YouTube Anime Weekendお勧め作品

Youtube Japanが「Anime Weekend」と称してたくさんのアニメの無料公開をはじめるらしいので、その一覧とそのあとに抜粋してお勧めタイトルの紹介です。


無料公開(予定)アニメ一覧

『TIGER & BUNNY』 / 『ポケットモンスター ソード・シールド』オリジナルアニメ「薄明の翼」 / 12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~ / ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション / Artiswitch / BanG Dream! 3rd Season / D_CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION / D4DJ First Mix / DJマロンとMCズイミー / EDENS ZERO / iiiあいすくりん / xxxHOLiC / アイカツ! / アイカツオンパレード! / アイカツスターズ! / アイカツプラネット! / アイカツフレンズ! / アイドルマスター / アイドルマスター SideM / アイドルマスター シンデレラガールズ / あしたのジョー2 / あたしンち / アニメ「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」 / アニメ「ポケットモンスター」 / あらゐけいいち短編 / アルゴナビス from BanG Dream! / アングリーバード / アングリーバード2 / うさぎのジャンピー / ウルトラB / エリートジャック!! / おジャ魔女どれみ / おそ松さん / オレだけはマトモくん / オレ様キングダム / カードファイト!! ヴァンガード overDress / かいじゅうステップ SDGs大作戦 / かくしごと / ガンダムブレイカー バトローグ / きらりん☆レボリューション / クプ~!!まめゴマ! / くもりときどきミートボール / ゲゲゲの鬼太郎 / ケロロ軍曹 / コジコジ / さすらいくん / しまじろうのわお!アニメ / じゃりン子チエ / しゅごキャラ! / ショコラの魔法 / ジョジョの奇妙な冒険 / シンデレラ・3びきのこぶた・ふしぎの国のアリス・他【世界の名作童話名作選①】 / スタミュ 第3期 / スペースコブラ / ゾゾゾゾンビーくん / それいけ!アンパンマン / ゾンビの惑星 / ゾンビランドサガ / ドラゴンクエスト ダイの大冒険 / ダッシュ四駆郎 / ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか / ダンボール戦機W / チャイ・チャイ / テイコウペンギン / でーじミーツガール / デジモンゴーストゲーム / デュエルマスターズ / でんぢゃらすじーさん / トニカクカワイイ / ノーゲーム・ノーライフ / ハイパーポジティブよごれモン / バトルスピリッツ 赫盟のガレット / バトルスピリッツミラージュ / ヒーリングっどプリキュア / ビリーとバンティー / ビリ犬 / ブラックチャンネル / フランダースの犬 / プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ / フルーツバスケット / プロゴルファー猿 / ベルサイユのばら / ポケモン Kids TV / マジカパーティ / まめうしくん / マリマリマリー / メガトン級ムサシ / もったいないばあさん / モブサイコ100 / モンスター・ホテル / モンスターホテル2 / モンスターホテル3 / ラブライブ! / ラブライブ!サンシャイン!! / ラブライブ!スーパースター!! / ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 / リッチ警官キャッシュ!~ゼロの事件簿~ / ルパン三世 / レッツ&ゴー / ロックマンエグゼ / わがまま フェアリー ミルモでポン! / ワン!チュウ!スリー! / わんころべえ / 暗黒家族 ワラビさん / 宇宙よりも遠い場所 / 雨宮さん / 映画「しまじろうとくじらのうた」 / 映画妖怪ウォッチ / 円満解決!閻魔ちゃん / 花咲かじいさん・鶴の恩返し・おむすびころりん・他【日本の昔ばなし名作選①】 / 怪物くん / 機動戦士ガンダム00 / 機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 / 京騒戯画 / 境界戦機 / 極上!! めちゃモテ委員長 / 金色のガッシュベル!! / 銀魂 / 劇場版イナズマイレブン / 犬夜叉 / 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1 / 混血のカレコレ / 少女☆歌劇 レヴュースタァライト / 笑ゥせぇるすまん / 新世紀GPXサイバーフォーミュラ / 神様はじめました / 人間回収車 / 人造昆虫カブトボーグ VXV / 全力回避フラグちゃん! / 装甲騎兵ボトムズ / 太鼓の達人アニメば~じょん! / 天地創造デザイン部 / 桃太郎・かぐや姫・さるかに合戦・他【日本の昔ばなし名作選②】 / 忍者ハットリくん / 白雪姫・ピーター・パン・アラジンと魔法のランプ・他【世界の名作童話名作選②】 / 薄桜鬼 劇場版第一章 京都乱舞 / 秘密結社ヤルミナティー / 美味しんぼ / 北斗の拳 / 味噌【うんちくアニメ】 / 名探偵コナン / 明治東亰恋伽 / 妖怪ウォッチ♪

お勧めタイトル抜粋

類型のタイトルをあえて多めに挙げて説明しています。

『TIGER & BUNNY』

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「僕のヒーローアカデミア」や「アベンジャーズ」のようなヒーローがいる社会をテーマにしつつ企業スポンサードなどの側面も強く描かれている。「熱血」一本に帰結しない多様的な表現は現代的。

「地球防衛企業ダイ・ガード」などが近しい。

『ポケットモンスター ソード・シールド』オリジナルアニメ「薄明の翼」

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ポケモン最新シリーズ「ソード・シールド」の舞台、ガラル地方にスポットを当てたオリジナルストーリー。いわゆるジムリーダーやエピソードキャラたちの掘り下げ作品。

ショートムービーなのでゲーム本編の補完的ポジション。

ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション

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ロボットアニメ・エウレカセブンの新作映画三部作の第2弾。いわゆる「無印」シリーズへのフォローアップだが「サイエンス・フィクション作品」として現代的な表現を多く採用しており、極端に実験的。ここ10年でも「最of高」に近しい作品だと思うが「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」並に意見が分かれる。

iiiあいすくりん

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「フルハウス」のミシェル役でお馴染み川田妙子主演のアイスクリームたちのほがらかな日常モノ。すぐ溶けるし寒いギャグを言うと凍る。すぐ溶けるので街のいたるところに急速冷凍機が設置してある。「大人が見ても深い」とかいう感じは薄く、普通にめちゃくちゃ子ども向けでかわいい。

あしたのジョー2

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1970年ごろ一世を風靡したボクシングアニメの続編。最も有名な力石戦のつづきから。原作終了から7年経過後の制作ということもありテンポや表現などに無駄、矛盾がなく漫画原作として珠玉の出来の一つ。主人公の矢吹ジョーは長らく「不憫な主人公」の代名詞であったように、成功譚というよりは私小説的に「内に燃えるもの」を描いた作品。

リファイン作品「メガロボクス」「メガロボクス2」は今回無料公開対象じゃないですが近年のリファインブームにおける傑作のひとつなので機会があれば「あしたのジョー」観たあとにそちらも観てください。


おジャ魔女どれみ

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00年初頭から数作続いた魔法少女モノ。表記的に無印(第1シリーズ)の公開。直前まで人気を博していた「美少女戦士セーラームーン」や後の「プリキュア」と異なり、戦闘(バトル)よりも魔法をとりまく環境そのものに注目したエピソードが多い。

どちらかというと「魔法使いサリー」の直接のフォロワー。タイトルでも表現されてるように音楽を強く意識した演出が多く、変身や魔法なども歌にのせて表現する。

底なしの明るさも含めて「機界戦隊ゼンカイジャー」のゴールド・ツーカイザーが好きなら好き。

おそ松さん

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「おそ松くん」のリファイン作品だが原作を全く知らなくても問題なく見れる。6つ子仲良しギャグアニメ。原作よりも個人の性格の分離が徹底されており、ハイテンポにエピソードが進行する。近しいジャンルとしては「銀魂」など。

お勧めは9話の(黄色の服の)十四松がメインの回。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」における10話相当回。

かくしごと

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「書く仕事」と「隠し事」のダブルミーニングの久米田康治原作、コメディアニメ。

漫画原作だがアニメは「アニメならではの特有の演出」を採用しており、原作勢も未読勢もそれぞれの楽しみ方が出来るよう強く意識されている。

タイトルのダブルミーニング性は作品の性質に大きく影響しており、勘違いや聞き間違い、取り違いなども頻繁にテーマの1つとなる。

アニメ・漫画作品ではないが「アンジャッシュのコント的」というと分かりやすい人もいると思う。

コジコジ

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さくらももこ原作のコメディ作品。「日曜夜のちびまる子ちゃんの人の作品」のイメージで見ると、信じられないくらいめちゃくちゃシニカルに寄ってると感じると思う。

元々さくらももこの作風としてはこちらの方が色濃く、エッセイや原作ちびまる子ちゃんでも表現されてるようなシニカルさが多いが、良い意味で「原作の良さを活かした」作品となっている。

「深い」「感動的」と作中のセリフが取り上げられることも未だに多い。(先週友達の家でみた王様のブランチでもやってた。)多様性や個性の受け入れ方がかなり現代的であり、再評価されている。

じゃりン子チエ

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下町人情ドラマ。「コテコテ」の大阪が舞台で、コメディの内容もいわゆる「お笑い」的なものを中心にしている。

メインの家族を演じた全員が殆ど他のアニメ作品に出演しなかったのも特徴の一つだが、父親役の西川のりおなどは「大阪のライブ感」の表現に成功している。(ただちょっと聞き取りにくい人もいるかもしれない。)

「天真爛漫陽気な幼女もの」としては随一の評価を受けている。お笑いや表現等もろもろ「古いな」と感じる部分があるが、「当時の時流」を感じるという点ではプラスの要素となる。

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

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現行放送中のリメイク作品の方。非常に王道のファンタジー冒険活劇。

ゲーム「ドラゴンクエスト」のスピンオフ作品だが、ゲーム未プレイでも殆ど問題なく楽しめる。序盤から終盤まで徹底して「友好」や「(人)情」の表現を厚くしており、勧善懲悪的な部分よりもそちらのドラマ部分の評価が非常に高い。

ほぼほぼ原作を踏襲している「原作準拠もの」だが、「セクハラ要素の強いシーンなどは抑えめになっていて感触が好い。

全体的に「動く作画」だが、特に第31話「父と子の戦い」など明確なキー回では作画水準も非常に高い。

ベルサイユのばら

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「あしたのジョー2」と同時期に放送された史実ベースのフランス大河。

「リボンの騎士」とともに「男装の麗人もの」の源流の一つだが、ファンタジー要素の強い「リボンの騎士」と比較して、煌びやかさ美しさがテーゼ(あるいはアンチテーゼ)となった「フランス革命」というエピソードに「男装の麗人」の要素は完璧にフィットし、社会現象となった。

「男装の麗人」を体現する「宝塚歌劇団」の代名詞的舞台の一つにもなっており、絶対の人気を保ち続けている。

ヴィジュアル面だけ言及したが、話の構成やキャラクターの掘り下げもハイクオリティで非の打ちどころがない作品の一つ。

マジカパーティ

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今回挙げたタイトルで一番認知度が低そうな現行作品。カードホビー「MAZICA PARTY(マジカパーティ)」をテーマにしたホビーアニメ。

イメージ画像真ん中の黒い猫っぽいキャラクターがマスコットで、バルーンとネコの合体オバケ「バルニャー」。バルーンなので良くパンパン割られて(すぐ復活する)文句言う。かわいい。

「ハリー・ポッター」のような魔法使いが通う学校をテーマのひとつにしているが、軽快なラップなどに解決を頼ることもあり、良い意味で浅く明るく見やすい。

(ゲーム目線)ゲームとしてはデッキ枚数がかなり少なく参入しやすいが同名別効果なども多く構築戦よりリミテッド戦を意識した方が楽しそう。プレイヤーが少ない課題がある。みんないっせーの!ではじめよ。

メガトン級ムサシ

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メガトン!メガトン!ムサシ!ムサシ!

めちゃくちゃタイトルを連呼するオープニングが王道ロボアニメ的で秀逸。

前提設定や世界観はかなり質実剛健に制作されておりロボアニメのなかでも「メガゾーン23」がかなり類型となっている。

ただ登場人物たちの倫理観とかはめちゃくちゃ明後日な方向を向いている発現も多く、またスチームパンキッシュロボットから繰り出される必殺技はマジで70年代ロボットの必殺技クラスの破天荒。ポスト「ゲッターロボ」として一部に評価されている。

ロボットの戦闘シーンはフルCGで軽快かつ重厚に動くので素晴らしい。

モブサイコ100

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「ワンパンマン」原作者による漫画のアニメ化。超能力バトルアニメ。

「モブっぽい最強の主人公」というスタンスは「ワンパンマン」と同じだが、いわゆる相棒(バディ)のポジションの方が差別化されている。

実質的に狂言回しを担当することも多いバディの「霊幻新隆」というキャラクターの、「無力かつ有能」という絶妙なバランスによって作品のクオリティが担保されている。

宇宙よりも遠い場所

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女子高生南極調査もの。宇宙ものの類型。

「プラネテス」が好きななら絶対見た方が良い!と勧められて最近観た作品。良かったです。女子高生だから良かったかは判断つかないです。


金色のガッシュベル!!

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王道ファンタジーバトルもの。主人公ペアの成長譚の要素が強い。ギャグの要素がかなり色濃く、楽しく見進められるがエピソードの良い回も多く、名作という表現が良くされる。

話数が多くメインの話のテンポが少しゆったりしている側面もあるので時間をかけて観たい人にお勧め。

交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1

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上で挙げたANEMONEの前作にあたる作品。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」における「序」「破」であり、「テレビ本編で表現されなかった部分」や「救済」などに重きが置かれたフォローアップ作品。

冒頭から作画が圧巻のレベルで高く、とても良い作品だが「テレビ本編が大好きかつオタクの要素が強い人」向けの劇場版シリーズなので、これから「エウレカ」観始めよう!という感じでは全くない。

新世紀GPXサイバーフォーミュラ

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表記的に第1作(テレビシリーズ)の公開。

F1ブームの時流にのったレーシングアニメ。当初のファンタジー要素は薄まり、本格派かつオリジナリティのあるレースものへ移行した。

テレビシリーズは作品人気と玩具人気が分離してしまった結果3クール打ち切りだが、以降OVAでシリーズがつづき、長期的な人気を誇る作品である。乙女ゲーム並に男性声優が豪華であり、艶のある演技がされていて女性人気も非常に高い。

人造昆虫カブトボーグ VXV

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ホビー「カブトボーグ」をテーマにしたホビーアニメ。のはずだったが、子ども向けであることを捨てて、完全に「ぶっとんだ」方向にアジャストされており、それを楽しむ不条理ギャグもの。(ホビーとしての「カブトボーグ」自体はぼちぼち売れている。)類型は「ポプテピピック」だと思う。

装甲騎兵ボトムズ

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表記的に第1作(テレビシリーズ)の公開。

ロボットもののうち、「リアルロボットもの」と呼ばれるジャンルの極北の一つ。(上述の「メガトン級ムサシ」や「ゲッターロボ」は対比して「スーパーロボットもの」と呼ばれる。)リアルとスーパーを分ける要素はいくつかあるが、今作は「同程度の性能によるロボット同士による軍事的戦争」にフォーカスが当てられている。

作品のテーマとしてもロボットのモチーフとしても「工業製品的な渋味と機能美」を特徴の一つにしており、主人公の無口でクールなキャラもあいまって、全体的に暗く重い。こちらもOVAがたくさんでている。

天地創造デザイン部

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実在の動物や神話的なエピソードをテーマ、モチーフにした大喜利的なアニマルもの。マイナーな動物や不思議な形をした動物の知識をカジュアルに得られる。

教材教材しておらずキャラクターたちの軽妙なかけあいで作品として成立している。

美味しんぼ

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いわずとしれたグルメものの代名詞。アニメ版では主人公と父親との確執は強いままなので、和解する前の父親(海原雄山)を存分に楽しめる。エピソードや背景の設定などは流石に大分古いな...と感じるものが多い。

テレビスペシャル2作は完結性も作画も良いので公開範囲に含まれてると良いね。

北斗の拳

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表記的に無印(第1作)の公開。一番有名なラオウ編まで。

「世紀末もの」だが、もうこれ単語の前提説明しないと分かんないな。元々、一部の宗教やノストラダムスの予言などにより「20世紀末に世界が終焉(崩壊)する」という「終末思想」があり、それに準じて「世界が崩壊する」ことをテーマにした作品が特に70-90年代多く制作されたうちの1作。

その中でも「マッドマックス」で描かれた暴力的な終末世界を直接のテーマの1つにしており、中国の神秘性の強い拳法ものと併せて人気を博した。

良い言い方をすると勢いのあるエピソードで、悪い言い方をすると整合性をとる気はそんなにないので、必然的にキャラクターという要素に強く比重が置かれていて、脇役含め濃いキャラクターたちがたくさん出てくる。

「山のフドウ」と「雲のジュウザ」の回はそれぞれ語り継がれるほど良い回。

ここで挙げなかった作品が悪い作品かというと全くそんなことはなくて、古かったり普段あまり配信されてなかったり、見る機会の限られそうなタイトルを多めにピックアップしました。

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