PCMAX掲示板に釣られた悲劇

人はなぜ同じ過ちを繰り返してしまうのか

人の不幸は蜜の味と言うが、今回は我が身に起こった不幸について聞いてほしい。
どうしても筆を取らずにはいられない事態が起きた。昨日のことだ。

ここ最近の私はというと、特に婚外活動を積極的に行っていなかった。仕事が忙しいことを言い訳に、定期的にメッセージを送ったり、プロフを検索したりといった、普段地道に続けてきた活動をめっきり怠っていたのだ。

婚外で出会い、行為を行う。そこに至るまでは、地道な継続がなければなかなか実を結ばない。そんなことはとうに分かっていたはずだ。例えば今すぐにHしたいなんてのは、婚外タダマンを目指すこととは対極にあるようなものだ。

ただ男ならどうしようもなく、Hがしたくてたまらないという日がある。
私にとってそれが昨日だった。

仕事のストレスなのか、あるいは久しく夜の営みをしていなかったことが原因なのかはわからない。とにかく無性にセックスがしたかったのだ。

普段なら見向きもしない掲示板。そこに快楽を求めてしまった。

もはや忘れていたのだ。
掲示板に映る美女など存在しない。そこは業者か、素人でも特級呪霊の巣窟だということを。

一目で気づいた異変

目が血走るほど、やりたかった日。
掲示板上で見つけた美女とのやり取りはスムーズだった。

メッセージで条件の確認。
指定されたホテルへ車で向かう。危機管理として財布は持ち出さず、必要な分だけをポケットに突っ込む。

到着したことを伝えると、向こうからそいつは現れた。想像していたより数段横に大きなシルエットに思わず怯む。

今思えば、その瞬間走り去ることもできたかもしれない。だが、その日の私は正常な判断ができる精神状態ではなかった。どこかに自分の渇いた欲望を満たせるポイントがあるのではないか、僅かな期待にすがりつこうとしたのだ。

部屋に入りシャワーを浴びようと衣服を脱いだ段階でようやく淡い期待であることに気づいた。私の性欲を満たす対象ではない存在だと十分に理解できのた。
どうしても致したい日、許容範囲が通常時より全然広いはずだ。そして私自身は別に面食いではないし、大抵の女性なら問題ないと思っていた。その当てが見事に外れた。

言うなら、体も大きいし、全体的な体のパーツが大きい。極め付けとして口臭持ちだった。
これは安易に掲示板に走った罰なのだ、これも修行の一つなのだと自分に言い聞かせることでなんとか自我を保つことはできた。

ここから先は正直思い出したくない。
「私セックス大好きなんですよ〜」
「先にフェラからさせてもらっていいですか〜?」
「○:×¥※▼〜」

こっちはテキトーな相槌しか打っていないのにどんどん話が進行していく。誘われるままにベッドに入る。
こちらから動く気には到底なれない。なされるがまま、フェラ→騎乗位。

セックス好き、AV好きを自称するだけあってテクニックは相当なものだった。目を瞑ってただ時間が過ぎるのを待った。

「私まだこれから仕事あるんですよ〜」
「◯◯さんも定期みたいな関係になれたら○:×※▼〜」

定期がいるのか?嘘だろどんな奴が・・と一瞬興味が沸いたが、聞き返すことはしなかった。自分から首を突っ込んだわけだが、こんな思いはもう2度としたくない。同志たちには、自分を反面教師にしてもらえたらいいと思う。

逆にPCMAX掲示板関連で良い体験があれば教えてほしい。私はもう掲示板を利用することはないだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?