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🎥AX60/AX100/AX700比較検証

こんにちは、kyaと申します。ただのK-POP撮りオタです。
同じ機材を使っているのにマスタークオリティに一歩届かない…なんとなく写真を見ると日本人マスターってわかっちゃう…そんないまひとつ感から抜け出してみんながマスター級の写真や動画を量産できるようになったら色んなグループに興味を持つ入り口が増えて界隈が潤うだろうなと思ったのがきっかけで、いろいろ検証してはシェアしています。私自身もまだまだ勉強中といったところです。

今回は動画編。K-POP撮りオタ界隈でよく挙がるSonyのハンディカム3種を比較検証してみました。
あくまでも個人的見解ですので、あしからず。

機材紹介

左からAX700、AX100、AXP55。体格差はかなり大きい。

・AX60

※AX60≒AX55=AXP55という関係性です。今回は韓国でレンタルしたためAXP55を使いました(韓国ではAXP55が主流)。
・AX55…AX60の前身。バッテリー性能など撮影と関係ない部分で変更があったのみで、撮影に際するスペックはAX60と完全に一致。
・AXP55…AX55の海外仕様。本体言語や説明書が海外仕様なだけで全スペックAX55と完全に一致。

コンパクト: ◎
文句なしの軽さ。小柄さ。

画質: △
若干ノイズがかったような画質。立体感低め。のちほど3階席から撮った動画を載せるのでそちらで確認してみてほしいが、結局のところは撮り手が求めるレベルによるので、暗さと遠さの割に耐えれてると評価することもできる。明るくて近いケースも検証が必要だなと思った。

手ぶれ補正: ◎
空間手ぶれ補正が売りの機種なので、かなり効いている。しかし、効きすぎているが故もわ〜っと動くので被写体を見失ったときや機敏な動きに対応しづらい(慣れが必要かも)。もちろんこの動き方が苦手な場合は手ぶれ補正をオフにすればいいだけだがせっかくの空間手ぶれ補正機種なのでちょっともったいない感じはする。

ファインダー撮影: △
ファインダーから覗けるプレビュー画面の画質が悪く、ピントが合ってるのかどうか分かりづらい。あと、ボディが小柄な分バッテリーがかなり出っ張ってて鼻に当たるので目をくっつけにくくてちょっと窮屈。

ピント: ○
オートで一度前の人の頭にピントが合ってしまうと取り返しにくい。マニュアルでのピント設定は可能だが、モニターを開かないとできない上、(調べ直したところモニターを閉じたまま小さなリングでマニュアル設定可能でした)適応能力が低いため、撮って隠してを繰り返す撮禁現場にはあまり向いてないと感じた。

⚠️こちらの動画内ではAX60はモニターを閉じたままのマニュアル設定ができないとありますが可能です!動画は差し替え予定です!

・AX100

コンパクト: △
たしかにAX60と比べるとがくっと重くなる感じがする(というよりはAX60が軽すぎるという印象)。重くて片手では1曲耐えられないという話も聞いたことがあるが、結局のところ撮り手次第だと思う。

画質: ○
AX60よりは輪郭がはっきりしていて奥行きもある。鮮やかさ、色の表現にいたってもAX100が最低ラインだと感じた。

手ぶれ補正: △
あまり恩恵を感じることはできない。自制が必要。(AX700と大差なし)

ファインダー撮影: ○
可もなく不可もなく。

ピント: ○
オートで一度前の人の頭にピントが合った際の取り返しのつかなさはAX60と同等。むしろAX100の方が直そうとすればするほど取り返しがつかなくなってく感じがした。ただしこちらのマニュアルピント設定はモニターを閉じたままでもできるので、それさえ設定すれば特に問題なし。

・AX700

コンパクト: ×
AX100に加えてもうひと出っ張りある感じ。なんとなく、AX100が5D4ならAX700は1DX2みたいな感じ…(むしろわかりづらいか…)

画質: ◎
やはり画質は圧倒的にAX700が優勝。AX100との差は素人目で感じられるぐらいよりもう一回り輪郭がはっきりしている。AX700ものちのち現場に持ち込んで検証予定。

手ぶれ補正: △
あまり恩恵を感じることはできない。自制が必要。(AX100と大差なし)

ファインダー撮影: ○
可もなく不可もなく。

ピント: ◎
オートでのピント合わせがとにかく得意。マニュアルピント設定はAX100と同じ方法でモニターを閉じたままできるが、設定しなくてもその場その場で対応してくれそうに感じた。被写体が近くなったり遠くなったりするK-POP現場ではやっぱりオートで対応してくれる方がありがたい。

・おさらい

見事に一長一短の結果になりました。あとはお好み。


AX60 vs AX100

※ぜひYouTubeアプリで開いて2160pにして大きめの画面でご覧ください!
公演: ATEEZ WORLD TOUR [THE FELLOWSHIP : BREAK THE WALL] IN SEOUL
日付: 221029 (AXP55), 221030 (AX100)
会場: チャムシル室内体育館 3階席 区域:ほぼ正面 列:中盤

AX60の日の視野(やや左寄り)
AX100の日の視野(やや右寄り)


個人的感想

個人的には、AX60だと画質や色の表現が物足りない印象でした。AX100からは明らかに画面がパキッとして鮮やかになるので、せっかく撮るならAX100かAX700をおすすめします。
そして私はどうもAX100のピント合わせが苦手で飼い慣らせなかったので、これからチッケムを撮る機会があればAX700で考えてます。画質の良さとピント合わせのスムーズさがやっぱり圧倒的で…
重さはさておきボディのゴツさが気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、正直この3つは大差ないです。バレるときは大体仕草や挙動でバレますし、あとは完全運なのでね…とほほ…


まとめ

このようにいろいろな目線から比較してみましたが、結局はこれらはヒントに過ぎません。
ライブなのかペンサなのか、被写体が遠いのか近いのか、撮禁なのか否か、一脚や三脚で固定できるのか否か、そして何よりは自分の求めるレベルに合わせて選ぶことが大切です。
カメラよりは値段もお手軽、撮影方法も簡単ですし、Adobe Premiere Proでちゃちゃっと色調補正すれば誰でも高クオリティなチッケムを生み出せるのでもっと興味を持つ人が増えたらいいなあ。何より瞬間ではなく時間の流れごと残せるのがいいですよね。私はもはや動画派になっちゃいそうです。
のちのちこの記事には比較検証をするたびに追加していこうと思ってるのでその時はまたTwitterにてお知らせします。あと、質問や間違っている箇所等あればいつでもマシュマロへどうぞ。
この記事が誰かのお役に立てますように。

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