19歳の女の子

今を全力で生きていますか？

僕のバイト先には新人の女の子がいます。
その子は19歳でフリーターです。

僕は今日その子と初めてシフトが被り、前からどんな子か聞いていましたが、フリーターという事以外何も知らない状態だった。
17時からバイトに入った私の2時間後、19時からその子はバイトにやってきた。
最初に会った時から礼儀がとても良く、どんな些細な事でも「ありがとうございます。」が言える子でこの子なんでフリーターなんだろ？と言う疑問が出た。
何か裏がある。知りたい。ずっとその事が頭に離れなく、私は彼女に「フリーターって聞いたんだけど、君なにか夢を持っているよね？」と問いかけると、
彼女は「はい！」と元気よくそして、力強く返事をした。
彼女には夢がある。
その夢は「看護師になること」
彼女は看護師になるために浪人しているのだ。
その理由としては、お金が無いから。
専門学校や、大学に行くお金がないから、今フリーターとして頑張っている。
無礼を承知に私は「親となにか関係してるの？」
と聞くと、その子は母子家庭で母親は彼女が小さい時から病で仕事ができない状態にいる。
だから高校など、大きなお金が必要な時は祖母に払ってもらっていたという。
高校卒業時に看護学校へ行くつもりをしていた彼女は祖母からお金を借りる事もできた中、自分の力で行くという強い意志を持って、今バイトに励んでいる。
彼女をここまでさせる原動力とは何かと問うと
「人の役に立ちたいから、自分で家族を守りたいから」
彼女は目の前に病で倒れている母親がいる。
そのためでもある。
なんて立派な考えを持ってるんだ、年下の女の子にここまで影響を与えられた事はない。
自分がどれだけ情けないか身に染みるほど分かる。
彼女は自分の夢(目標)に対し、揺るがない強い意志を持っている。それと同時に今自分がなにをしないといけないのかが明確である。
彼女は未来のために今を全力で生きている。
誰にも頼らず自分の足で立てる時にしっかり立ってる。
私達はどうだろうか、なにか悩みがあれば行動を止めていないか？不安から逃げていないか？
自分の足で立てるはずなのに人に頼ろうとしていないか？
自分に問いかけた時、初めて彼女の強さを知ることができると思う。

就活を始めてこういった貴重な話に対して自分と照らし合わせる事ができる。

私はもっと頑張らないと。
まだまだなにかできるはず。
そー思わされた、とてもいい機会でした。

(この話は彼女から許可を得て書いています。)