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2月27日(日) 中山記念・阪急杯 無料メモ


皆さんお疲れ様です( ・´ー・`)

帰り際に『スキ💛』を押してくださると嬉しいです!!
これからのモチベーションにつながります、、
(*- -)(*_ _)ペコリ


今年の活動内容に関しては以下にまとめております。


それでは明日の重賞予想(妄想)です。
見解に関しては、希望的観測や妄想を長々と書いていますので話半分のもう半分ぐらいの参考をお薦めします(*- -)(*_ _)ペコリ
勢いで書いていますので誤字乱字お許しください(笑)
★★馬を軸にワイド馬券を中心に購入して重賞レースを楽しんでいます!!

<相手馬候補>に関して
今年度の個人的な馬券戦略の下で『★★馬との組み合わせとして妙味がある馬』を選定しております。ワイドの魅力は圧倒的人気馬が馬券内に来ても本命馬と相手馬で残り2席確保できれば的中できることです。またその圧倒的人気馬が馬券外になれば配当妙味も一気に増します。
そのため、ワイドのオッズが自分の購入基準以下(個人的には6倍を下回る見込みがある)場合、能力は認めながらも馬券戦略の一環として<相手馬候補>からは脱落させています。
つまり自分が相手候補に付ける印は、一般的な競馬予想で見られる単純な能力比較と好走率に基づいた○▲☆△の印とは相反する所があるということです。その点をご理解いただいた上で皆さんの馬券戦略に活かして頂けると幸いです。
基本的に相手候補馬は3頭です。
2頭のみの場合は相手馬の内1頭が圧倒的人気馬であっても買いたいと思った時に最終的な回収率を考慮して相手を絞った結果です。4頭の場合は★★がかなりの人気薄で、仮に相手を広げた場合でも回収率を維持できると判断した結果です。こちらも併せてご理解いただけますと幸いです。


*印は個人的な信頼度です。〈(穴)<☆<★<★☆<★★<(★★★)〉

皆さんの馬券予想の気づきに関われたら幸いです。

これからも末永くよろしくお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ


*昨年(2021年)の重賞成績
(選定基準 : 前日4番人気以降で馬券内に食い込めそうな馬)
単勝回収率 : 134.1% (12610/9400)
複勝回収率 : 94.15% (8850/9400)
*8-4-9-73 勝率8.5%, 連対率12.8%, 複勝率25%
*1月はテスト期間で投稿お休み
その他人気決着が予想されるレースや所用があった日は投稿お休み
昨年は計94R参戦しました(*- -)(*_ _)ペコリ

したがって昨年の成績を踏まえるであれば、
今年(2022年)は毎レース最低回収率401%以上になるように資金配分や相手馬を選定することが必要になります。

*ちなみに、、、
それ4!!!(;´д`)トホホ 7回
それ5!!!(;´д`)トホホ 11回
昨年は私事ですが本厄だったのでこの結果はそのせいにします。
後厄が来ませんように🥺

2022年 重賞本命成績 (記録用)

(選定基準 : 前日4番人気以降で馬券内に食い込めそうな馬)
単勝回収率 : 174.0% (2610/1500)
複勝回収率 : 61.33% (920/1500)


1月(10R)
京都金杯
◎ ヴィジュネル(8人気) 12着 ( ノД`)シクシク…
中山金杯
◎ レッドガラン(4人気) 1着 単勝 1,590円
🎯 複勝 290円🎯
シンザン記念
◎ マテンロウオリオン(4人気) 1着 単勝 1,020円
🎯 複勝 280円🎯
フェアリーS
◎ ニシノラブウインク(6人気) 12着 ( ノД`)シクシク…
愛知杯
◎ ラヴユーライヴ(10人気) 12着 ( ノД`)シクシク…
日経新春杯
狙い馬ナシ(*- -)(*_ _)ペコリ
京成杯
◎ ロジハービン(5人気) 2着 複勝350円
🎯
東海S
◎ デュードヴァン(5人気) 9着 ( ノД`)シクシク…
AJCC
◎ アンティシペイト(6人気) 11着 ( ノД`)シクシク…
シルクロードS
◎ ビアンフェ(6人気) 9着 ( ノД`)シクシク…
根岸S
◎ スリーグランド(8人気) 8着 ( ノД`)シクシク…

2月(5R)
きさらぎ賞
◎ ショウナンマグマ(10人気) 11着 ( ノД`)シクシク…
東京新聞杯
狙い馬ナシ(*- -)(*_ _)ペコリ
クイーンS
◎ ラリュエル(6人気) それ4!!!(;´д`)トホホ
京都記念
狙い馬ナシ(*- -)(*_ _)ペコリ
共同通信杯
狙い馬ナシ(*- -)(*_ _)ペコリ
京都牝馬S
◎ クリノプレミアム(9人気) 16着 ( ノД`)シクシク…
ダイヤモンドS
◎ ゴースト(10人気) 12着 ( ノД`)シクシク…
小倉大賞典
◎ スーパーフェザー(7人気) 12着 ( ノД`)シクシク…
フェブラリーS
狙い馬ナシ(*- -)(*_ _)ペコリ


阪神11R  G3 阪急杯

15:35~ 芝1400m (右)

★★ 3 リレーションシップ 松田 大作 騎手

阪急杯は阪神Cとのリンクが強く、それだけ「阪神芝1400m巧者」が存在する。ただ今回は阪神C出走馬はタイセイビジョンのみ。言うなれば非常に難解なレース。土曜日の阪神12Rも如何にも結果で馬場傾向分析に繋がるレース内容ではなく、他の芝レースも長距離瞬発力戦とリンク付けが難しいレースばかり。ここは素直に各馬の臨戦過程から本命馬を決める。


リレーションシップを狙いたい。(想定10番人気)


前走のニューイヤーSは初の芝マイル戦。
陣営戦前「距離は守備範囲です。前走は少し消極的なレースになってさばきづらい場面がありました。具合はいいのでもう少し走れてもいい」とコメントあり。
ラップ:12.6 - 11.2 - 11.3 - 11.5 - 11.4 - 11.5 - 11.4 - 12.5 (35.1-35.4)
スタート決めると距離延長ローテ+持ち前のスピード性能生かしてスムーズな先行策。外のボンセルヴィーソがハナ主張してきたため控えると2列目からの競馬に。向こう正面半ばでフォルコメンが捲るようにポジション上げてきたため、全体のラップも全く緩むことなく淀みない流れに。当馬はその流れを終始外3回し競馬で進めると4角から鞭入れて追い出しにかかり強気な外4回しで直線へ。直線残り200mで内のスマートリアン含め捕まえにいこうとする気勢見せるが、外のサトノダムゼル、カラテに交わされると、鞍上も無理に追うことは止めて残り100mは流す形での0.6s差8着。中山開幕週2日目でインも使える馬場。先行して粘ったグランデマーレ、ボンセルヴィーソ、スマートリアンは馬場傾向に乗った内容であり、当馬はミルコらしい強気の競馬が裏目に出た形であり、ラスト1Fの急失速を見ても本質的には距離が長かったと言える。ただ、上述の淀みないラップを強気に外3先行しラスト1Fまで喰らいついて行けたのは好感持てる内容であった。

2走前のスワンSは初の重賞挑戦でいきなりのG2挑戦。
陣営戦前「前走は上手なレースをしてくれました。差す形で収穫があったし反動はなくいい状態をキープ。重賞になるが相手なりに動けそう」とコメントあり。重賞勝ち馬の出走もかなり多く、明らかにメンバーレベルは今回の阪急杯よりも上。
ラップ:12.2 - 10.6 - 11.3 - 11.5 - 11.4 - 11.6 - 12.1
最内枠からスタート決めると、テンのスピードは十分通用していたがセイウンコウセイがハナ主張する構えを見せ、サウンドキアラもポジション主張してきたため、最内枠である以上控えざるを得ない形に。しかしホウオウアマゾンが外からハナを主張したため、セイウンコウセイも引かざるをえず、初角で内に切れ込んで来たため、更にポジション押し下げられて3列目からの競馬に。道中は終始楽な感じで追走させると、流れに乗る形で直線へ。直線外前のビッククインバイオが後退加減で進路なく内に切れ込むも、逃げたホウオウアマゾンが左鞭のため、ラチ沿いの進路塞がる可能性がありラスト100mまでは仕掛けを待たされる。明確に1.5頭分開いた所で鞭入れるも仕掛け所が遅く0.3s差7着。明確にロスなく競馬しての7着だが、初重賞で器用に立ち回ることが出来たのは経験値として大きく、ゴール後の余力面からも追って伸びる要素はあっただけに、寧ろこの着順で終わったことが後のオッズに繋がる。


3走前の戎橋Sは先行馬壊滅の超前傾ラップ戦。

4か月休養明け初戦⊖6kg。
ラップ : 12.2 - 10.5 - 10.8 - 11.3 - 11.5 - 11.7 - 12.4 (33.5-35.6)
ハンデ戦の最重量ハンデ。
陣営戦前「力通りなら変わっていい。気難しさを出さないように、スムーズに運べれば」とコメントあり。
スタート決めると、鞍上無理に位置拘ることなく馬本位の騎乗。内馬たちが前主張し、更にスマートクラージュが内に切れ込みながら位置取り拘りに来たため、競りかける事なく控えて3列目からの競馬に。道中楽な感じで追走すると、残り600m地点から促し始めるとスムーズに加速し始め、前射程圏に入れる位置で直線へ。直線残り200m付近で前馬脚色鈍ったため一気に差を詰める残り100mで先頭に後は流す形での完勝。ゴール後も伸びていることから着差以上に強い競馬だったと言える。レース後鞍上「スタートを上手く出て、良い位置につけて、流れも良かったです。直線に向いての瞬発力は凄かったです。良い馬に乗せて貰いました。すごく良い感じです」とコメントあり。
このレースで踏ん張って3着のスマートクラージュは距離短縮後、3勝C道頓堀Sを勝ち、(L)淀短距離Sも連勝で力のある先行馬。この勝ちタイムもスワンSの勝ちタイムより0.3s速いことからも、本質的な能力値は重賞でも十分通用するだけの下地がある。

4走前の多摩川Sはスタート後手を踏むと、そこから控える形に徹してしまい、内で立ち回った馬たちの好走で競馬質も反対の内容での10着で参考外。


5走前の志摩Sはレコード決着に0.2s差2着。
(*この時の3着馬はサンライズオネスト。現状サンライズオネストが6番人気でリレーションシップが11番人気。確かにサンライズオネストはインアウトの競馬で詰まりワンテンポ仕掛けが遅れていたが、外に出した後の脚が見劣りするものであり、スムーズなら2着まで巻き返すことが出来たとは断言しづらい。このオッズ乖離は狙いたい。)
ラップ:12.3 - 10.8 - 10.8 - 11.1 - 11.1 - 11.5 - 11.8 (33.9-34.4)
陣営戦前「休み明けでも動きはいい。中京千四で強い勝ち方をしているので改めて期待」とコメントあり。
スタート決めると馬の前進気勢素晴らしく、馬なりで先行策。シャイニーロックに外から被されて馬群の中での競馬を強いられるが折り合いを欠くことなく流れに乗る。 10.8 - 10.8 - 11.1 - 11.1でも全く手を動かす素振りなく追走すると楽な感じで直線へ。直線残り200mまで追い出しを待ち、先頭に立つと満を持して追ったが、インアウトの完璧な立ち回りで脚を溜めていたアクアミラビリスの一瞬の切れ味に屈して0.2s差2着。この馬は追走スピードに長けており且つ前傾失速ラップの前受けでも上り3位の末脚を発揮するなど、根本的な能力が高い。中京芝1400m巧者の可能性もあるが、中京芝も惰性的な下り坂からの直線急坂コースで、このスピード値と終盤の耐久値を示すことが出来る舞台であることを考えれば、より序盤から惰性的な下り坂が続く阪神芝1400mでも十分に通用する素質はある。


今回は明確な逃げ馬がいないが、モントライゼという快速馬が外枠に入り、且つ人気馬が外枠に入ったことで、内枠の利は十分にある。初速も十分に兼ね備えており他馬比較をしてもモントライゼの逃げの手をやり過ごして外目に持ち出すことが出来れば十分に先行のポジションは確保することが出来る。ソダシの調教も馬なりで併せることが出来るポテンシャルを秘めており、後は松田騎手がスワンSの競馬内容を過剰に意識せずに強気な競馬が出来れば。親友のミルコの潜在意識が乗り移って欲しい。。。そうすれば2重賞で仲良しコンビの激走も(笑)


<相手候補馬>
★☆ タイセイビジョン
(前走の暮れの阪神開催で最内枠からの激走は若干展開が向いたとはいえ中々出来る内容ではない。イン突っ込んだ分の4着であり、阪神芝1400mへの適正も十分に示したと言える。)
★ ダイアトニック
(前走は暮れの阪神C目標だったが間に合わずの京都金杯というチグハグなローテーションで斤量も57.5。終盤の失速もマイルが長いことを露呈した形だが0.1s差4着と骨折してから狂い始めたリズムが戻り始めた。高松宮記念に向けた試算としては2年前の再現に向けても距離短縮ローテの今回は結果に拘らなければならない1戦)
☆ モントライゼ
(本来はこの世代を引っ張れる逸材。前走は結果的に熱中症の症状があり度外視可。ファルコンSの内容も素晴らしく朝日杯FSは逃げてしまったが、下地のスピード値の違いを見せた格好であり、路線に拘らくてもいい今回からは自分の競馬に徹してどこまで勝負に持ち込めるか挑戦できる立場。今回は明確に逃げる馬もおらず、鞍上に逃げると決めたら逃げる藤岡佑介騎手配置。レース勘が鈍るぶん、流れに乗る競馬では本来の力を出し切れない可能性があるためピンパーの競馬で。)



中山11R  G2 中山記念

15:45~ 芝1800m (左)

★★ 4 ヒュミドール M.デムーロ 騎手

1ヶ月ぶりの春の中山開催。先月の最終週に行われたAJCCの時とは違いAコース替わり(内柵を最内枠に設置)。レースを見ても4角から直線入り口にかけて芝の色が違うように、内ラチ沿い4頭分はかなり芝状態がいい。
先月までのCコースは柵が外目に寄るぶんだけ、外回しの遠心力が強くなり開幕週では顕著なイン有利馬場になっていた。
しかしAコースの場合、外4回しの競馬でもCコースの柵部分に匹敵するため、先月までの開催のダメージを受けていない所を走ることが可能(*ただし外5回しはCコースの内ラチ1頭目。即ち一番馬場が荒れている部分)。確かにAコースをロスなくラチ沿いで走れば遠心力こそ最小限に済ませることができるが、トリッキーな中山コースと言われるように、コーナー角が急なため加速度を損なうことになる。したがって、単騎先頭で直線に侵入できれば影響は少ないが、横並びで直線に侵入する場合、内馬から順に加速度の差が如実に表れるため、外馬に速度利が生じる。序盤から脚を使っている先行馬にとって4角で早めに被される形は最も苦しいシチュエーションであり、コース形態に伴い直線入口で相対的な減速を強いられたにも関わらず、更に直線に入って加速を強いるのは酷である。ましてその先に急坂が待つ中山コースであれば尚更。

中山記念は「近10年で馬券内の30頭中23頭が4角4番手以内の馬」
この事実からコース替わりで先行馬を買うのは常套手段だが、逃げ馬(4コーナー全て先頭通過)が10頭中3頭しか馬券内に来ていないは気になる所。また3頭と言ってもシルポートが2年連続逃げて馬券内であるため実質2頭。
そのシルポートも大逃げで自分のペースを守っての走りであり、もう一頭のマルターズアポジーも番手の馬を1馬身近く離して直線入り口に侵入していた。元々逃げ馬の性質上、絡まれる形だと凡走することは多いわけだが、一般的な開幕週の考え方であれば、そのように絡まれたとて逃げ馬が残るのが通説。しかし昨年もバビットがラビットのような形で逆噴射。

中山芝1800mはスタート直後に急坂を登るため、激しいポジション争いはあまり起こらない。そのためレース全体の隊列はスタートから初角までのスタートからのダッシュ力で決まる。しかし、2角初めから向こう正面半ばにかけて下り坂になるため、逃げ馬含め先行脚質馬は惰性的にスピードの乗りやすい。そのため序盤の1000mは息が入らない。3角から4角にかけて平坦になるため減速して少し息つかせようとするわけだが、中山得意な騎手の動き所はこの3角半ば地点であり、前述のような「4角横並び」の形式になると先行馬、特に内ラチ沿いに近い馬には苦しい展開になる。

今回は明確な逃げ馬となるパンサラッサがレースを引っ張る。
トーラスジェミニは前走の逃げの競馬が今までの積み重ねを考えるとかなり余計な競馬であるように思える。無論一泡吹かせるために横山武史騎手もそういった競馬をしたのだろうが、今回の延長ローテ+中2週参戦+再度ブリンカー着用で我慢が効かない可能性がある(ダービー卿CTでの原優介騎手の教育が勿体ない、、)。
ウインイクシードは昨年の中山記念本命馬。その時の記事にも書いたが、この馬は初速が遅いため先行するもしないも他馬依存である。その根拠となっているのが下記のデータ。
5枠より内 : 1-5-1-11 複勝率38.9%
6枠より外 : 3-2-7-5 複勝率70.1%
包まれることなく自分の形で競馬できる外枠で顕著な成績を残している。確かに近走は瞬発力戦で適性合わずの可能性もある。しかし、データからも絶好のシチュエーションだった中山金杯で好Sから押してポジションを取りに行かず中団から競馬をしたこと、そしてその鞍上が継続騎乗で且つ動かしづらい内枠を引いてしまった。前走良くも悪くも0.5s差6着と形になってしまい、そしてレース後鞍上「テンはトップスタートでしたが、枠が外ではあの位置までですね。勝った馬は抜けていたけど、他とは内、外を回った差だと思います。真ん中よりも内枠なら2着以上には来たはず。その中では上手く立ち回ることが出来ました」とコメント。悲しいかなこの馬の最大の良さを忘れてしまったのだろう。昨年は先行意識の高い横山武史騎手だったからこその本命指名。今回の継続騎乗では。。。
ワールドリバイバルは菊花賞でタイトルホルダーにハナ奪われた時点で終戦。経歴からも元々スタートは上手くないが先行している点を考えると気性面の課題が付きまとう。今回も2桁人気での参戦であり壁を作るような芸当もしなくてよい外枠を引いた以上は継続騎乗で先行態勢に出るだろう。
コントラチェックは中山巧者だがその時の競馬は全て逃げor番手の競馬。京成杯AHの直線失速加減を見ると芝1600mがギリギリな馬なだけに、今回の芝1800m+外枠ではいかにポジション利を取ることが出来るかが鍵。パンサラッサが逃げるとしても番手辺りはキープしたいところであり、下り坂でペースが上がらず、詰まった隊形になれば、より距離をごまかすためにマクリ気味でハナ奪う可能性もある。どちらにせよこの馬としては如何に距離ロスを抑えて競馬が出来るかが鍵であり、ペースは結果論。したがってこのコントラチェックが全体ペースの鍵を握る(藤沢和雄調教師の引退レースであることを考えれば尚更強気に行く構え見せる)。


パンサラッサ(斤量56kg)の福島記念を振り返る。
ラップ:11.9 - 10.8 - 10.9 - 11.9 - 11.8 - 11.9 - 12.4 - 12.4 - 12.1 - 13.1
前半1000m通過が57.3sと震撼させたが、序盤(10.8 - 10.9)で一気に突き放す逃げを見せ10.9 - 11.9 - 11.8 - 11.9と平坦区間でしっかりとペースを落としたことが全て。残り600m地点で番手のコントラチェックが迫ってきたことで、ペースを上げようと手が動いているが12.4 - 12.4と変わっておらず、コントラチェックだけが下がっているため引き離しているように見えるが、当馬としては一貫ラップの延長線に過ぎない。L3-L2で12.4 - 12.1と加速ラップを踏んでいるが、ここはコース形態上の下り坂地点であり毎年加速ラップを踏んでいる。したがって数字ほどのインパクトはない。寧ろL1の1.0s失速をどう見るか。
ここで2018年の福島記念のレースラップを引き合いに出す。
ラップ:12.3 - 10.9 - 11.2 - 11.7 - 11.5 - 12.0 - 12.1 - 12.3 - 12.1 - 12.2
逃げたのはマルターズアポジー(斤量57.5kg)で7着。上述したがこの年の中山記念で逃げて3着だったのが当馬。その時の斤量が56kg。
L1の失速幅に注目するとパンサラッサは1.0s失速。対してマルターズアポジーは0.1sの失速。斤量面を考慮してもマルターズアポジーの強さが際立つ。そのマルターズアポジーでさえ中山記念では3着止まりだった。無論パンサラッサは5歳馬で成長面を考慮に入れる必要があるだろうが、当馬の福島記念優勝の再現性を中山記念に求めるには、マルターズアポジーほどのL1失速幅で留める必要がある。平坦巧者として名が知られている所以はこの辺踏ん張りきれなさにあるのだろう。好走歴のない急坂中山コースで再度の斤量56kg。距離短縮とは言え、今回はマークが厳しい中で果たして終いまで踏ん張りきれるだろうか。



前置きが長くなったが、今回は先行馬が「馬場を味方に」という枕詞付きの馬が多く、重賞実績があるのは百も承知だがそこまでの信頼は持てない。
先行馬に不安がある以上、狙うターゲットとしては、上述したような、「3角半ばで動き、ギリギリCコース開催の影響を受けない外4回しで進出出来る馬と騎手」



ヒュミドールを狙いたい。(想定7番人気)


2走前の京都大賞典は、レース後鞍上「道中流れに乗って競馬は出来ましたが、直線伸びそうで伸び切れませんでした」とコメント。久々の関西遠征⊖10kg。
ラップ:12.7 - 11.9 - 12.6 - 12.5 - 11.9 - 11.5 - 11.5 - 11.8 - 11.7 - 11.6 - 11.8 - 13.0
持続的な末脚を武器にする当馬にとって、中盤からのペースアップでは底力が問われ、上位に来た馬のキャラクターを見ても本質的な距離適性の差が諸に出た形。直線もマカヒキに締められたぶんだけ最後失速したものであり、直線半ばまでの喰らいつき具合を見ても決して悲観的になる必要のない0.8s差10着である。


3走前の小倉記念はこの馬のキャラクターに合致したレース質だったが、より終いに賭けたモズナガレボシに足元掬われた格好で負けて強しの0.1s差2着。レース後鞍上「4コーナーでは前に人気馬を見ながら直線へ向いて、これならと思いましたが後ろからやられるとは思っていませんでした。やはり力はありますね。勝った馬とはハンデの差もあったと思います」とコメント。
ラップ:12.8 - 11.5 - 12.1 - 12.7 - 12.3 - 11.3 - 11.4 - 11.5 - 12.2 - 11.9
日経賞4着時も内で立ち回っており、前提として小回り適性に問題はない。
陣営も「新潟にいいイメージがないので小倉に」とコメントしていたように、競馬内容自体は新潟でも好走できそうなイメージだが、「移動」に課題を抱えているため陣営としても自信が持ちきれず小倉記念に出走という経緯があった。その課題に向けて、当時は1週間前に小倉競馬場に移動して、滞在競馬での調整。やはりこの馬にとって調整過程が大事だったのか、陣営もあれやこれやと調整過程を工夫したことが実りレース本番は⊕6kgで出走。
12.3-11.3のギアチェンジ部分でも置いていかれることなく、また外目外目回しのロングスパートでL1も加速ラップを踏んで粘っての2着。インアウトの競馬ではなく、小回りコースに特化したような、コーナーリング加速性能の高さも証明したのは大きい。


4走前のエプソムCは器用に立ち回ることに固執し、直線後手後手を踏み続けての0.5s差6着。
陣営戦前「前走(新潟大賞典)の反省活かして今回は当日輸送。この時期は良いし格好もいい。昨年のノベンバーSと同じ条件で、馬も厩舎も改めての気持ちです」とコメントあり。
ラップ: 12.6 - 11.3 - 11.4 - 11.7 - 11.8 - 11.4 - 11.1 - 11.4 - 12.4
18頭立ての6番枠。スタート決めると後方馬群の中からの競馬。道中は揉まれる形での競馬を強いられるが、11s台のラップも鞍上手を動かすことなく折り合い付けて追走。コーナーリングでも無理に位置取り上げようとはせずに位置取りそのままで直線へ。L3-L2の11.1 - 11.4楽な感じで進路探しながら追い出し待つと、内目内目へと進路切り替え。左鞭を入れて伸びるも馬場自体は外の方が良く、上り2位の末脚でも食い込むことが出来ずに0.5s差6着。レース後鞍上「かわいそうな競馬になりました。先に2着馬に進路を取られて行き場がなくなってしまい、最内に切り替えざるを得ませんでした。前回よりも馬の具合は良かったです。」と反省コメントアリ。


5走前の新潟大賞典は陣営側も敗因がはっきり。
「金曜輸送で土曜の朝には競馬モードに。朝は食べなかったカイ葉も午後に食べて、ゆったりモードの中で日曜の競馬に連れて行かなければならず落ち着きがなかったです。気持ちを競馬に向けることが出来ませんでした。」
しかし、この経験がのちの小倉記念の1週間前輸送に繋がっており、決して無駄な1戦ではなかった。


やはりこの馬の高パフォーマンスは6走前の日経賞
天皇賞(春)の結果を見ればこのレースがいかにHレベル戦だったかが分かる。
1着 ウインマリリン → G1 天皇賞 5着
2着 カレンブーケドール → G1 天皇賞 3着
3着 ワールドプレミア → G1 天皇賞 1着
4着 当馬
5着 ジャコマル → (L) 札幌日経OP 3着
ラップ: 7.1 - 11.6 - 12.3 - 13.0 - 12.5 - 12.8 - 12.8 - 12.5 - 11.7 - 12.1 - 11.8 - 
11.3 - 11.8

スタート決めると、無理に押し出さず中団からの競馬を試みるが、初角で行きたがり前のウインキートスに突っかかり気味に。外にはゴーフォザサミットがいたため逃げ所なく、インでどうにか折り合い付けようと懸命に抑え込むが中々落ち着かず400m近く暴れながらの追走に。ゴール板を過ぎた辺りで折り合い付き、後方インロスなく追走で脚溜める。3角入口で前のカレンブーケドールが内に切れ込み、その影響でラチに衝突したウインキートスが弾き飛ばされる。当馬に接触などの影響はなかったが、前の状況を見て鞍上も手綱を引いており、コーナーリングでの減速を強いられたのは事実。12.5-11.7と全体が加速していくタイミングでの不利のため、レースの見た目以上に影響は大きかったと考えていい。立て直してから動かして加速していくと、4角入口で上手く外目へとスライドし上り2位の末脚で伸びるも捕えきれずの0.6s差4着。道中の不利考えれば力を示しており、小回りコースで武器となる、インアウトの競馬をこのクラスの馬たち相手に出来たのは大きい。


ダイヤモンドS、ステイヤーズSも掲示板内に来ているが本質的には距離が長かった可能性が大きい。


前走の福島記念はこの馬の考え方が変わったレース。
レース質に関しては、パンサラッサの分析と共に前述したが、長い隊列になった時、前を追いかける馬たちは自分のペースで走ることが出来ないため早々に苦しくなる。そして後方の決め手に賭ける馬たちは、仕掛け所が分からないため動くに動けず、仕掛け遅れの掲示板内止まりになること多い。後者がまさしくアラタである。当馬も馬自身のキャラクターを考えればアラタと同じ競馬質を取るものだと思っていたが、6番手追走と「道中無駄にポジションを拘って」の2着(良い意味)。
ラップ:11.9 - 10.8 - 10.9 - 11.9 - 11.8 - 11.9 - 12.4 - 12.4 - 12.1 - 13.1
陣営戦前「昨秋の一番いい頃の状態に近づいてきた。福島で勝っており、2走前の内容も良かった。消耗戦に持ち込めればチャンスはある」とコメントあり。この「持ち込めれば」というのが今のヒュミドールの変わってきたところ。受け身ではなく主体的。この変化は大きな意味を持つ。レースでも終始前行くフェアリーポルカを目標に競馬を進め、当馬の持ち味であるロングスパートを掛けて直線ではステイフーリッシュを目標にして捕まえての2着。以前までは流れに乗る競馬が主体だったが、今回は常に前馬を追いかけながらの競馬にシフト。それでも長くいい脚を使えた。無論、前走に関しては「目一杯に仕上げた」とコメントしているように状態はピカイチだったわけだが、しっかり仕上げての⊕10kg、そして競馬幅の拡大は大きな成長と言える。


そして、この「受け身ではなく主体的」に競馬が出来るようになったタイミングで、ミルコへの乗り替わりはまさしくベストコンビと言える。
土曜日のミルコの芝レース騎乗は3鞍で全て2着。
9Rの水仙賞はSペースの前残り決戦であったが、5R,6Rは彼の代名詞ともいえる「マクリ」が決まったレース。
3角半ばで動くと、馬場がギリギリいい外4回しで直線進出。5Rは直線入り口で内の勝ち馬にポジション主張されたため、直線ではCコース部分を走らされてしまったが、いずれのレースでもコーナーリング加速地点で明確に「馬場のギリギリ良い部分」を走らせようとしていることが分かる内容であり、現状馬場の伸びる地点が見えている騎手と言える。
陣営戦前「じっくり立て直して状態はいい。開幕週が鍵だが、どんなレースでもできる点が強み。鞍上に新しい面を引き出してもらいたい」とコメントしているように、ここまでの近走の結びつきと鞍上から引き出されるのはマクリ競馬。パンサラッサの大逃げでも乱されることなく走った福島記念は追走経験値としても大きく、小倉記念のコーナーリング加速性能、日経賞でのインアウト競馬での中山舞台適性の証明、エプソムカップでの11s後半ラップの追走スピードでも対応可能なことを証明したのは大きな財産である。
今回は主体的に優勝を勝ち取りに行く番。



<相手候補馬>
*
相手難解。元々相手馬来ないしヒュミドールの単複がいいのでは(投げやり)
★☆ ダノンザキッド

(前走のマイルCS本命馬。今回も休養明け初戦で気性面が心配されているが、2走前の富士Sから明らかに気性面に落ち着きが出てきた。この馬にしては珍しいほど折り合い完璧についており、道中の距離ロスと早め仕掛けのぶん終い差されたがこの馬本来の雰囲気に戻っていた。前走もタフな流れを想定したが結果的に終い勝負になり、それでもこの馬としてはベストの上り33.0sを記録。やはり新馬戦の衝撃からも外目外目回しの横綱競馬がピッタリであり、馬券購入者が他の先行馬に目線が移っており、想定以上に人気がない今回はまだ買えるオッズ帯にある。)
★ アドマイヤハダル
(この馬の強さは掴みきれていないが、人気馬の中ではローテーション面で大きな消し材料は見られない。トビが綺麗な馬なため、逆に内枠に入り、開幕週という観点から過剰人気になったら消す予定だったが、この枠とオッズ推移なら。そして武史継続騎乗で(安直な消去法))
☆ マルターズディオサ
(週中はこの馬を本命にする気満々だったが、中途半端な枠になって。。この馬は高松宮記念本命馬。外枠or被されない競馬が好走の大前提であり、良くも悪くも京成杯AHの出遅れから後方脚質に変わったぶん他馬の影響を受けなくなったが、真の強さは阪神C2着時の競馬。前走は謎の松岡正海騎手配置だったが、先行策を披露。本来スタートは自分から動き出せており、京成杯AHの出遅れ以降はそこまでスタート課題を見せているわけではない。本来気性面から使い詰め出来なかったが、「妙に最近落ち着いている」とのことでこの中2週が刺激になれば面白い。中2週の強行ローテながら戸崎騎手を配置している辺りは本気度合いも伝わるし、この騎手は後方で構えるようなタイプではなく、「強い競馬」をさせたがる騎手。その強い競馬がまさしくこの馬のベストパフォーマンスであり、ここまで人気が落ちているのなら拾うべき存在。後は巷で話題の斤量54kg出走時に馬券圏外0というデータに神頼み((笑)))


以上です。
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