であって、気力+2リンク2つが共通しやすいカテゴリや「力の大会」のように気力+3リンクが共通するカテゴリと比較すると一段落ちる状態でした。

ブウはパッシブスキルによる自己強化もATKUPが優先されており、「魔人ブウ編」カテゴリでの運用ほどではありません(基本的にブウとは1個もリンクが繋がらない「超ベジット」がリーダー)が、実戦の上でも気力不足で12(必殺技)に届かないシチュエーションは発生しやすい状況は続きました。


(先述のシェイプアップは気力リンク持ち、気力ATKDEFの高倍率修整、カテゴリ多数と、欠点を持たないトップクラスのブウですが、いかんせん他のブウと繋がらないリンクなのでパーティ目線では無駄が多いです。)


「魔人の力」パーティにとって、「無限の再生」と「魔人」の強化(気力+2の追加)は「気力が足りない」という短所をなくし、DEFUPの高効率化も「HP回復力とステータス勝負」という長所をのばす最適な強化となりました

「魔人」「無限の再生」で気力+4が確保されればリーダーによる気力+8を加えて「全員気力12スタート(必殺技確定)」でもはや気玉自体不要となり、一部のブウの「気玉獲得ごとにステータスUP」のパッシブスキルのために他のキャラは盤面整理に回りつづけるという戦法が取れるようになりました。

気力という唯一にして最大の課題のあった「魔人の力」パーティが一線級のパーティに成長した瞬間です。

追い風として、「ブウ(南の界王神吸収)」も極限覚醒が実装されます。
その上で、どのようなメンバー構成になるでしょうか。

リーダー/フレンド:
【善と悪の分裂】魔人ブウ(善)/魔人ブウ(純粋悪)
メンバー:
【驚異の吸収能力】魔人ブウ(悪)
【心が踊る闘い】魔人ブウ(シェイプアップ)
【寡黙な処刑人】魔人ブウ(純粋悪)
【凶暴な疾走】魔人ブウ(南の界王神吸収)・極限予定

ブウ固定

(「ブウ(善)」の強いキャラクターが先日実装されて嬉しいです。)

実力的におそらくここまでは最優先で、1枠がフリーになるかと思われます。
リーダーとブウ(悪)がターン経過の変身能力を持つ中期戦向き、シェイプアップと南の界王神が短期戦向き。いずれもいわゆる長期戦向き(無限強化など)の能力はないので、総じて短期~中期決戦向けの構成です。

【絶望へのカウントダウン】魔人ブウ(アルティメット悟飯吸収)・極限
【心なき破壊衝動】魔人ブウ(純粋)・極限
【凶暴な捕食衝動】人造人間21号(変身)

画像3

実力的にはこの3キャラが次いでいますが上2体はステータスが気玉・状況に左右されやすいこと、21号は「魔人」「無限の再生」を持たないことが懸念材料です。
(ただし21号は気力強化含め自己完結しているため、3枠目運用なら問題なし。)

【怒気の噴出】魔人ブウ(善)・気玉生成/全体攻撃
【王座への執着】魔人ブウ(ゴテンクス吸収)・必殺封じ
【秘められた魔人の力】ウーブ(青年期)・ATK低下

ブウサブ

挑戦イベントの性質によってはこのあたりも選択肢にあがるでしょう。
特にこの「ブウ(善)」は天下一武闘会イベントで高い適性を持ちます。

ドッカンバトルのサービス開始から5年経過して、ブウはいまだにLR(最高位レアリティ)が1体もいない不遇のキャラという側面もありますが、現地点での強さはトップクラスの1チームに躍り出ることができました。

(LR、悟空はともかくセルは3体、ギニューも2体、なんならナッパやアラレちゃんも1体あるので本当に何故ブウにLRが割り振られてないのでしょうか。)

いずれにせよリンクスキル「魔人」「無限の再生」の補強は明らかにブウパーティのテコ入れの側面があるので、この勢いのままLRブウを実装してほしいなあと思っています。

ちなみにドラゴンボールはブウの他にはヤムチャ登場編あたりの砂漠の美しい夕焼けと、RR軍編のハッチャンというキャラクターが好きです。

本当に砂漠の夕焼け美しいので、みんなも読み直してみてください。
おわり。


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