俺は、ウンコ製造機

俺は33にもなって未だに両親の金で生きているみじめな出来損ない。この年になって職歴もないとなると当然アルバイトすらも受かるのは難しく、面接までは呼ばれてもお祈りされておしまい。どこもかしこもご縁なし。
思えば、小学校の時から問題行動が多く輪に入れないことが当たり前だった自分だから、あの時すでにこうなることは予想ができていただろう。

こんな自分でも腹は減るので飯は食う。最低限の量にしている。
バイトにすら受からない、欲しいものも買えない、生きていても楽しいことは何もない。親に何も返すこともできない。もう死のうかと思うこともある。
食えば必ず出すことになる。クソするたびにまた両親の命をクソにしてしまったのかと、申し訳なくなる。
金を稼ぐこと、それは命を消費すること。すなわち食い物は俺の両親の命と引き換えに得たもの。それを俺はためらいもなくクソにしてしまう。

ウンコ製造機は俺のことです。


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