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アイドルと私


この間、授業で自己PRとして1分間プレゼンをするというものがあった。私は自分の趣味の1つである「アイドル鑑賞」と絡めてプレゼンをさせて頂いた。

そう、私はアイドルが好きだ。
特に女の子のアイドルが好きだ。
歌って踊ってキラキラ輝いてるアイドルが大好きだ。


私は小学生の頃にももいろクローバーZの存在を知り、中学2年生の終わり頃にももいろクローバーZのオタクになった。そして、ももいろクローバーZと同じ事務所に所属しているアイドルがたくさんいることを知り、その子達を調べ始める。すると、自分の出身地である福岡県を拠点に活動するグループが出来、デビューすることを知りそのグループにのめり込んでいくようになった。


私がのめり込んだアイドルグループは「ばってん少女隊」。
殆どの人が名前も顔も知らないグループだと思う。
ドラゴンボール超のEDを担当したり、USENで「Oisa」という曲が軽くバズり少しの期間流れていた事もあった。

スターダストプロモーション所属、九州•福岡拠点の6人グループ。そんなグループが大好きだ。大好きだった。大好きで堪らなかった。


そのグループとの出会いは、さっきも書いたがももいろクローバーZが所属している事務所であるスターダストプロモーションから福岡を拠点に活動するグループがデビューする事を知った時。
そのグループが結成報告の生配信を行う事を知り、見た。
そこで私は1人の女の子に心を掴まれた。現在芸能活動を辞めている為、名前は伏せるが当時グループ最年少、自分の3歳年下だった女の子だった。どこか人前に立つことが慣れていない様子で声もか細く"守りたい"と思った。
ライブを見に行くと小学生の彼女は後半に行くにつれ体力がなくなり笑顔が硬くなっていった。その後の握手会や撮影会もどこかぎこちない笑顔で。でも精一杯頑張っていた。アイドルを全うしようとしていた。
そんな小学生のままの女の子がステージに立ちアイドルとして輝こうと頑張る姿はとても心が掴まれたし、これから等身大の姿で頑張っていく姿を見ていきたいと当時中学3年生だった私は強く思ったことを覚えている。

中学を卒業し、高校生になった時。出会った時よりも彼女のことが好きで堪らなかった私は、その子にもっとたくさん会いたいと思った。会う為にはお金が必要だった。しかし通っていた高校はバイトが禁止だった。
高校を1年の1学期で辞めて通信制高校に転校した。(※もちろん他の理由もありますが)
そこからはバイトして彼女に会いに行っての日々だった。
通信制高校と言っても一応毎日授業はあったが、気の合う子がいないと1週間で悟った私は、単位取得に必要なレポート締め切り1ヶ月前以外は殆ど学校に通っていなかった。(3年になったら友達ができたのできちんと通いました)(偉い)
その為、あの頃の自分にとって彼女は間違いなく人生の全てで生きる理由だったと思う。
バイトで稼いだ給料を全て彼女に会う為に使った。
ツアーで全国一緒に回ったり、握手会や撮影会の為に同じCDを何枚も何枚も買ったり、彼女の誕生日に向けてメッセージカードを色んなオタクに書いてもらったり。
本当に彼女が私の青春そのものだった。

高校卒業後の進路を考えた時、「ばってん少女隊」は福岡と東京でするライブの回数があまり変わらなかった事もあり、TDRが好きな私は東京の専門学校へ行くことを決めた。東京で専門学校に通いながらお金が許す限り、変わらず彼女のいるライブに足を運び続けた。
その中で気付いたことがあった。
やっぱり福岡のライブが1番楽しい。
福岡のライブの方が周りに知り合いや友達も多く、空気が温かった。アットホームな場所で見るばってん少女隊の彼女が大好きだった。
そこで私は就職では福岡に戻ろう。そう決めた。東京来た意味、、👼🏻
2年間専門学校へ通い、卒業と共に福岡へ戻り就職した。
それと同時に彼女はアイドルを辞め、そのまま事務所退所、芸能界から消えていった。彼女は普通の高校3年生に戻った。
コロナ禍ということもあり、まともに彼女へお礼を伝えることができずに私はその子のオタク人生を終わることになった。終わらせないといけなくなった。
約6年間私の人生の全てだった人が1ヶ月前に辞めると伝えられ私の目の前から消えた。当たり前に気持ちの整理がつくはずもなく、暫くは毎日のように泣いていた。そのくらい彼女は私の中で大きい存在だった。
何を見ても思い出すのは彼女のことばかりだった。彼女が好きだった歌、店、飲み物、作品。彼女の使っていた香り、彼女とした話、彼女のライブを見た場所。何をしていても思い出すのは彼女のことばかりだった。大好きなのに一生会えない現実がとても辛かった。
その中で彼女が所属していた事務所の他のアイドルを好きになりそうになった事もあった。しかし、結局彼女の存在がデカすぎて、彼女と同じ事務所のアイドルはどうしても彼女と比較してしまっていた。彼女への思いが募るばかりで、彼女以外の子を好きになりきれなかった。
それでもやはり私が彼女のオタクをする事で支えられていた部分が大きく、誰かのオタクをする事でその寂しい気持ちを埋めたかったんだと思う、彼女が目の前から消えて8ヶ月ほど経った時、別の界隈のアイドルを好きになり今はそこの界隈をメインにオタクをしている。
しかし、そこの界隈の推しを好きだと思う度に、彼女が脳内によぎり、彼女に敵うアイドルはいないのだと思い知らされる。
彼女を失った事で空いたデカい心の穴は他のアイドルには到底埋められるはずがないのだ。

今NSCへ通っているのは、もちろん芸人がカッコいいと思い自分もそうなりたいと思ったからではあるが、彼女が表舞台から消え私の方から会いに行けなくたった今、私が逆に表舞台に立ち彼女に気付いてもらい彼女の方から会いに来てもらうしかないのではないかと思ったからである。
どこまでもきしょいオタクで申し訳ないが、私は至って真剣だ。
彼女に私が出演するライブに来てもらうこと、私がいつか売れてテレビで"会いたいあの人"的な企画で彼女を呼ぶことが私の夢の1つだ。
バカだと思われるかもしれないが、彼女と話す手段が今の私にはそれしか思いつかないので仕方がない。
激重オタクでメンゴ、、


最後までありがとうございました。

これを最後まで読んだ同期がいたら謝りたいです。これ読むくらいならネタ書いてください。


古野

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