たむけんのセンス

※この投稿は本当に個人の意見です。

最近みんなの頭の中にはコロナコロナコロナ。

そんな中、星野源という一流アーティストが、「うちで踊ろう」という曲をSNSで発信しました。

もともと結構、星野源さんのことをリスペクトしていました。

この曲の発信で、

おお、アーティストだな。

と思いました。音楽家として出来ることを世間に発信するって、ものすごいなあと思っていました。
一説によると、この曲の、「うち」というのは、家というよりも、むしろ内面的な意味もあるらしいですね。

それで、ファンの人が言うには、みんなでセッションをしようという意味になっているらしい。

そして、様々な俳優、芸人などが一緒にセッションをするようになりました。ハモらせてみたり、アレンジして歌ってみたり。

個人的には、これらは、「センスがあまりよろしくない」と思ってしまいます。なぜかは知りません。

星野源さんがSNSで世界に発信している以上、その素材を自分なりに良くする、ということが求められてるってすごく感じるので。

そのセッションをした人は、その人なりに良いと思ってることをやっているし、悪いというわけではない。むしろ良い。

でも、なんかセンスがないような気がする。

このうじゃうじゃした超主観的な意見が、ぐるぐる自分の中を回っていた時のことでした。

そう、安倍総理が、自室でゆっくりしているセッションの動画をあげました。

これを見て、自分的には、アリだと思ってました。ぼく的に、彼は、星野源に乗せて、stay homeを訴えかけたいのだと思いました。
結構良いなあと思っていました。センスあるなぁと。

ところが、SNSをはじめとして、世間は大バッシング。

「みんな苦しんでる中、お前は気楽で良いな」

「他の国の大統領はそんなことしてない」

などなど。

自分の中でびっくりでした。
なぜ、そう話をすり替えるの？？
安倍さんはメッセージを伝えるためにやっただけではないの？？

別に私は、極右でもなんでもありませんが、今回はさすがにやりすぎではないの？？

って思ってました。

そんなときでした。

たむらけんじさんが、動画内で安倍総理のやっていることの真似をしたものをSNSでアップロードしたのです。

これをみて、

めっっっっちゃセンスあるなこの人！！

ってほんとに思いました。

このコロナウイルスの状況で、安倍総理がバッシングを食らっているなか、挑戦的に、stay homeを訴える。こんなものは私のような凡人には決して思いつきません。

世間では、面白いとの声が殺到しました。
しかし、この動画には、面白い以上のなにかがあるような気がしてなりません。言葉にはできませんが。

星野源が発した、センスを求められるセッションのなかで、
尋常ではないセンスを発揮していました。

本当に、たむらけんじさんが大好きになりました。

コロナウイルスの大変な状況のなか、「うち」で踊ることができたようなこの一連の騒動でした。